遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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『カジノジャパン』復刊とマルハン・ダイナムの決算【佐渡屋太郎-vol.288】

13年6月30日、めでたく復刊された『カジノジャパン』(通巻27号)

いまは13年6月29日(土)の19時10分。近頃、月をまたぐ原稿が増えてきたが一応、6月末締切りの原稿書きは終了した。今日は、しばしの開放感を味わっている。さらに、一昨日には待望の『カジノジャパン』が出来上がり、見本誌が送られてきた。この雑誌は2003年1月30日に、作家・評論家で日本カジノ学会第2代理事長でもあった故室伏哲郎氏によって創刊・発行されたものだ。当初は隔月のペースであったが、次第に不定期となり、2009年4月の26号を発行したところで休刊となっていた。休刊の理由は室伏氏の病気であり、同氏は09年10月26日に惜しくも逝去している。

そして今回、新たな発行人が名乗りを上げて復刊を企画し、この雑誌を前から手伝っていた私の友人であるI氏が編集長に就任した。それによって、私に取材・執筆依頼があったというわけだ。復刊の話は前から聞いていたが、私はあまり現実的には考えていなかった。しかし今年4月16日、I氏とともに仕事をした単行本が出来上がり、見本を送ってきた封筒に1枚のメモがつけられていた。その内容は「来月の20日からマカオに行けますか?」という唐突でやや意味不明のものであった。それが記念すべき、今回のマカオ取材の発端であったのだ。

このマカオ取材に関しては、まだほとんどブログで書いていないので、読者の方々にはほとんど分からないだろう。私の構想では、マカオ半島部のカジノ、コタイ地区のカジノ、さらに「G2Eアジア」レポート、マカオカジノの新たな動きと問題点と、前に書いた意味のない序章を加えれば5回連載となる壮大なプランを持っていたのだ。しかし、相次ぐカジノ関係のニュースに中断され、次第に書く気力が失せてきているというのが現状である。さらに先週、このブログにも以前登場した若き友人・S君から電話があり、いま自分が心斎橋のアメリカ村でやっているアミューズメント・ポーカーの店を取材してくれという依頼もあった。以前、プールバーの2階でゲームカジノに関わっていたあのS君である。

私事を含め、いま様々なことが3層4層に重なり合いながら、全く先の読めない展開が同時並行で進行している。非常に忙しくて目が回るくらいだが、こんな時が実はいちばん楽しい時でもある。今年の夏はついにY嬢を、佐渡へ連れて行くという大計画の準備も始まっている。さらに、Y嬢の両親の介護問題、私と佐渡の母親の間でくすぶっていた2万冊の蔵書をめぐる新たな展開、佐渡の畑の楽園を守るためのチェンソー導入など、この夏は非常に面白くなりそうだ。その一方で、真面目にカジノ関係の本も読み続けているし、しばらく使わなくて錆び付いていた英語の勉強も始めている。“カジノ”というもとから関心のあった新たなテーマが、佐渡屋太郎の血に火を点けてくれたようだ。その点ではI編集長にとても感謝している。

04年5月7日に発行された『カジノジャパン』(通巻6号)の表紙

さて、いくつかのゲラは見ていたが、できあがった『カジノジャパン』は予想を超える出来栄えだった。オールカラーの132ページ。以前の雑誌も送ってもらったり、相談を受けたりして知っているが、その頃より内容的にもビジュアル的にも格段の進歩が見られる。その背景には、日本におけるカジノ自体の実現性が高まっていることもあるし、アジア全体にカジノを中心とするIRができたことで具体的な検証ができるようになったこともある。しかし、様々な素材を俎上に上げ、具体的にどのような形に仕上げるかは編集者の“腕”に掛かっている。

背後にいろんな問題があったことも知っているが、よくぞここまでに料理したと感心している。このブログの読者の方々にも、ぜひ一度みてもらいたい。定価は1600円であるが、それ以上の価値があると私は思う。『カジノジャパン』のHPから購読の申し込みもできるはずだ。このブログでも全面的な支援をしていきたいと思っている。ついに紆余曲折を経て、復刊第1号(通巻27号)は世に送り出された。こうして基本形ができれば、次からの作業はとても楽になる。ここはまず、I編集長はじめ関係者の頑張りに心の底から拍手を送りたい。

さて、今回も新たなニュースがあって、「マカオ半島部のカジノ」が書けない。実は、マカオに行っている間にマルハンの会社説明会があった。説明会には出席できないので、資料だけ送ってくれるように頼んだのだが、それっきり梨の礫(つぶて)ですっかり忘れていた。パチンコ業界はとても調子が悪いようだが、どれくらい調子が悪いのかを見ておく必要がある。問題は低価営業の浸透するなかで、どれくらいの利益確保ができているかという点である。こうした状況で最低限の利益を確保していくには、相当の組織改革や意識改革が必要だろう。今年3月29日の入社式で、マルハンの韓会長が「利益を確保しろ」「経費を節減しろ」と叫んでいたのも当然である。では、恒例によってマルハンとダイナムの13年3月期の決算を比較しながら見ていこう。

マルハンの本社が入る「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」

【マルハン、ダイナムジャパンホールディングスの13年3月期連結決算】
                        ※(  )内は対前期増減率

      マルハン          ダイナム
売上高  2兆1369億円(2.8%)  9292億円(2.3%)
営業利益   397億円(△22.9%)  343億円(13.2%)
経常利益   424億円(△18.6%)  427億円(22.0%)
当期純利益  203億円(△18.3%)  209億円(31.4%)

以上、ざっくりとした数字であるが、非常に面白い比較となった。やはり、マルハンは当初の予想通り、増収ではあるが、通年で大きな減益の数字を出してきた。今後は機械費用をはじめ、相当な費用の引き締めを行わないと増益への転換は難しそうだ。これまで売上の拡大を図るために、相当な機械代や広告費などをつぎ込んできただけに、その体質の改善にはかなり抜本的な改革の断行が必要であると思われる。今後の焦点は、あと何年で“高利益体質”への転換ができるのかということだろう。あまり長引くと、さすがのマルハンでも安穏としてはいられないはずだ。

一方のダイナムは、こうしたローコストオペレーションの時代になると持ち前の強さを発揮してくる。実は遊技業収入(貸玉収入-景品出庫額)を見ると、13年3月期は1640億円で、12年3月期の1651億円と比べれば、0.7%(11億円)の微減となっている。しかし、利益に関してはふた桁台の素晴らしい伸びを確保した。さらに当期純利益に関しては、売上高が倍以上あるマルハンより上回っているという実に興味深い結果となっている。遊技機代など経費節減には相当な努力をしたようだが、今回はその詳細を調べる時間的な余裕がないので、そこまでは深追いしない。

東京都荒川区の日暮里駅近くにあるダイナムの本社

ただ、以前に香港上場の件でいろんな資料や本を読み、ダイナムでは管理部門に多くの有能な人材を確保していることを知った。それらの人材が短期間で膨大な提出書類を作成し、厳しい質問に答え、ホール企業初の上場を実現したのだ。その一方で、パチンコ業界も以前のような“イケイケドンドン”の時代から、限られた売上の中からどのように利益を確保し、生き延びていくかという時代に突入している。当然、そこには緻密な計算や先を見越した迅速な方向転換が必要となる。こうした場面において、管理部門の“質”が問われるのではないだろうか。

先日の「ギャンブリング*ゲーミング学会」で面白い話を聞いた。アメリカでは昔と今のラスベガスの人材について、“マフィアからMBA(経営学修士)へ、ハーバードからラスベガスへ”というジョークがあるという。つまり、今のラスベガスにおけるカジノは、ハーバードでMBAを取得したような人材でないと管理できないほどに、高度化しているということの喩えである。マルハン、ダイナムとも将来的には、カジノオペレーターへの道も視野に入れている。パチンコ業界はいま難局にあるが、この状況の中でいかに経営基盤を強化していくのか。過酷な環境の中での今後のオペレーションに、業界内外から大きな注目が集まっている。(佐渡屋太郎)

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