遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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ホール企業のカジノ投資【佐渡屋太郎-vol.287】

友誼大馬路の入口で壮大な姿を見せる金碧娯楽場(カムペックカジノ)

いまは13年6月20日(木)の18時05分。目下、各誌6月号の取材で動き回っているところ。6月12日(水)には、念願であった佐渡高校の先輩である、国立民族学博物館館長の須藤健一氏にも会ってきたし、一昨日の18日(火)にはラグビーの平井誠二氏の講演の取材で感動もした。これからはさんざん歩き回ったマカオの件で、何とか旅行誌での企画を通すために、担当者との打ち合わせを重ねていく予定だ。一方、カジノ件も急速に事態が動き出してきている。前回、ブログをアップして安心していたら、その日にダイナムのニュースが入ってきた。

そのニュースとは、ダイナムジャパンホールディングスが、今年初めに設立した香港子会社を通して、マカオで高級ホテルやカジノを運営する澳門励駿創建(マカオ・レジェンド・デベロプメント)の、香港市場におけるIPO(新規株式公開)に参加するというもの。具体的な出資は、売却制限が課せられる戦略投資家として、澳門博彩控股(SJMホールディングス)などとともに、ダイナムは3500万米ドル(約33億円)を引き受ける。なお、マカオ・レジェンドは6月17日から一般投資家向けの公募を開始し、27日の上場を目指しており、今回の株式公開で最大6億米ドル(約560億円)の資金調達を行なう計画であるという。

ダイナムジャパンホールディングスに関しては、12年8月の香港上場当時から、カジノ運営への参入が今後の大きな選択肢の1つとして挙げられていた。この間、様々な情報も飛び交ったが、その一端がやっと水面上に現れてきたことになる。今回の投資についても同社は、マカオ・レジェンドへの出資により、エンターテインメント事業やカジノ事業の知識が得られるとその目的を説明した。一方、マカオ・レジェンドはマカオの半島部で、テーマパークの「マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフ」や5つ星ホテル「ザ・ランドマーク・マカオ」、さらにこのホテルの3フロアでSJMホールディングスからサブライセンスを受け、古代エジプトの王宮をイメージした「ファラオズ・パレス・カジノ」を運営している。

友誼大馬路の入口でカムペックカジノと並ぶようにして立つ総統娯楽場(プレジデントカジノ)

このマカオの富豪・周錦輝氏が率いるマカオ・レジェンド対して12年8月、カジノ王・スタンレー・ホー氏を総帥とするSJMホールディングス(蘇樹輝CEO)が株式4%を4億8000万HKドル(約62億6200万円)で取得した。そのため、同社の持ち株比率は、周錦輝氏とその母=58.3%、李志強氏(マカオ・ジョッキー・クラブ菫事総経理)=18.4%、陳婉珍氏(スタンレー・ホー氏の第3夫人)=17.9%、SJMホールディングス=4%となっているという。このあたりは外資に対するマカオ現地企業の連合軍というべきか。株式公開での資金調達分は、「マカオ・フィッシャーマンズ・ワーフ」の改修やミュージアム、ヨットクラブ、2棟のホテル増設に当てられる。この再開発計画は2015年末の完了を目指しており、それらホテルが完成すれば、同社はマカオ最大級のホテル運営業者になると言われている。

というわけで、今回は「ザ・ランドマーク・マカオ」の外観写真を堂々と冒頭に掲げたかったのであるが、それができない無念さで一杯だ。半島部の探索については、vol.286で書くつもりであったが、いろいろなカジノに関する動きが起こり、いままで果たせないでいる。かいつまんで言うと、5月21日に朝起きてから「G2E」前取材が始まるまで、私は限られた時間のなかで半島部の主要なカジノを必死で歩いて見て回った。「ポンテ16」にはじまり、「グランドリズボア」「リズボア」「ウィン・マカオ」「MGMマカオ」までが当初の目的であった。

ほぼ時間一杯のときに辿り着いた星際娯楽場(スターワールドカジノ)

その目的を果たすと、さらに「ザ・ランドマーク・マカオ」のある友誼大馬路へも当然のことながら行き、井岡一翔の彼女・ソンミの父親が携わっているという「金碧娯楽場」(カムペックカジノ)から「総統娯楽場」(プレジデントカジノ)、その奥の「星際娯楽場」(スターワールドカジノ)までは歩いた。ただ、そのさらに奥にある「法老王娯楽場」(ファラオズ・パレス・カジノ)までは時間がなくなって行けなかった。もう300m歩けばその先にあったのに、実に惜しいことをしたと思う。ただ、そこまで行っていたら、「G2E」の前取材には遅れていただろう。そこで今回は、悔しながらも「ファラオズ・パレス・カジノ」の手前にあった3つのカジノホテルの写真を掲載して、お茶を濁しておくことにする。
 
一方、今回のダイナムのカジノ参入の動きで思い出すのは、6年前にマルハンが取った行動である。マルハンは07年10月、マカオ半島西部に建設される「ポンテ16」への出資を決定。具体的には「ポンテ16」の49%の権益を持つワールドフォーチュン社の株式を10.2%(約55億円)、その親会社であるマカオサクセス社の株式を18.2%(約73億円)を保有したのだ。これらの投資の総額は約128億円。そのときマルハンは、「今回の契約は当社が海外事業へ出資することで、パチンコ業以外のレジャー事業についてノウハウを学び取る事を目的とし、将来はカジノ行を中心とした大型レジャー施設の展開を視野に入れた、当社の中期事業戦略の一つとして位置づけております」とリリースで説明している。

マルハンが出資して08年2月にオープンした「ポンテ16」

しかし、同社は数年後にその投資分を損金処理したと記憶している。このマカオサクセスは、スタンレー・ホーが率いるSJMホールディングスと強固な関係を持っていることで知られる。私も初日に泊まった福龍新街の安宿から、天にそびえる「ポンテ16」の勇姿を何回も見上げたものだ。さらに08年5月、今度はカンボジアのプノンペンに「マルハンジャパン銀行」を開設。続いて12年7月、ミャンマーのヤンゴンに駐在所を設立。12年11月、カンボジアのプノンペンに本拠を置く大手マイクロファイナンス機関のサタパナ社の95.1%の株式を取得。13年2月にはラオスの首都ヴィエンチャンに「マルハンジャパン銀行ラオス」を開業するなど、インドシナ半島に舞台を移し、積極的な金融活動を展開している。

その間、カンボジアやベトナムのカジノホテルとの交渉も行なっているようだ。ベトナムでACDLが建設している大型IRを除けば、カンボジアやベトナムのカジノホテルは小規模なものが多い。マルハンもIRへの夢を断念したわけでなく、少なくともインドシナ半島では、水面下で積極的な動きを続けている。パチンコの現状を見るまでもなく、大手ホール企業の将来的な構想の中には当然、カジノオペレーターとしての展開が組み込まれているはずだ。そして、その“将来”もすぐそこに迫っているが、その割にはホール企業のトップ集団の動きは遅いようにも感じられる。高い“授業料”を払いながら、懸命に手練(てだれ)の“カジノ王”や“マカオの富豪”に食らいついていっているというのが現状なのだろうか。

日本の“パチンコ王”が、どのように“カジノ王”に取り入り、凌駕していくのか。永年、パチンコ業界に携わってきた私は、マルハンやダイナムがアルゼやコナミ、さらにはソニーやパナソニックなどの協力を得ながら、純日本産の大型IRが展開される日を夢見ている。最先端のノウハウや技術力、企画力、アイデア、ホスピタリティで、世界を圧倒する力を日本は十分に持っていると私は思う。しかし昨今の国勢を見ると、いつしか日本人の多くが投げやりになったように感じられる。社会が緩んできて、やる気が失せてきている。この“どんよりとした空気”を一新するには、何か壮大なドラマが必要であると思う。政治の体(てい)たらくや無能化はさておき、民間のプロとプロがガッチリと手を組み、世界を圧倒するような壮大な創造物が見たい。それが何よりの起爆剤になるのではないか。

南湾湖の東岸から遠望する半島部南端に立つマカオタワー(338m)

それがたとえば大型IRであるとは断言しないが、何か誰にでも見える象徴的な対象は必要だ。人間は何かに向かって努力していないと腐ってしまう。それには自分を駆り立てってくれる目標が必要となる。そして同じ目標に向かって必死に歯を食いしばって頑張っている仲間を発見すると励まされ、共に手を取り合ってさらに強い力が体の底から湧き出してくる。その対象がたとえば大型IRであると断言はしないが、これは1つの面白いテーマではあると思う。私はNHKの「プロジェクトX」と、シンガポールの「マリーナベイ・サンズ」を見たときの感動を思い浮かべながらこれを書いている。

これまで日本では多くのテーマパークが失敗したが、生き残っているテーマパークもある。リゾート法による奔走で経験した多くの失敗例もあった。とにかく、日本人は1つの方向が決まると、付和雷同して皆が走り出す傾向がある。今回のIRも多分にその傾向が見られる。しかし、それらの多くの失敗例と自らの性向を勘案して、多くの人を永年にわたって惹きつけられるものをどのように作っていくのか。

この点を真剣に考えることは、別にIRでなくても、これからの日本にとっては必要なことだと思う。さらに、それは日本という国のことだけではなく、個々の商品でも、街づくりでも、会社づくりでも、人づくりでも結局は同じであるような気もする。別にIRでなくてもいいが、真のプロの目による鋭い洞察と技術で、真に皆が心の底から感動し、永年にわたって愛され続けるものを、絶え間ない努力によって作り上げてもらいたいと思う。今日はずっと海外の大型IRの本を読んでいたので、いささか夢見がちになってしまった。(佐渡屋太郎)

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