遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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カジノをめぐる最近の動き【佐渡屋太郎-vol.286】

過去最多の127名が参加した大阪商業大学で開催されたギャンブリング*ゲーミング学会の「第9回シンポジウム」

いまは13年6月12日(水)の19時40分。カジノ関連の原稿が終わってホッとしていたら、日本国内の“IR推進法案”をめぐる動きが一挙に激しくなってきた。そんな渦中の6月8日(土)、大阪商業大学(大阪府東大阪市)で開催されたギャンブリング*ゲーミング学会の「第9回シンポジウム」の取材に行ってきた。今回は過去最高となる127名の参加者があり、こちらも大層な盛り上がりであった。それも大阪府や大阪市の職員をはじめ、近郊の堺や泉佐野、さらには熱海、徳島、長崎などの地方からわざわざ駆けつけた関係者も多かった。地方のIRへ掛ける情熱には並々ならぬものがあり、参加者はみな真剣な表情で、シンポジウムに聞き入っていた。

マカオでは、日本ことを“最後のカジノ未解禁国”と呼び、関係者の誰もがビッグマーケットとしてその動向を注目していた。その熱気で体を焦がしながら日本に帰ってきたのだが、日本もまたカジノフィーバーの渦中で激しい揉み合いを続けていた。帰国したのは5月23日であったが、まずは原稿を書き上げて早々の6月5日、関係者が注視していた安倍首相の「成長戦略第3弾」の発表があった。しかし、関係者の期待をよそに、カジノを含む統合型リゾート(IR)推進法案が盛り込まれなかった。その余波を受けて、カジノ関連と言われる日本金銭機械などの株価が大幅安となる事態も引き起こしている。

そして、失望の色が広がっていた6月7日、今度は日本維新の会が、政府が指定した地域と事業者に限り、カジノの運営を認める法案を衆議院に提出した。その骨子は、内閣に本部を設置し、政府が法律の施行後1年以内を目処に開業に必要な法整備を行なうように定めたものだった。この動きに対しては、超党派の「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、細田博之会長)を差し置き、抜け駆け的な行動であるとの批判もあった。しかし、IR推進法案が確かに生きているのだという、1つのパフォーマンスにはなったのではなかろうか。ただ、これから参議院選後のデリケートな時期に差し掛かるだけに、IR推進法案を政治的な駆け引きには使ってもらいたくないという慎重論が大勢を占めたようだ。

“IR促進法案”提出の経緯や理由について語る日本維新の会の松波健太衆議院議員

シンポジウムのパネルディスカッションでも、この間の動きが大きな関心事となって俎上に載せられた。それによると、永田町はすでに選挙モードに入っており、IR法案どころの話ではなくなっているという。その中での日本維新の会による法案提出で、逆に自民党はトーンダウンしながら選挙を待つという方法を取ったようだ。つまり、選挙後に新たに国民の審判を受けた議員団で、再びこの問題を包括的に考えようとする方針だ。ただ、法案はできているので、参院選後の国会提出、さらに年内の法案成立の路線は崩れていないという。パネルディスカッションには、当事者である維新の会の松波健太衆議院議員も出席しており、その件に関して次のような説明を行なった。

まず、今回の法案提出について。「成長戦略第3弾」で薬のインターネット販売解禁などが挙げられたが、これらの日本経済に与える影響は微々たるもので、何としてもIR推進法案を入れてほしかった。維新の会ではこのIR推進法案から決して逃げないという意味で今回の法案提出を行なった。内容的には超党派の法案とほとんど変わりがなく、相違点としては、①実施法を作る期間を2年から1年にした、②収益を東日本大震災に回すことを削除した、③有識者からなる推進会議に国会議員が入ることを削除した、という3点のみ。多分、この法案は吊るされたままになるが、参院選後の国会では安倍首相も本腰を入れざるを得なくなるのではないかということであった。

こうした説明を聞けば、IR推進法案が「成長戦略第3弾」に入らなかった理由も、維新の会による法案提出もおおよその背景は理解できる。しかし、99年の石原都知事(当時)によるお台場カジノ構想から始まり、06~07年における郵政解散前の法案骨子の取りまとめ、さらに11年の民主党政権下での紆余曲折と、この問題に関しては翻弄され続けてきた14年にわたる長い歴史がある。今回も“またか”という悲観論が拡がったのも無理はないだろう。だからこそ、成長戦略の一環として、IRの推進に積極的な姿勢を見せている安倍政権下での今後の動きが、IR実現の“ラストチャンス”であると多くの関係者は考えているのだ。また、シンガポールでの成功が、大きな追い風となっているという背景もある。

錚々たるメンバーが集まったパネルディスカッション

さて、今回のシンポジウムにおけるパネルディスカッションのテーマは、「成長戦略としてのカジノ合法化の行方と今後の課題」。パネラーは先述の松波健太氏(日本維新の会衆議院議員)に加え、橋爪紳也氏(大阪府立大学観光産業戦略研究所所長)、美原融氏(大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長)、佐々木一彰氏(日本大学経済学部専任講師)、栗田朗氏(博報堂カジノ・エンタテイメントプロジェクト代表)、岡部智(電通ソーシャル・ソリュウーション局カジノ&エンタテイメント事業部長)の6氏で、光電舎社長の小川正夫氏がコーディネーターを務めた。

このなかではIR促進法案の年内成立を前提に、実施法ができる1~2年の間に、“日本版IR”をどのように創っていくかがメインテーマとなった。まず、法案自体の目的は、IRの“量と質”をコントロールすることにある。では、それらコントロールをどのような判断基準で行なうのか。これを裏付けするのが実施法の役割でもある。そして判断基準には、選考過程の明確な説明ができ、誰もが納得できる“公平性”が求められる。具体的に言えば、その最大の焦点となるのは、認可を与える“数”と“地域”と“運営民間業者”の絞り込みだ。これは最終的に政治判断になってくるだろう。しかし、その元になる判断基準は今後の議論によって、実施法として固めていかなければならない。それには今後起こりうることの予測が必要であるし、日本の国情に合わせた安全で効果的な運用の形を追究していかなければならない。

“IR促進法案”の現状と今後の課題について語る大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長の美原融氏

選考に関しては、数と地域を決めて、自治体に運営民間業者を選ばせるという方法もあるし、区域ごとに数だけ決めて、運営民間業者が選定した自治体に交渉して申請するという方法もある。海外のオペレーターは各地域ごとに“ビジネス”としての厳しい査定をしている。ただ、ここで問題となるのは、たとえば東京と沖縄を同一線上で競わせていいのかということだ。東京や大阪はシンガポールのような“都市型”のIRを目指し、観光客誘致の国際競争力を付けようとしている。一方、沖縄や熱海などはヨーロッパやオーストラリアのように、地域の活性化の手段として“地方型”のIR誘致を考えている。そこでこのパネルディスカッションでは、“都市型”と“地方型”のカテゴリーに分けて数を決め、そのなかで競争させてはどうかという意見も出てきた。つまり、その方が“公平性”が保たれるのではないかという判断である。

こうした議論が深まるなかで、日本にあるべきIRとはどのようなものなのかという具体像が次第に出来上がっていく。東京や大阪がシンガポールやニューヨークのように魅力のある都市になるには、どのような都市機能が必要なのか。また、熱海や沖縄が活性化するには、自らが持つ地理的・歴史的な観光資産をどのようにIRに盛り込み、街づくりをしていくのか。これはIRによってもたらされた、自分たちの都市や街を考え直す格好の契機でもある。これまで日本は、何をしなくても多くの外国人が訪れる国であった。しかし、世界の各都市が観光客誘致に努力を重ねるなかで、次第にその存在感が薄れつつある。

これまでのカジノ問題の経緯や今後における地方型IRの可能性を語る博報堂の栗田朗氏

今回、マカオに行ってつくづく感じたが、観光都市としてのインフラは非常に大切である。マカオはいま、新交通システムの建設を三菱重工業が受注して進めている。これができていれば、私はあんなに歩き回ることはなかったはずだ。この件に関しては、次回か次々回で、前回の続編として書くつもりだ。そんな目で見ると、日本の各都市も外国の観光客からすればまだまだ足りないものがある。いくら大きな観光資源を持っていても、努力を怠ればいつの間にか後塵を拝することになる。

IRの誘致をきっかけに、日本の都市や地方のあり方を徹底的に考えてみることも必要だろう。そうした検証の努力が、次への成長を生み出すステップになると思う。このシンポジウムでは、国立台湾科技大学の劉代洋教授による「台湾カジノ法案の内容と今後のカジノ政策」というとても興味深い発表もあった。これも次回か次々回に取り上げてみようと思っている。しかし、カジノに関しては勉強すればするほど、次々とテーマが出てくる。このブログも当分はネタに困ることはないだろう。今、アマゾンで注文した本が連日にように届き、それらを読むごとに次第に目の靄(もや)が少しずつ晴れていく快感を味わっている。ただ、日ごとに本と資料の“山”が高くなっている。まさか、佐渡の畑の家のように、床が抜けることはないと思うが、近頃、部屋の中を歩くと変な音がするようになった。(佐渡屋太郎)

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