遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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マルハンが290名の入社と重要課題の発表【佐渡屋太郎-vol.278】

入社式は東京ドームホテルで行なわれ、佐渡屋太郎は初めてドーム球場を近くで見た

いまは13年4月3日(水)の18時15分。やっと3月分の原稿書きが終り、ホッとしているところだ。今回はデジカメの故障というアクシデントでやや慌てたが、何とか乗り切ることができた。実は原稿の目処が立った4月1日(月)に、花見に行ってきた。快晴で、花は満開という絶好の“花見日和”であった。何より嬉しかったのは、新たな相棒となったニコンのデジカメでその風景を心ゆくまで撮影したことだった。前のカメラより数段アップした機能に驚くとともに、何とか使いこなせる自信もできた。

さらに今回のデジカメ故障騒動で、ネットショッピング(NS)に目覚めてしまった。今までNSといえば、アマゾンで中古本を買うくらいだったが、その便利さと価格の安さに改めて驚いた。今回はデジカメをはじめSDカードやバッテリーなど、付属品一式を部屋に居ながらにしてすべて揃えた。その結果、街から離れていて時間がない私にとっては、格好の商品入手方法であることに気づいた。今回の危機を乗り越えられたのも、ひとえにNSのお陰である。その感激が忘れられず、プリンターやファックスのインキやDVDレコダーや電気カミソリなど、時間ができたら買おうと思っていたものをどんどん注文している。

何しろ値段の安さには驚くし、注文して翌日か翌々日に商品が届くスピーディさもいい。いま、家電量販店では買いたい商品の実物を確かめるだけで、実際にはもっと価格の安いネット商品を注文するという消費行動を“ショールーミング”というのだそうだ。つまり、家電量販店のショールーム化である。その一方で、数年前から古本屋でよくスマホなどで検索しながら、長時間ウロウロしているヤツをよく見かけるようになった。多分、100円均一コーナーなどで売れ筋の高値商品を探し出し、それをネット販売しているのであろう。いまの古本量販店は発売からの時間で値付けされるので、ときどき思わぬ名著の掘り出し物があったりする。私もその“売人”以上に永く古本屋にいるのだが、とても親近感を感じている。こんな商売ならやってもいいと思っている昨今だ。

東京に住んでいる頃にはよく来た後楽園ではあったが、その変わり様に驚いた

さて、今回のテーマはマルハンの入社式である。その取材のために3月29日(金)、久し振りに東京へ行ってきた。例年は3月31日に行なわれるのだが、今年は31日が日曜なので繰り上げられたようだ。そのお陰で、月末の一番いそがしいときに当たってしまった。今月は原稿を早めに書き始めて30日にはすべてを終わらせ、31日にはゆっくりと東京で打ち合わせや買い物をしてこようと思っていたのが、思わぬ誤算となった。結局、徹夜での原稿書きを中断して6時50分に部屋を出て、フラフラしながらの東京行きとなり、取材後は上野で要件を1つ片付けてトンボ帰りをした。実にしんどい1日であった。

今年の新入社員数は290名で、昨年の90名と比較すれば大幅増加となった。内訳は大卒253名(男性=193名、女性=60名)、短大卒6名(女性=6名)、専門学校卒31名(男性=25名、女性=6名)。ちなみに、一昨年の11年度は159名であった。したがって昨年からの大幅増加というより、同社における新卒採用歴史のなかでも最大級の採用数であったと言うべきだろう。では、その背景に何があるのか。業界の状況は数年前から厳しさを増しており、マルハンの新規出店数も激減している。

新入社員を前に祝辞を述べる韓昌祐会長

具体的に、店舗数の純増数を過去9年間の3月期実績で見ると、次のようになる。04年度=19店舗、05年度=26店舗、06年度=20店舗、07年度=23店舗、08年度=16店舗、09年度=18店舗、10年度=15店舗、11年度=11店舗、12年度=4店舗。とくに昨年度は、何かあったのかと思うほどの激減であった。その点から考えると、今年度からまた出店ラッシュを再開するということなのだろうか。ダイナムは上場による資金調達で、向こう3年間で75店舗の新規出店を計画している。それにマルハンも対抗してくるなら、沈滞している業界に勢いが戻ってくる。

しかし、さすがのマルハンといえども、状況は決して明るくはないようだ。今年も韓会長の訓話を楽しみにして取材にいったのだが、肩透かしを食わされる格好となった。上場に関する話でも聞けるのかと思ったら、その口から出た言葉は“経費の節約”というものであった。これがいま同社で取り組んでいる重要課題であるという。いかにして売上を上げ、いかにして経費を減らすか。これによって利益を上げていくのが商売の鉄則というわけだ。経費の節約よって確保した利益は、顧客や努力した社員に還元していくという。つまり、経常利益の確保やアップがこのリーディング企業の大きなテーマとなっているのだ。

これは低貸営業が進行してくれば当然、出てくる問題である。そのため、多くのホール企業では数年前から、様々な経費節減策を考え、実践してきた。しかし、それでも追いつかない状況がついにやってきたということか。某コンサル会社のレポートを読んでみると、最近は盛んに“売上粗利の確保”を叫んでいる。私は昨秋からは別の業界の仕事がメインになっていたので、ホール企業の12年9月期の決算数値を詳しく見ていなかった。“減益傾向”が出てきたことはネットで見ていたが、ここで改めてマルハンの数字を確認しておこう。

久々の大量採用で290名の新入社員が一堂に会した式典会場

■マルハンの2012年12月期(中間決算)の連結実績 
※( )内の数字は前年同期との増減率
●売上高=1兆727億9,000万円(2.8%)
●営業利益=1,767億7,000万円(△37.6%)
●経常利益=1,776億8,000万円(△36.7%)
●中間純利益=1,023億3,000万円(△38.8%)

この数字でも分かるとおり、大幅な減益に落ち込んでいる。最終決算でどこまで盛り返すことができるかが見所だが、韓会長の話ぶりを聞いていると“異常事態”という感を強くした。この原因はどこにあるのか。細かく見ていくと、売上原価、販管費、特損がアップしている。これは売上を上げるための費用が前年に比べて増加しているということだ。たとえば、遊技機代、広告代などがメインとなるだろうが、その背景には、こうした費用を掛けなければ集客が難しくなってきている状況があるのではないか。低貸といっても顧客はより大きな見返りを求めるので、交換率も高くせずには競争には勝てない。つまり、売上高を何とか維持するために、かなり無理をした営業を行なわざるを得なかったのではないかと思う。

これがつまり業界全般にも言える“凋落現象”の現れだ。低貸にして“薄利多売”を目指して客数が格段にアップすれば、何とか利益確保は図れる。しかし、現状を見ると“薄利少売”のデフレスパイラルに陥っている。低貸営業は射幸性の低減に寄与すると行政は喜んでいるが、ホール企業にとってはまさに“両刃の剣”で、大幅な客数のアップを図れなければ自分の首を自分で絞めることになる。これは等価営業のときも同じような状況だった。つまり、全体的な客数というパイが減っているときに、他ホールと差別化の手段として導入したものが、恒常化したときにどのような現象が起こるのか。等価営業のときは結局、強いホールだけがその恩恵に浴した。それがマルハンである。

韓裕社長の前で決意表明を行なう新入社員の代表

しかしこの客数減少のなかでの低貸は、相当な“体質改善”を図らなければ、さすがのマルハンも利益確保が難しくなるということなのだろう。では、低貸の進行とともに、売上高に対する経常利益率はどのように変化してきたのか。ちなみに問題となった12年9月期の経常利益率は1.6%である。これを基準にまず売上を3,633億円から1兆8,381億円へとどんどん伸ばしていった03年の3月期(以下、同じで省略)~08年の経常利益率を見ると、03年=1.8%、04年=2.2%、05年=1.7%、06年=1.6%、07年=1.8%、08年=1.8%と、1.6%~2.2%の間で推移している。

それから09年に売上が2兆円を突破する。しかし、その後から売上/経常利益は09年=2兆559億円/497億円、10年=2兆1,209億円/554億円、11年=2兆389億円/488億円、12年=2兆791億円/521億円と、“頭打ち”になっている。一方、経常利益率は09年=2.4%、10年=2.6%、11年=2.4%、12年=2.5%と、2.4%~2.6%の高水準を維持してきた。これは機械代や広告宣伝費などの節減した効果もあったのだろう。こうした財務管理の強化によって、ここ数年の安定した利益確保を行なってきた。しかし、それが12年9月期で1.6%に落ち込んだわけだ。

力強く「マルハンイズム」を唱和する新入社員たちは、これから業界をどのように変えてくれるのか

一方、同時期のダイナムの売上/経常利益を見ると、09年=9,706億円/325億円、10年=8571億円/321億円、11年=8530億円/273億円、12年=8976億円/293億円。その結果、経常利益率は、09年=3.3%、10年=3.7%、11年=3.2%、12年=3.3%とマルハンを超える効率的な利益確保を行なっている。さらに、12年9月期を見ても経常利益率は3.2%とほとんど変化が見られない。

では、その急激な経常利益率の落ち込みの原因は、一体どこにあるのか。考えられるのは、低貸営業の急激な増加、広告規制下での稼働維持のための還元率、機械代、広告経費などの大幅な増加ではないかと私は推測している。いずれにしてもかなり無理をした営業を行っているのは確かだろう。その真相は今年5月下旬から6月上旬に開催される会社説明会で明らかにされることだろう。これまでの入社式は、桜の花を見ながら会場に入り、晴れやかな雰囲気のなかで執り行われてきた。しかし、今年は290名という大量採用をしながら、何かピリピリとした張り詰めた空気の中での入社式となった。今年は何か大きな変化があるような気がする。そんな予感を持って、急ぎ足で京都まで帰ってきた。(佐渡屋太郎)

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