遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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パチンコ村の構造(後篇)【佐渡屋太郎-vol.254】

「キレハアラリア」との同居で成長が止まっていた「金のなる木」を4月6日に植え替え

いまは12年7月1日(日)の15時55分。前回は「本」のことを書いてスッキリしたが、また余計な荷物を背負い込むことになってしまった。結局は今回、このブログの原稿を2本も書かなければならない。やっと、月末締切りの原稿にも目処が付いてきたので、またこのブログに帰ってきた。ただし、原稿がすべて終わったわけではない。多分、明日の朝から頑張れば、夕方には終わるのではないかといったところだ。

さて、今回は前フリなしで、本題に入っていくことにする。前回は、行政担当者がパチンコ業界の現状に対し、非常に怒っているということを紹介した。絶えず、行政はパチンコ業界に対して怒っているような気もするが、今回はこれまでとはその“怒り度”が異なっている。その怒りが、さらなる規制強化につながっていく可能性が高かった。その意味では、まさに“本気”であったのだ。事実、これまで半ば黙認されていた“一物二価”や“貯玉システム”にまで、どんどんと切り込んできているのが現状だ。

その勢いに押されて、パチンコ業界では何も言えないし、何か言っても到底、聞いてもらえるような雰囲気ではなくなっている。この機に際し、一気にパチンコ業界の“浄化”を推し進め、風適法を基盤にした“正常化”を図るというのが、行政側の意図ではないかと思われる。確かに、パチンコ自体が永年の過激な営業によって、事業者側に都合のいいような体制に、じわじわと改変してきたのは確かだろう。

それぞれ独立した鉢で本来の成長力を回復した「金のなる木」

その根本には、“便りがないのは、無事の証拠”ならぬ、“指導がないのは、了解の証拠”といったこの業界の考え方がある。さらに、行政の指導に曖昧さや地域による“温度差”があったことも、その遠因となっている。そんな考え方で、ジワジワと“既得権”を増大させてきたのが、今日のパチンコ営業の姿であるとも言える。しかしそうした現状に対し、風適法を盾に、その厳格な解釈によって、強引に“本来のパチンコ営業の姿”へ引き戻そうとしているのが、現在における行政の動きではないかと思う。しかし、その“本来”が具体的に、どの段階までの“引き戻し”になるのかということが、個人的には興味がある。

では、行政はこんなパチンコ業界のことを、どのように考えているのだろうか。これは、今後の規制強化を考える上で、非常に重要な背景となる。ネットなどを見ると、パチンコ業界は行政からの“天下り”を大量に引き受け、両者は癒着関係にあるのではないかという指摘も多く見られる。事実、全国のホール組合において、その事務方のトップである専務理事は、ほとんどが退官した警察関係者で占められている。しかし、私が見る限り、それら専務理事たちも警察とホール事業者の間に立って、なかなか大変なようだ。指導を徹底させたいと思う警察と、常にその指導の裏を書こうとするホール業者。この関係は一向に改まることはなく、“癒着”というよりは、“面従腹背”といった感が強い。

こうした態度に業を煮やした警察庁生活安全局保安課の玉川課長補佐は、パチンコ業界の本質に切り込んだ。その洞察は非常に鋭く、共感する部分が多かった。実は、これが今回のテーマなのである。行政の担当官に、パチンコ業界はこのように思われているという事実を、業界関係者は知っておく必要があると思い、その具体的な発言内容を紹介することにした。どの業界においても、“業界の常識は、社会の非常識”といった言葉が、自省を込めて語られる。確かに、各業界には独特の慣習があり、それが社会の常識から外れていることが多い。しかし、私もいろんな業界の取材をして痛感するが、パチンコ業界に比べれば、他業界の非常識などまだ“可愛い”ものだ。

死んだと思っていたイチョウの苗木から、3月29日に若葉が出ているのを確認

原発問題が糾弾されたとき、学者と電力会社と関係官僚からなる“原子力村”の構造が明らかにされた。世間からみれば、この業界も一般の常識から逸脱した“パチンコ村”を形成しているのではないか。もしそうであれば、その逸脱している部分とは、どんな点であるのか。業界のなかに“染まって”しまうと、なかなか真の姿を認識することは難しい。その点で玉川氏の指摘は、この業界にとって貴重な証言となるはずだ。そんなことを考えて、タイトルを「パチンコ村の構造」とした。では、この巨大な“パチンコ村”はどのような構造を持っているのだろうか。

まず、玉川氏は昨年2月に現職に着任してから、この業界のことを考え続けたそうだ。その考察のテーマは、「パチンコ業界は永年にわたって積極的な社会貢献活動を続けているにも関わらず、なぜ社会から正当な評価を得られないか」という疑問である。業界では、寄付金の額や各種の社会貢献活動を喧伝している。確かに、パチンコをしない一般市民から、「パチンコ屋もいいことをしている」という認識を得ることは、業界の社会認知の上では必要なことではある。しかし他業界に比べ、パチンコ業界の社会貢献は微妙な受け取り方をされるのも、これまた事実である。

生き返ったイチョウの苗木は順調に葉の数を増やして成長を続けている

一部のパチンコファンには、「あくどい金儲けの罪滅ぼし」、「なぜ、その金を俺たちに還元してくれないのか」、「俺たちから絞り取った金をどこに持っていくのか」、「そんなことをするのなら、もっと客を大切にしろ」という声もあった。こうした声に答えることも、この業界には求められる。一方、玉川氏はその問いに対する答えとして、「のめり込みを生む高い射幸性と、コンプライアンス(法令遵守)に徹しきれない業界の体質にある」という結論に達した。これは、これまで行政から再三にわたって指摘されてきたことでもある。これだけでは、別に目新しいことではない。

しかし、玉川氏はここで終わることなく、さらに「なぜ射幸性への依存度を薄め、遵法営業に徹することができないのか」を考えた。これは業界にとって、“永遠のテーマ”でもある。この問いに、業界の人たちはどのように答えるのであろうか。私もこの業界に入ってきてから、この点についていろいろと考えてきた。一頃、遊技機に頼らない営業とか、一般市民に認められる社会性を持つ必要があるなどと叫ばれたこともあった。しかし、“面従腹背”のこの業界には、悲しいことながら通じないのである。“儲け第一主義”という大原則で動くこの業界は、儲けにつながらない指導や提言にはなかなか聞く耳を持たない。極端に言えば、これが良くも悪くもパチンコ業界の最大の特徴であると言える。しかしその結果、次第に社会から見放される存在になろうとしてきているわけだ。

決まりを作っても、その裏を書いたホールが最も儲かる構造が、この業界にはある。低射幸性営業とホール組合で声を揃えて唱和はしていても、爆裂機が登場すれば、多くのホールは波を打ったように注文に走り、開発したメーカーが大儲けするということを繰り返してきた。作る方も作る方だが、買う方も買う方である。これがまさに、パチンコ業界の構造と言うべきものであった。これに対し、玉川氏は業界に根強く残る“慣習”が、低射幸性営業と遵法営業の実現を阻んできたという考えに至ったのである。それを「一掃すべき4つの業界慣習」として、余暇進の定時社員総会で発表した。その“悪弊”は次の通りである。

葉を次々に落としていた「ポインセチア」に4月12日、初めて新葉が出ていることを確認

【パチンコ業界にとって「一掃すべき4つの業界慣習」】
①違法な営業形態でも、たまたま摘発されなかったことをもって「既得権」と考える慣習
②それが法に抵触しかねないものであれ、「他のぱちんこ店と同じことをしないと損をするかもしれない」と考える慣習
③法律で禁止されていても、牽強付会の解釈により、本来存在しないグレーゾーンを追求しようとする慣習
④営業の基本となる法律や通達をきちんと確認しない慣習

これを見て、読者の方々はどのように感じたのであろうか。この4つを一口で言えば、遵法精神が薄いということである。儲かると思えば、法を犯すような営業でも敢行してしまうという傾向を、パチンコ業界が“慣習”として持っているという指摘だ。具体的に指摘をされれば、その1つひとつにただ頷くしかない。これが行政の担当官が持つ、パチンコ業界の印象なのである。前回に紹介した宣伝広告規制をめぐる“いたちごっこ”を見れば、このように思われても仕方ない要素がこの業界には充満している。ではなぜ、遵法精神が薄い者に営業許可を与えているのか。そこで、行政も大きく舵を切り始めたのではなかろうか。

その後、恐ろしい勢いで葉を出し、死線をさ迷ったとは思えないくらい元気になった「ポインセチア」

そこで、この「一掃すべき4つの業界慣習」に、重要なキーワードが2つ出てきた。それは、「既得権」と「グレーゾーン」という言葉だ。ここに今後における指導の方針が隠されていると考えるのは、深読みのしすぎだろうか。私には、これまで「既得権」と考えられていた営業形態に対しても、風適法を基盤にした強力な“引き戻し”を図っていくと言っているように感じる。さらに、それまで看過していた「グレーゾーン」に対しても、風適法の考えを敷衍した明確な解釈を示し、その中にもどんどん手を突っ込んでいくぞという宣言に思えてならない。事実、最近の規制強化はその方向で、強力に推し進められている。

その意味でいうと、この「一掃すべき4つの業界慣習」は行政の“本気度”の表明でもあるし、現状におけるパチンコの営業形態に対する“再検討宣告”であると考えることもできる。またその指導の方法も、これまでの目立つホールだけを摘発して、行政の指針を示す“見せしめ方式”に留まるとは限らない。明確な見解を示し、それに従わないホールを次々に網に掛けていく、“虱潰し方式”が採られるかもしれない。嵐が過ぎるのをじっと待つという“面従腹背”の姿勢で、いつの間にか「既得権」を拡大してきたのがパチンコ業界であった。しかし、その方法も今回は通用しそうにない。

こうした観点から現状を考えると、行政が取っている動きの底にあるものが垣間見えてくるようだ。いまでも新たな指導の対象が浮上してきているが、まだまだ「既得権」や「グレーゾーン」の再検討は、“序の口”にあるのかもしれない。強力な“引き戻し”のベクトルは、果たしてパチンコ業界をどのように変えていこうとしているのか。今後の動向が注目される。今回は頭から尻尾までパチンコ尽くしで、いささか疲れた。そこで、今回は入れる適当な写真もないので、初春から著しい復活・再生を遂げたわが植木たちの姿を掲載し、自分自身への“ご褒美”としたい。(佐渡屋太郎)

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