遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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パチンコ村の構造(前篇)【佐渡屋太郎-vol.252】

佐渡から宅配便で送られてきた待望のタケノコ

いまは12年6月22日(金)の4時25分。何故か今日は、こんな早朝から原稿を書いている。実は昨日、疲れて22時過ぎに寝たため、今日の3時に起きてしまった。私は1度起きてしまうと、“2度寝”ができない。残された“人生の時間”も短くなってきているので、思い切って仕事をすることにしたのだ。3時過ぎから本を読みながら、いま抱えている原稿の組み立てや、このブログのネタのことを考えていた。

いま窓の向こうでは、何羽もの小鳥がうるさいくらいに鳴いている。そして、さっきまで真っ暗であった外の景色が、次第に形を現しはじめてきている。今日は曇り空のようだが、実に爽やかな夜明けである。窓から湿気を含んだ少し冷たい風が入ってきている。徹夜をするときも、この4時から8時ころまでが最も勢いのつく時間帯だ。それまでだらだらと書いていた原稿を、この時間帯で一気に仕上げることが多い。

ただ今日は“朝一仕上げ”というプレッシャーもないので、だらだらと書いていくことにしたい。ちなみに“朝一仕上げ”とは、編集担当者の出社前に原稿と写真のデータを、“耳を揃えて”メールしておくことだ。具体的にいうと、次のようなシーンとなる。朝、出社して担当者がパソコンを立ち上げると、それまで電話にも出なかった佐渡屋太郎からの原稿一式が、何ときれいに揃って送られてきているのだ。これは大きな“驚き”であり、“感動”であるはずだ。それまで私の顔を思い浮かべ、はらわたが煮えくり返っていた編集者の顔に、安堵と満足の笑(え)みがこぼれてくる。そして、“佐渡屋太郎もやるときはやるんだな”と呟(つぶや)くのだ。そう、佐渡屋太郎は“やるときはやる”のである。

さて、今回はネタが多すぎて悩んでしまった。タケノコと本のことは独立させて、1本にまとめようとも思っていた。しかし、問題が山積しているパチンコ業界の現状を顧(かえり)みるに、それは何とも不謹慎の極みである。だから、パチンコネタと合わせて、分離してそれぞれ前フリに使うことにした。そうすれば、写真も入れることができる。というわけで、今回の前フリはタケノコである。実は6月10日(日)に佐渡から、待望のタケノコが送られてきた。

昨夏、必死になって我が家の竹薮整備をしたので、今年は例年になく無性にタケノコが食べたかったのである。それで2回も佐渡の母親に催促の電話を掛けた。しかし、今年は雨が少なかったので、タケノコの出が悪いという。母親は攻めには強いが、守りには弱い。日ごろ怒(おこ)られてばかりいる鬱憤を晴らすように、私はここぞとばかり、2度も電話を掛けてやったのである。ただ、心の底では昨年、調子に乗って竹を切り過ぎたせいではないかという一抹の不安もあった。事実、弟の佐渡屋次郎が雑木林の木を切り過ぎたために、春先の暴風でいとこであるMの納屋の壁が落ちるという被害が起こっている。

到着して早々に皮をむかれてしまったタケノコ

待ちくたびれたころに、タケノコが米と一緒に届いた。荷物の空いたスペースに、佐渡のイカとワカメ、さらに畑で採れたタマネギも詰め込んであった。そこで早速、一本のタケノコの皮を剥ぎ、ワカメと一緒に味噌汁にして食べた。ちなみに我が家の味噌は、佐渡市真野新町の安達吉平氏が腕によりを掛けた「手造りみそ 佐渡の味」という名作を使っている。つまり、水以外はすべて佐渡で生まれ作られたもので、その味噌汁は構成されていたのである。湯気の立ったやけどするくらい熱いその味噌汁を、一気にすすったとき、佐渡屋太郎の目の向こうに佐渡島(さどがしま)の姿が浮かんだ。

こんなコメントは少し臭過ぎるだろうか。自分でも笑ってしまった。しかし、ワカメから染み出した佐渡の海の塩味、湯気から沸き立つ味噌の懐かしい香り、そして我が竹薮の養分を吸ったタケノコのコリコリとした歯ざわり、これを美味いと言わないで何を美味いというのだろう。自分で作ったので、味も私にぴったりであった。大阪人で薄味志向のY嬢では、この味は出せない。要するに、塩分が過剰気味の味噌汁である。これが私の小さい頃に飲んでいた味噌汁の味なのである。

一方、タケノコは「破竹」の子供である。「孟宗竹」のタケノコと比べると、外観は細くて食感は硬い。この硬さが私にはたまらないのだ。先の柔らかいところよりも、根元の硬い部分の方が好きだ。さらに言うなら、大きく成長してほとんど竹になっているようなものほど、私は美味しいと感じる。それを噛み砕くときの、コリコリという小気味よい食感がたまらない。よく食通のタレントなどが、朝掘りタケノコの柔らかさに感嘆の声を上げている。一方、私は“昼掘り”で、半ば緑色になったガシガシの硬さを持つタケノコしか、体が受け付けない。何しろ、そんなタケノコを生まれてから食べていたのだ。これが私にとってのタケノコであり、これ以外のものはタケノコではない。

一緒に送られてきたワカメとともに作られた佐渡屋太郎作の味噌汁

結局、味噌汁を4回つくり、煮物を2回つくったら、タケノコはなくなってしまった。しかし、まだ食い足りない。そこでまた母親に催促の電話を掛けた。その日、やっと3本ほど出てきたので、東京のおばさんに送ったところだという。しかし、話すうちに新たな事実が判明した。しばらく畑へ行かない間に、5本が竹になってしまっていたというではないか。その怠慢を私は激しく非難した。何しろ、こんなときにしか母親を攻め込むことができない。実に勿体ないことをしたと私は嘆いた。母親も電話の向こうで恐縮しているようだった。竹になってしまえば、何の使い道もない。これから出てきたものがあったら、また私のところに送ってくるようにと、きつく厳命して電話を切ったのである。

味噌汁をすすりながら、つくづく私の体は佐渡の土と水と海水で作られていることを痛感した。味噌汁の中にあった佐渡の成分は、驚くほどすんなりと血液に吸収されていき、それが体内各所に送り込まれると、不思議なくらい元気と力が出てくるのだ。例えは古いが、まるでポパイの“ホウレン草”のようなものだと思う。

17日(日)に葬儀雑誌の取材で、海への散骨や樹木葬の話を聞いてきた。その話を聞きながら、私が死んだら火葬にしないで、上半身を佐渡の海に投げ、下半身を佐渡の竹薮の土に埋めてもらいたくなった。もちろん、そんなことは法的に許されてない。しかし、佐渡が育ててくれたこの体を、また佐渡のために役立ててもらいたいのだ。私の死体は、海でワカメの養分となり、竹薮でタケノコの肥料となる。これが最上の“生物連鎖”ではないかと思っている。発想的には、チベットの“鳥葬”に似ている。

ここまで書いてやっと頭がすっきりした。本題のパチンコでは、「ECOパチ」や貯玉に関する記事を読んでみたが、どうも上辺だけの報告記事で、すっきりと納得がいかない。もっと、その奥に重要なことが隠されているような気がしてならない。したがって、もう少し調査する必要があると感じた。そんなことを思いながら、ページをめくっていて、とても重要な記事を見つけた。それは5月22日に、余暇進定時社員総会で述べられた行政講話を伝える記事だった。

お椀に注がれて佐渡屋太郎の元気の元となる味噌汁

講話をしたのは、警察庁生活安全局保安課の玉川達也課長補佐である。それによると、玉川氏はパチンコ業界の現状に、怒りが頂点に達するほど激昂していたという。その怒りの矛先は、広告規制と一物一価に関するものだ。まず、広告に関することから見ていくことにしよう。この件に関しては周知の通り、出玉系イベントが禁止され、宣伝広告も「事実の告知」に限定されるようになった。つまり、「事実の告知」として許されるのは、「新台導入」「有名人招致」「店の所在地」「遊技料金」「設置遊技機の種別・台数」「取り揃え賞品の充実度」などである。逆にそれら以外の宣伝広告は、取り締まりの対象になったわけだ。

この件に関する行政の指示は、これまでに比べて事例まで挙げて分かりやすく、明確なものであったといえる。その根本にあるのは、射幸性を刺激するような広告宣伝を一切、行わないようにすることにある。その趣旨が通達されたのは昨年6月で、「広告宣伝規制の運用方針明確化」という文書であった。こうした厳命にも関わらず、その規制の裏を書くような文言が頻発するようになる。事実、その文書が通達された1ヵ月後に、“広告規制対策”と銘打ったセミナーに取材に行って、愕然とした思い出がある。そのときのことは、このブログでも書いたのではなかろうか。

そのセミナーの講師は、ニヤつきながら自慢げに、「ここだけの話ですが……」などといろんなことを話していた。その内容は、「ある機種の台を一所懸命に磨くんですよ。その目的は何か分かりますか」とか、「ある県ではここまでやっても警察は何も言ってこない」などと言って、その具体例をいくつも紹介していた。今回の講話での具体的な事例を見て、そのセミナーのことを思い出した。セミナーで聞いた“広告規制対策”の内容と、その事例が合致していたからだ。その意味ではセミナーの参加者は、聞いたことを勤勉に励行したまじめな人たちであったようだ。

私はセミナーを聞き、講師の物の言い方に不快感を持ったし、会場を出た後で次第に腹が立ってきた。この業界では、物事の裏を書くとか、抜け道を探し出すのは、“賢い”こととして賞賛される傾向がある。そんな土壌にこうしたコンサルタントも生まれてくるのだろう。需要があるから供給がある。これも“市場原理”というわけか。私は業界に永くいたので、いろんなことを見てきたし、自分だけ優等生ぶるつもりはない。しかしコンサルタントなら、もう後がない崖っぷちに立たされている業界の状況を認識すべきだろう。今回は行政も本気だったのである。講話では、次のような悪用例が紹介されたという。

タケノコと一緒に送られてきた佐渡で採れたワカメ

【広告宣伝規制に違反する悪用例】
●「この遊技機はスタッフがとくに愛情を込めて掃除しました」
●「混雑予想日」
●「リニューアルオープンから●日目」

何とも笑うに笑えない“いたちごっこ”である。昨年11月の行政講話でも、「事実の告知」の悪用については厳重な警告があった。そのうえでの「愛情を込めて掃除しました」であったのだ。これにはさすがの警察庁も“ぶちぎれた”のである。差し詰め、大阪府警なら「お前ら、警察をなめとんのか」といった言葉も吐かれたであろう。これは私の勝手な想像である。念のため。この業界は、こんな“いたちごっこ”をいつまで続けるのだろうか。

2つ目の怒りの対象は、“一物一価”に関するものだ。昨年10月の行政通知で、同一賞品でありながら、貸玉料金別やパチンコとパチスロで交換率に差をつける「一物二価」の是正が指摘された。これに対し、業界では「二物二価」という方法を見つけ出し、“「二物二価」は問題ない”という勝手な解釈が一部で一人歩きするようになっていたという。さらに、“「二物二価」「三物三価」「四物四価」も割り算すれば「一物一価」となる”といった乱暴な発言もあった。

これに対し、玉川氏は「二物二価や三物三価、四物四価は賞品提供時における交換率を巧妙に隠す手段として行なわれている場合が多いのではないかと考えている」として、これらも「一物二価」と同様に取締りの対象になることを明らかにした。つまり、警察庁の見解は、“交換率”を統一せよと言っているわけである。パチンコ25個交換なら、パチスロ4枚、低貸でもそれは同様だ。この前、若い業界誌記者に、「なぜ二物二価や三物三価がいけないんですか」と正面切って聞かれて驚いた。ネットで調べてみたが、この点を明確に説明しているものはなかった。

仕方ないので、私なりに説明してみたいと思う。まず一方に、ホールから顧客に貸し出される「玉とメダル」がある。それをここでは「貸与品」ということにする。これは機械の構造上、玉とメダルに分かれているが、実質的には同じで、100円でパチンコ25玉とパチスロ4枚で貸し出される。現在では、様々な低貸パターンも出てきた。そのもう一方に、持ち玉やメダルで交換される一般景品と特殊景品の「賞品」がある。これも一般景品と特殊景品の区別はなく、同じ賞品であるというのが行政の考え方だ。その中間にホールが定めた「交換率」がある。つまり、「貸与品」と「賞品」は、「交換率」によって常に“1対1”の対応をしなくては、「一物一価」とならない。

安達吉平氏の手によって作られた『手造りみそ 佐渡の味』

では、その方式に当てはめて、「一物二価」から見ていこう。たとえば、「玉とメダル」で交換率を変えているのに、同じ賞品を提供するのは、1つの賞品が2つの価格を持っていることになる。これは当然ながら、「一物一価」を決めた法律に触れることになる。では、「二物二価」はどうなるのか。たとえば、パチンコ用賞品とパチスロ用賞品を導入した場合で考えてみる。この場合、なるほどパチンコ玉と賞品、メダルと賞品は「一物一価」の関係になっているが、今度は玉とメダルという「貸与品」が2つの価格を持つことになる。したがって、「二物二価」は「一物一価」にならないということになってしまうわけだ。あくまで、「貸与品」についても、同率の「交換率」によって、1つの賞品に辿り着かないと、「一物一価」の原則に反することになる。

こんな横道に反れていたら、字数が膨大な量になってしまった。今回のテーマの佳境はこれからの部分にあるのだが、もうこれ以上は書くことができない。仕方ないが、その部分は次回に持ち越すことにした。今日は早起きして仕事をしたので、腹が減ってきた。朝食は、残り少なくなってきたタケノコの煮物を心して食べることにしよう。(佐渡屋太郎)

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