遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

カジノとパチンコの違いについて【佐渡屋太郎-vol.251】

買ってから初めて花が咲いて満開となった「サツキ」

いまは12年6月15日(金)の13時25分。今週はサツキの花が咲き出し、あっという間に満開になってしまった。このサツキは昨年、「ぱちんこ情熱リーグ決勝大会」の取材で尼崎へ行ったとき、性懲りもなく買ってきたものだ。阪神尼崎駅に下りたら、駅前でサツキの展示会が開催されており、その即売コーナーで買ってしまった。

夕方まで展示会場で預かってもらっていたが、決勝大会が終わって取りに行き、懇親会やその後の飲み会にもこのサツキを持って移動したのだ。買った当時は3段構造の枝張りであった。しかし、横に広がるいかにも盆栽みたいな格好が気に入らなかったので、2の枝をノコギリで切り落として現在の姿にした。幹も太くて重厚感があり、さらにぜんぜん手の掛からない優等生の植木である。

そうした目で見ると、いまベランダは花盛りであることに気付いた。まず、今年で4年目になる「額アジサイ」(2鉢)の花がいよいよ咲き始めた。また、今年の冬には瀕死の状態であった「ベコニア」も、生き返って多弁の花をいくつも付けるまでになった。これから一気に大きくなっていくだろう。その反対に、つい先日に壁掛け式のプランターに植えた「アメリカンブルー」は、早くも花が咲き出し、急成長している。しかし、一緒に植えた「ナスタチューム」はいま葉が伸びている時期なので、花が出てくるのはもう少し後になりそうだ。地味ではあるが、「ザクロ」の木にもいつの間にか、赤い花が付き出していた。この木は買ってから、もう4~5年になるだろうか。最初は1本だったが、鉢のなかでどんどんと子供を増やしている。

入梅の声とともに咲き出した「ガクアジサイ」の花

実を言うと、私はこうした優等生たちにはあまり興味がない。その反対の手が掛かる問題児の方が可愛くて仕方ない。生死の間で必死になっている問題児たちの姿に、深い感動を覚えるのだ。いま、気になっているのが、先週に手術をした“患者たち”のことである。根巻きを起こしていた「トウネズミモチ」は、すでに新芽を出し始めたので、手術は成功したようだ。しかし、「ボケ」と「むつ紅」の術後の経過がよくない。「ボケ」は新芽が1つ出ているので、その動向を見守っている。一方、「むつ紅」は葉がさらに枯れ、幹も黒ずみ始めている。どうやら、再手術の必要がありそうだ。私は「ボケ」と「モミジ」には縁が薄いようだ。これまでに「ボケ」が1本、佐渡から持ってきた「モミジ」は4~5本を枯らしている。だからこそ、この2本は何とか救いたい。すでに再手術の覚悟を決めつつある。

さらに今週は、時間ができると『よくわかる樹木大図鑑』(平野隆久著、2011年、永岡書店刊)を眺め、ベランダにある植木全種の種名を何とか特定した。とくに、拾ってきたドングリから芽吹いた苗木は難航したが、とてもいい勉強になった。その結果、「イヌガシ」「ナンキンハゼ」「ツブラシイ」「ウバメガシ」「ウラジロガシ」「サザンカ」「ヒサカキ」「シラカシ」「ヤマモモ」など、新たなネームプレートを鉢に差し込んだ。名前が分かると、愛着も深まってくる。いまは、その苗たちが成木となった姿を図鑑でみながら、頭の中に自作の雑木林を想像して楽しんでいる。

冬には瀕死の状態にあったが、やっと生き返って多くの花を付けるようになった「ベコニア」

一方、パチンコ業界もはっきりと特定できない様々な問題が持ち上がっている。それらに関しては、いま少しずつ調査を始めている。これからその1つひとつについて順次、記事を書いていくつもりだ。そこでまず、パチンコという業態を行政はどのように考えているかという根本問題について、業界誌に妙味深い記事があったので今回、取り上げることにした。それは2月17日に開催されたPCSA主催の公開勉強会の内容を伝えるものだった。

その勉強会で講演を行なったのは、自民党前衆議院議員の葉梨康弘氏であった。同氏は1984年の風営法大改正時に、遊技機における技術上の規格などを起草した元警察官僚である。この講演ではカジノとパチンコの違いを比較することで、パチンコの特性を明確にしていくという手法が取られたようだ。それによって行政の考えるパチンコ像、さらに風営法で想定されたパチンコ像と現状におけるパチンコの間にある大きな“乖離”が、より明確になるという実に興味深い結果となった。

比較項目は大きく2つあり、1つ目はビジネスモデルであり、2つ目は遊技機に関するものだった。まず、1つ目の“ビジネスモデル”から見ていこう。この点に関して、葉梨氏は次のように述べている。カジノのビジネスモデルは、出玉率90~95%で、残りの5~10%が施行者の利益となる。一方、風営法から見たパチンコのビジネスモデルは、出玉率は基本的に100%で、売値から仕入れ値を差し引いた景品の利益によって成り立つと想定しているという。

先日、プランターに植えつけたら、すぐに花を付け始めた「アメリカンブルー」

これは一体、どういうことなのだろうか。還元率は100%なのだから、顧客が買った玉数と同じ玉数を還元することになる。これは、いま等価営業での損益分岐となっている10割営業ということになるのだろうか。現状に比べ、顧客にとっては随分と出玉が少なく、ホールにとっては遊技機からの利益は得られなくなる。ちなみに、交換個数による損益分岐は、25個交換=10割、30個交換=12割、33個交換=13.2割、34個交換=13.6割、35個交換=14割、36個交換=14.4割、40個交換=16割となっている。つまり、交換率を下げるほど、出玉を多くすることができるわけだ。

では、遊技機から利益が得られないホール側は、どうするのか。それは景品から得るという図式であるという。ホールが提供する景品には、一般景品と特殊景品がある。しかし、現状では99%近くが換金用の特殊景品と交換されている。等価交換営業の場合は、特殊景品はホール側が景品問屋や交換所の手数料を2%くらい払い、仕入れ値とほぼ同額で顧客に提供されている。これに対し、市場原理に反しているという見解を示したのは大阪府警で、事実上の等価営業が禁止となった。つまり一般景品や特殊景品の区別はなく、すべて同じ景品であり、景品は一般市場と同様に、仕入れ値にホール側の利益を乗せて顧客に提供すべきであるという風営法の解釈だ。

その結果、大阪では等価営業はなくなり、100円に対して112円~168円の提供価格が設定された。つまり、100円での仕入れに対し、12円~68円のホール側の利益が上乗せされたわけだ。交換率で言うと、パチンコなら28~42玉、パチスロなら5.5~8.4枚ということになる。ちなみに、交換率自由化の前は、大阪ではどのホールでも一律、パチンコ42玉、パチスロ8.4枚での交換が行なわれていた。その後、高価志向の高まりとともに、現在のような交換率となっていったのである。

今回の場合で考えると、ホール側の利益は景品の売値から仕入れを引いたものであるから、この100円に対して12円~68円がホールの利益のすべてとなる。利益を多く取ろうとするホールはより低価交換を行なうだろうが、顧客はより多くの金額を求めて高価交換のホールを選択するだろうから、そのあたりがホールと顧客の間で巻き起こる“市場原理”となるのだろうか。現状と比較すると、顧客側としては出玉が少なくなり、ホール側としては交換率を下げていかないと経営が成り立たなくなってしまう。しかし、これが風営法で想定するパチンコ営業のあるべき姿であるようだ。

買ってから4~5年になる「ザクロ」も赤い花を付け始めた

こうして考えると、行政の考えるパチンコ像が次第に浮き彫りにされていく。これ以降は、私の想像であると事前に断っておく。まず、遊技機に関しては、出玉率100%で、それ以上のものは“適度の射幸性”とは言えない。また、ホール側が遊技機の性能を調整することも風営法違反となる。各都道府県の公安委員会で認められた遊技機を、保通協を通った同じ状態でホールに設置する。一方、ホールは遊技機の調整は許されず、景品の提供を行なうことが主業務となる。そして得る利益も、その景品の仕入れと販売の差額がすべてとなる。

これらの条件を見て、私がイメージするのは、祭りなどで見かける露天のパチンコ屋だ。並んだ台の横に店主が座り、獲得した玉を持ってきた客に景品のお菓子などを渡している。そもそもパチンコは、こんな形で営業を始めたのである。いまの1000台を超える豪華なホールなどと比べると、隔世の感がある。確かに、この2つのパチンコ像は余りにもかけ離れている。しかし、それが行政とパチンコ業界の間にある大きな“乖離”であると思うのだ。

さすがに、露天のパチンコ屋は言い過ぎたが、遊技台を設置して、玉を出した客には景品を渡す。これが行政の考えるパチンコ像であるとすれば、各種の指導における根本の理念がよく理解できる。遊技機の射幸性、一般景品の品揃え、広告宣伝の規制強化、イベントの禁止など、「なるほどそういうことなのか」と胸に落ちることも多い。そもそもパチンコとはそんなものであったし、その原点に押し戻そうとする力が、いまカジノ法を前にして大きく働いているのではないか。問題は、最後に残された他業種にはない“換金”の部分を、果たしてどのように処理していくのか。個人的には、その点に最も注目している。

ベランダに並ぶ植木たちの種名を調べるために使った『よくわかる樹木大図鑑』(平野隆久著、2011年、永岡書店刊)

2つ目は、遊技機に関する“技術介入性”に関するものだ。この点に関して葉梨氏は、カジノに設置されるギャンブルマシーンは、どこまでも偶然の輸贏(ゆえい=勝ち負け)に結果が左右される。一方、パチンコ店に設置が認められている遊技機には技術介入性があると違いを説明している。確かに、この点がパチンコやパチスロ機の優れた点であると思う。

カジノのマシーンには台選びの楽しみもないし、結果に対する征服感もない。そこにあるのは、ただの“運”だけである。それに対し、パチンコには釘もあるし、パチスロ機にはデータ表示機器も付いている。各台の個性が認識できる部分があるだけに、台と打つ人間との交流があり、遊技台は擬人化されるほどに“人間性”を持っていた。

しかし、いまの遊技機はどうなっているのか。ますます、“技術介入性”が低下し、ギャンブルマシーンに近づきつつあるのではないか。それは、射幸性を含めた遊技機だけの問題ではない。パチンコ自体が“ギャンブル化”している。いや、いまパチンコをギャンブルではないと思っている国民は一体、何人いるのだろうか。こうした“ギャンブル化”が進んでいくと、なぜ民間営業でパチンコだけが“換金”を許されているのだろうかという疑問を引き起こす。それが“パチンコバッシング”につながるのは、このブログでも紹介した通りだ。

しかしそうした危機感を、パチンコ業界より行政の方が強く持っている。この“主客転倒”の図式が、いかにもパチンコ業界らしいと私は思う。その“逆転の構図”を明確な形で知らしめてくれた点で、葉梨氏の講演は実に貴重な提言であったと思う。行政の指導に不満を漏らすのもいいが、この業界をどのように守っていくかを真剣に考えなくてはならないのは、やはり当事者であるこの業界の人たちではないだろうか。

では、誰が、何を、どうするのか。危機感を共有し、業界全体で共同歩調を取らないと、物事は動いていかない。ましてや、これだけ大きな業界になると、それに必要な力も並大抵のものではないだろう。しかし互いの利益が錯綜し、唯我独尊でバラバラの業界に、そんな統一行動が取れるのであろうか。だから、その代わりに行政が張り切っているのかもしれない。笑うに笑えない“倒錯の構図”である。(佐渡屋太郎)

┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロ
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘





スポンサーサイト

| 最新機種情報 | 14:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yugidasuka.blog112.fc2.com/tb.php/477-9af196d5

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。