遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ダイナムのPB機について【佐渡屋太郎-vol.250】

根巻きで元気がなくなった「トウネズミモチ」

いまは12年6月8日(金)の14時55分。早いもので、もう週末となった。今週の佐渡屋太郎は差し迫った締切りの原稿がなかったため、園芸と裁縫に明け暮れてしまった。先週からガジュマルの植替えは行なっていたが、本格的な発端となったのが3日(日)のことだ。目的は、葉に元気がない木の救済である。リストに上がったのは、モミジの「むつ紅」、広島で買ってきた「ボケ」、淀川の川岸から採取してきた「トウネズミモチ」(旧名「淀川1号」)の3種だ。私見によると、根が伸び過ぎて「根巻き」が起こっていると予想していた。

しかし、植替えという“手術”を決行して、見立てが当たっていたのが「トウネズミモチ」だけであることが判明した。他の「むつ紅」と「ボケ」は買ってきたままの状態で根が固まり、新たな土に根を伸ばしていないことが分った。そのため、根をほぐして水はけのよい赤玉土を入れるという処置を施した。これに勢いを得て、鉢が小さくなった「金のなる木」の2種、種を蒔いていないのに小鉢で成長したペチュニア2種の大鉢への移行など、計7鉢の植替えとなったのである。

さらに、5日(火)には雑草鉢の撤去と散歩時に採集してきた「サツキ」と「クチナシ」の挿し木。6日(水)と7日(木)は、Y嬢から依頼のあった「アメリカンブルー」と「ナスタチューム」の壁掛け式プランターへの植込みと設置。その間を縫って、買ってきた土に混じっていた木片の切断と食卓椅子の足カバー作りに専念した。混入していた木片と木の皮ははさみで切り、足カバーはすべりがいい硬い布で作ったので縫うのが大変だった。お陰でいま、右手の指先は腫れている。しかし、ろくな仕事もしなかったのに、なぜか大きな充実感に包まれた週末になった。溜まりに溜まったストレスも発散したので、来週はまじめに仕事をしなくてはいけないと真剣に考えている。

新枝が伸びなくなって植替えを決行した「むつ紅」

一方、パチンコ業界も大変なようだ。このところ他業界の仕事が続いたので、知り合いからの連絡や業界誌の記事をたまにつまみ読むくらいで、パチンコ業界とはほとんど遠ざかっていた。聞くところによると、エコパチ、新基準機の登場、一物一価の厳守通告、来店・遊技ポイントや貯玉再プレイ手数料の事実上の禁止、さらに関西電力管内の節電要請など、だいぶ行政に“差し込まれている”ようだ。これまで看過されていた領域まで、行政の介入がエスカレートしている。

つまり、パチンコ業界の“外堀”が急ピッチで埋められる図式で、これは以前にも書いたように、予め策定された“既定路線”の実践というところだろう。最終的には、パチンコ営業の命綱である“換金システム”の再検証、または新たな規制に行き着くのではないかと思う。一体、パチンコ業界はどこに行ってしまうのだろうか。ここしばらくは、何もできないパチンコ業界に対し、勢いに乗った行政による力ずくの“押さえ込み”が続くはずだ。これも“自業自得”というべきか。

そんななか業界誌を見ていて、興味をそそられる記事があった。それはダイナムのプライベート機(PB機)に関するものだ。八方塞(ふさがり)の現況のなかで見つけた、数少ない前向きの動きであった。実は先週、このテーマで記事を書こうとしていた。そのため、「遊技機」とは顧客にとってどんな役割を担うものであるのかを考えていて、“ドツボ”にはまってしまったわけである。その過程は前回の記事を見てもらいたい。あの時に考えていたのは、「遊技機」と「ホール」の間で繰り広げられている“負のスパイル”であった。

つまり、「遊技機」は顧客をホールに集客するための、“最大の武器”であるという考え方だ。確かに、魅力のある「遊技機」を設置すれば、多くの顧客がホールに来店してくれることは確かだ。そんなパチンコホールの営業形態は、“設置産業”とも言われる。「遊技機」という集客装置を設置することで、商売をしているのである。当然の結果として、いい「遊技機」を導入すれば客が増え、よくない「遊技機」を入れれば客は減っていく。だから、ホールはいい「遊技機」を選ぶことに懸命になり、メーカーはより多くの人にアピールするような「遊技機」の開発に全精力を傾けている。いい「遊技機」を作って導入することは、ホールとメーカーにとって共通のテーマである。

種も蒔いていないのに勝手に成長してきた「ペチュニア」

では、この構造をまずメーカーの方から見ていこう。メーカーの課題は、より集客力の大きい「遊技機」を作って、ホールに供給することだ。そのため、様々な開発技術を導入し、「遊技機」の進化を推進してきた。たとえば、より大当りの感動を高めるために、ブリキのリールが導入され、それが液晶に代わってますます大型化することによってインパクトを強めていった。さらに、大当りまでの演出や台の装飾にも凝っていく。また、より顧客に親近感を持ってもらうために、馴染みのあるキャラクターをモチーフに使い、次第に“版権物”が主流を占めるまでになった。その結果、「遊技機」の価格は10万円台から30万円台、さらに40万円台にまで高騰する現象が生まれてきているのだ。

一方、ホールもいい「遊技機」の獲得に懸命になった。何しろ、いい「遊技機」を“地域最速大量導入”すれば、その情報だけで大量集客が図れたからだ。大量集客できたホール企業は、その利益をホールの多店舗展開や大型化に投入し、地域での“覇権”をますます強固なものにしていった。そしてこの大手ホールの独走は、“弱肉強食現象”とも言われた。確かに、稼働(集客)が上がれば、還元率も高くすることができる。それが本当の“出玉”か“見せ玉”かは分らないが、“客が客を呼ぶ”という現象を巻き起こしたのである。ホールにとって、いい「遊技機」は金を生み出す機械であり、その獲得に必死になった。ヒットメーカーの鉄板機種に関しては、優先導入のための大量購入も、“抱き合わせ販売”という不合理も受け入れてきたのだ。

こうした積み重ねによって、“メーカー優位”という構造が作られてきた。ホールはメーカーから金を生む「遊技機」を、“売ってもらう”という姿勢が強まってきたのである。しかし、価格の高い「遊技機」を勇んで買っても、それがすべて期待通りの集客力を発揮してくれるとは限らない。その意味ではホールは顧客以上に、“大きな賭け”をしているとも言える。1年以上も金を生んでくれる“ヒット機”がある一方で、1台40万円も払って買っても、3ヵ月いや3週間も持たない“クソ台”と呼ばれる「遊技機」もある。

そのリスクはメーカーもホールも負っている。まずメーカーにとって、ヒット機をコンスタントに作り続けるのは、決して容易なことではない。その結果、メーカーはそのリスクを遊技機の価格に上乗せてくるし、前述した「抱き合わせ販売」なる商道徳に反する方法も取らざるを得なくなる。こうしたなかで、メーカーとホールの信頼関係も次第に崩れてきた。

一方、ホールも目算が外れたり、当初から期待できない「遊技機」については、“三即台”という扱いをした。これはまだ中古機市場が活発な時期であったが、その意味は“即買い、即抜き、即売り”というものである。つまり、台が発売されたらすぐ買い、設置したらすぐに機械代の回収に走り、まだ値段が高いうちに中古機市場に売ってそこでも売却費を確保するという方法である。したがって、新装開店から新台で抜きまくるホールも増えてきた。その結果、そうした“騙し開店”によって、ホールと顧客の信頼関係も次第に崩れてきたわけだ。

葉の重さで倒れそうになっている植え替え前の「金のなる木」

さらにメーカーによる遊技機代の高騰が、ホール経営を圧迫していくようになる。中小ホールでは、商売の種となる新台を買いたくても買えないような事態にまで発展した。そのため、ホールは中古機の購買ルートを開拓し、新台の導入台数を減らし、導入機種も厳選するという“自衛策”に打って出るようになった。その結果、「遊技機」の全体的な販売台数も減り、負けの込んだ顧客もホールから次第に遠ざかっていった。これが、「遊技機」をめぐる“負のスパイラル”である。メーカー、ホール、顧客のいずれも得をした者はいない。もし、いるとしたらヒット機を連発した1部のメーカー、遊技機価格が高騰しても従来通りの営業を続けられた大手繁盛ホール、そして、ホール通いを止めた賢明なパチンコファンくらいだろう。

では、この“負のスパイラル”を止めるのは一体、誰なのだろうか。メーカーはいい「遊技機」さえ作れば、ホールは価格が高くても買うと思っている。一方、ホールは不満を漏らしながらも、“鉄板機種”であると判断すれば、競うようにして注文を入れる。これが前回に行き着いた“制御”や“自制”といったこの業界に欠落している点でもある。また、顧客も新台が導入されれば、大きな興味と期待を持ってホールに足を運ぶ。しかし、高い遊技機代を払うのは、最終的には顧客である。遊技機代の負担はホールのみならず、勝ち率の低下となって、顧客にものしかかってくるのだ。それが、遊技客の減少に少なからぬ影響を与えていることは確かだろう。

大きな鉢に植え替えてやっとバランスが取れるようになった「金のなる木」

そんななかで、ダイナムがPB機の導入を始めた。その注目の第1号機は、ベルコ製の「CRデジパチA(エース)」である。この機種は、ベルコが日工組加盟後に初めて市場投入したパチンコ機としても、業界内で強い関心を集めたという。これまでPB機は、ホール組合などで取り組んできた経緯がある。しかし、残念ながらそのほとんどが成功していない。やはり「餅は餅屋」で、ヒットメーカーのノウハウ・技術や経費の掛かる演出がなければ、ヒット機は生み出せないということが、半ば定説になろうとしていただけにこの動きには驚いた。その勇気ある果敢な挑戦に敬意を払い、同機のスペックを以下に記しておく。

「CRデジパチA-DS」(ライトミドルタイプ)
●大当り確率=通常時1/128.5(確変時1/15.9)
●ラウンド=4R・14R
●賞球=3&3&10&11
●カウント=8c
●時短=8回or20回or80回
●平均出玉=約300個or約1050個

「CRデジパチA-DN」(甘デジタイプ)
●大当り確率=通常時1/99.9(確変時1/18.4)
●ラウンド=5R・10R
●賞球=3&3&10&10
●カウント=8c
●時短=8回
●平均出玉=約320個or約650個
 
このスペックを見て、読者の方々はどのように感じたのであろうか。ただ、遊技客の反応を現場で観察し、多くの遊技データを持っているホールの意向を、「遊技機」に反映させることは必要だろう。このブログでも以前、「ホールが遊技機に求めていること(前・後篇」(vol.226、227)と題して、記事を書いた。そのとき感じたのは、今ではメーカーもホールの意見を聞く姿勢になっているということだ。ダイナムはもともとPB機の開発には積極的であった。それは同友会やPCSAでの活動を見ても分る。しかし、今回は単独でPB機の開発に乗り出した。その背景には、同社が経営の基盤とするチェーンストア理論がある。

つまり、チェーンストアの理想は、企画・製造から販売までの一貫したシステムを保有することにあるのだ。顧客のニーズを吸い取って商品を企画し、製造を管理してより良質で低価格となる開発を行ない、消費者のよりよい生活を支援することを、チェーンストアの社会的使命としているからだ。ダイエーやイオングループなどのPB商品も、この考えに基づいている。その基盤となっているのが多店舗展開だろう。多くの店舗を持てば、その直販システムや扱うロットの多さで、低価格化が実現できる。ダイナムも100店舗の出店達成前に、そんな理想を語っていたような記憶がある。

壁掛け式のプランターに植えた「アメリカンブルー」と「ナスタチューム」

しかし、いまや同社は全国に344店舗(11年7月現在)を持つ業界最大のビッグチェーンとなった。遅ればせながら、その理想実現に動き出したというわけか。さらに、同社が推進している“低貸営業”に合う遊技機が少ないという事情もあるのだろう。仮に1店舗に5台ずつ導入しても、5台×344店舗=1720台で完全買切りとすれば、メーカー側も採算ラインに合うのではないか。また、低価格の遊技機供給を条件に掲げれば、同社が取り組んでいるボランタリーチェーン作りにも拍車が掛かるかもしれない。逆に、ボランタリーチェーンの店舗数が増えれば、導入する遊技機の台数も増え、更なる低価格化が進んでいく可能性も十分にある。

前述の通り、ヒット機を生み出すのは容易なことではない。しかし、遊技機価格が低下することで、ホールの負担が軽減され、その台をじっくり育成することもできるだろう。聞くところによると、同社は遊技機の企画も行なう「ダイナムPトレーディング」という子会社を擁しているという。何とか、メーカーとの有機的な連携を図りながら、実用に耐える遊技機の開発を実現してもらいたいものだ。遊技機の開発には巨額の資金や時間が必要であるし、継続的な取組みがなければ水準以上の遊技機の市場投入はできない。同社の取組みは、もちろんこの1号機だけで終わるのもではないだろう。その点を見越して、遊技機の“負のスパイラル”に風穴を開けてくれる稀有な取組みとして、今後も注目していきたい。(佐渡屋太郎)

┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロ
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

スポンサーサイト

| 最新機種情報 | 16:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yugidasuka.blog112.fc2.com/tb.php/476-cb601d56

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。