遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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ダイナム香港上場の目的(その3)【佐渡屋太郎-vol.241】

見事なしだれ桜の下で釣りを楽しむ親子

いまは4月9日(月)の14時55分。もう、外は春爛漫である。今日は窓を開け放ち、春の暖かな風を受けながら仕事をしている。これほどの幸せはあるだろうか。人生は短いので、今ある幸せの一瞬を心して楽しんでいきたい。その心構えに徹した結果、「ダイナム香港上場の目的」の続篇をすぐ書くと言いながら、週末の2日間のすべてを花見で楽しむことに使ってしまった。しかし桜の花の下で飲む酒は、どうしてあんなに美味いのだろうか。眠気を誘うような柔らかな日差しの中、遠くで騒ぐ子供たちの声を聞きながら、まったりとした時間を過ごしてきた。

まず、7日(土)に行ったのが、その名も男山美桜にある「さくら近隣公園」である。ただ、この日は少し寒かったので、さすがに花見客は少なかった。男山に引っ越してきて半年、道路から見えない奥に立派な公園があることを発見した。これは大きな収穫であったが、公園内は“バーベキュー禁止”というボードがいくつかあった。この日は“偵察”であったので、弁当を食べておとなしく帰ってきた。帰り道では釣堀場内に大きな“しだれ柳”が6本あった。その姿は実に素晴らしく、男山で見た限りでは“最高の桜”であった。道行く人も金網に噛り付きながら、感嘆の声を上げていた。

翌日はY嬢が「市民だより」を見て、京阪電車「八幡市駅」近くの川沿いの桜を見に行きたいという提案があった。写真を見ると、確かに堤防沿いに多くの桜の木が並んでいて壮観だった。「八幡市駅」と言えば、正月に初詣に行った岩清水八幡宮がある。展望台から辺り一円を見たが、そんな桜並木があることには気付かなかった。もちろん、冬場に桜並木はないので当然だろう。ここは国営公園「淀川河川公園背割堤地区」というのだそうだ。

1.4kmの堤防に249本が植えられた「背割堤」の桜のトンネル

通称「背割堤」(せわりてい)で、木津川と宇治川を分ける背割堤に桜が植えられて、花のトンネルを形成している。植栽された桜は「ソメイヨシノ」で、その数は249本。他に「ハナミヅキ」も52本が植えられ、1.4kmにわたって歩道が付けられている。京都市内に住んでいたときは毎年、出町柳の高野川沿いで花見をしていた。しかしこの「背割堤」は、規模ではそれをはるかに超える。何より、1.4kmにもわたって延々と桜並木が続くので、朝早く起きて“場所取り”をする必要がない。さらに極めつけは、“バーベキュー”どころか、タープを張ってキャンプ気分を味わっているグループも多くいた。

これで来年からの花見の場所は決まった。家からバスに乗っていけるので、駐車場の心配をすることもない。できれば、今週にもう一度「背割堤」に行きたいとさえ思っているのだ。昨日はバスの時間と私の酒の飲みすぎがあって、歩道の途中で引き返してきた。しかし、“踏破”しなかったことが、帰ってきてから悔しくてならない。さらに、できれば七輪でも持ていき、せめて熱々の豚汁くらいはすすりたい。来年まで生きているという保証は何もないではないか。いまできることは、いまやっておきたいのだ。仕事や雑事に対しても、これくらい意気込みがあれば、佐渡屋太郎はもっと尊敬すべき偉大な人物になっていたと我ながら思う。

桜の下で思い思いのスタイルで花見をする人々

さて、今回のテーマのことをすっかり忘れていた。これで終わるわけにはいかないだろう。仕事のことになると、いきなり消極的になってしまう。前回はダイナムにおける香港上場の目的は、直接的にはモンゴルへの投資であり、その活動はグループ内で着々と進められてきたということを見てきた。では、なぜ本業以外に海外の事業に力を入れるのか。その目的は何なのか。それが今回の問題の“核”であると思っていた。確かに、ダイナムの佐藤会長がずっと以前から、モンゴルに通い、熱く語っていたことも聞いていた。具体的な活動の内容も調べれば出てきた。

しかし、“何のために”という一番の核心が分らなくて、私自身がどうしても納得することができなかった。佐藤会長は哲学的な人間であると私は思っている。これまでに、チェーンストア理論の故渥美俊一氏、日本初のヨーガ行者であった故中村天風氏に大きな影響を受けてきた。また、同友会からPCSAにわたって、パチンコ業界改革やホール企業改革に積極的な取組みを見せてきてきたのは周知の通りだ。その探究の先には一体、何があったのだろうか。パチンコ営業の方はある程度、分かる部分が多い。その下敷きになっているのは、チェーンストア理論のホール経営への敷衍であろう。

では、モンゴルをはじめとした海外での活動の基には何があるのか。そのことを知りたくて、ネットで調べていたら「ワンアジアクラブ」(One Asia Club)というキーワードにぶつかった。さらに、そのキーワードを追っていくうちに、佐藤会長の海外活動に対するコメントを拾うことができた。そして、このコメントには十分に“核心的な部分”があり、それまでの疑問がたちまちのうちに消えていったのだ。では、まず「ワンアジアクラブ」の説明が始めていこう。

男山美桜にある「さくら近隣公園」の入口部分

この「ワンアジアクラブ」を一口で言えば、アジア版欧州連合(EU)を作ることを目的とする民間団体となる。具体的には、近い将来、アジア諸国がEUのような1つの共同体として形成されるように、民間の目線で様々な支援活動や活動の環境整備を行なうことを目的とする。そのために、当面は経済交流、文化交流、人的交流を支援することを推進していくとしている。そもそもこの発想は2000年、当時の駐日韓国大使館の外交官であったキム・ギュテク氏(現・ワンアジアクラブソウル理事長)と佐藤洋治会長の話し合いから生まれたものだ。そのとき、「アジアはなぜEUのようになれないのか。20~30年後にアジア共同体が誕生できるように、私たちが礎石になろう」と意気投合したという。

その後、2003年にNPO法人「ワンアジアクラブ東京」を設立。同年8月にはNPO法人「ワンアジアクラブ東京」設立総会兼第1回交流会が、ダイナム伊豆高原保養所「天麗301」で開催されている。さらに2009年には佐藤会長が個人資産100億円を出資して、一般財団法人「ワンアジア財団」を設立。この出資金を活用してアジアの大学での講座開設を支援し、今後はもっと出資する予定であることを発表している。現在では日本の東京、大阪、福岡、札幌、韓国のソウル、光州、中国の北京、モンゴルのウランバートル、バングラデッシュのダッカ、ミャンマーのラングーンの6ヵ国・10都市に拠点が拡大している。ちなみに、東京のクラブは法人20と個人30人が会員で、大阪のクラブは景品会社・大商の国澤良幸氏が会長を務める。

2011年には大学での講座開設に関し、さらに具体的な計画を発表している。中央日報によると、その目的について「アジアが1つになるためには、まず若者がアジアを理解する必要があるので、今年(2011年)は日本・韓国・中国・台湾・モンゴル・タイの6ヵ国・22大学でアジアを理解する講座を開設したい。さらに5年以内にアジアの100大学で“アジア共同体論”講座を開設する予定だ」と語っている。また、講座開設の経緯に関しては「アジアが1つになるためには、まずアジアの近代史をよく知らなければならないのに、このごろの日本の若者たちはあまり知らないので、講座開設を計画した」と説明した。

具体的な講座内容は、「講座では歴史以外にアジアの政治、歴史、伝統、文化と地域共同体の概念、欧州連合(EU )などについても考え、アジアに対する理解を広め、国家を超越する新しいアジア共同体について研究する」としている。実に壮大な計画である。確かに、いまのネットなどを見ると、“狭量”な若者たちが増えてきたことを痛感する。世界は広いし、そこにはいろんな人が住んでいる。その人たちと話し合うことが、どれほど楽しく心を豊かにしてくれることか。

いつもの散歩道にある見事な桜

佐渡屋太郎にとっても、若い頃の“放浪三昧”の日々の思い出は、“宝の輝き”をいまだに失っていない。酒に酔うと、その限りない思い出話の数々を延々と語り、Y嬢に嫌われている始末だ。一方、近頃では浅薄な知識による思い込みで、偏見に満ちた言動を多く見る機会も増えてきた。彼らは批判する対象の人たちの状況を真剣に考え、それらの人たちと話し合ったことがあるのだろうか。面と向かえば、その人たちも同じ人間なのである。そこからすべての関係が始まるのだと思う。

佐藤会長は韓国系の日本人で、祖父母が植民地時代に日本へやってきて定住し、父母の代で日本に帰化したという。その境遇が、今回の「ワンアジアクラブ」の発想に大きく影響しているのは確かだろう。実は、その問いに対する答えを中央日報が取材して、報道している。その記事を偶然に見つけて読んだとき、私が疑問に思っていた佐藤会長の海外活動への強い信念や積極果敢な行動の“核”が、はっきりと見えてきたように感じた。そして、それは方法論はともかくとして、実に有意義な活動であると感銘を受けた。その記事を以下に紹介したい。ただ、日本語としておかしい部分もあるので、若干の訂正を行っている。

――どうしてそんな考え(「ワンアジアクラブ」の発想)をしたのか。
「私は幼い頃から、『生きることはどういうことなのか』『私は一体誰なのか』というような哲学的な悩みを持ってきた。そのため、世界の哲学者が集まる会合にもたびたび参加してきた。また、在日韓国人たちが厳しい暮らしを強いられているのを見ながら、その改善方法をいろいろと考えることもしてきた。その結果、欧州連合(EU)のように、アジアの人々が共同体を作ることに尽力する決意をした」

――クラブの基本精神は。
「民族・国籍・思想・宗教を超えて交流しようというものだ。過去、日本では明治時代に“皆が日本人だ”という思い違いで、北海道のアイヌ人と沖縄の住民たちの文化をなくそうとしたため問題があったが、2度とそんなことが再発しないようにしようというのがクラブ設立の趣旨だ。さらに、私たちのクラブには政治に関与しないという鉄則もある」

――クラブではどんな活動を主にしているのか。
「アジアで市民・文化・経済交流を拡大する方針だ。インターネットでの情報発信やホームスティなど民間同士の出会いを拡大し、アジアの多くの都市で毎年2回、共同音楽会を開催する計画もある。アジア経済を研究する専門家たちも育成する。現在は、1年に1回ずつ7クラブの会員たちが会って交流を行なっている。さらに、アジアの多くの都市にクラブを拡大するため、東京にあるアジア各国の大使館にも支援を要請してきた」

――鳩山氏が主唱した「東アジア共同体」とどこが違うか。
「他のアジア諸国と区別して韓国・中国・日本だけの共同体を作ろうというのは、むしろ差別的だ。文化と歴史が全然違ったアジア諸国とも1つにならなければならない」

東京都荒川区西日暮里にあるダイナムの本社

前回、このブログで「マルハンジャパンバンク」のラオス、ミャンマーへの展開を報告した。マルハンの韓会長もずっと以前から、アジア全体を視野に入れた活動を行なってきた。そして今回も、ダイナムの件を探っていくと壮大な“アジア構想”が見えてきた。奇しくも、ホール業界におけるリーディング企業のツートップの視線は、日本を超えてアジア全体を見据えているということか。

考えてみれば、マルハンの韓会長は82歳、ダイナムの佐藤会長は66歳になる。いずれもパチンコを舞台に“激動の人生”を送ってきた。そして、そろそろ人生の仕上げの時期に入っているのも確かだ。そのなかで、自らの存在証明や存在意義を考えた上で、それぞれの方法でアジアへの支援を打ち出したことは興味深い。自らの資産をいかに有意義に、いかに有効に使うかを考え、自らが納得して出した結論であろう。これは多分に出自とも関係があるはずだ。

その真摯な気持ちが、また新たな人の和を作って、自らの世界を拡げていくことにもなる。順調に行っていれば、そろそろ中国あたりでアミューズメントに関する新たな動きが出てくるかも知れない。いずれにしても、いまの日本のパチンコを巡る環境は、劣悪を極めている。メーカーのみならず、ホール業界においても海外を視野に入れた活動は、今後ますます活発化していくことになるだろう。(佐渡屋太郎)

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