遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

“パチンコバッシング”の根源にあるもの【佐渡屋太郎-vol.211】

写真キャプション=バラを求めて中の島公園に集まってきた人々


いまは11年5月25日(水)の16時40分。先週末からホール組合の総会取材が続いている。明日もその取材があるのだが、今日は1日だけ空きができたので、久しぶりで事務所に出てきた。カバンの中に詰まった重い総会資料を置きにきたのが、第一の目的であった。ついでに、時間があったので、取材中に教えてもらった石原都知事の発言を批判した某業界誌の記事も読んでみた。

さらに先日、電話を掛けてきた京都のホール業者であると思うが、私の関わっているパチンコ業界誌の記事と、石原都知事発言を批判した記事を比較して、「貴誌の視点のどこに問題があるか!」というFAXも机の上に置いてあった。自分の名も名乗らず、送信してきたFAX番号も消しての通知であった。かなり、しつこい人である。私は前に掛かってきた電話のときに、「節電署名をしている多くの人は、パチンコをしない一般の人だ」と言ったはずだ。それに対して、「石原の背後を探れ」と何回も言ってきた。そんな背後は知っている。そんな視点で書いた記事ではない。

それをここで説明すると、事実として震災前からパチンコバッシングの動きが活発化し、震災後は“節電”という新たなバッシングテーマが生まれてきた。では、このバッシングの“根源”には一体、何があるのか。それが京都のホール業者の言うところの“貴誌の視点”である。いま、そのことを考えることが非常に重要だと思うから、それら運動体の主張することを興味深く観察しているわけだ。いろんな視点を持ちながら、それぞれの記者は記事を書いているはずだ。

写真キャプション=官能的な色気さえ感じさせるバラの大輪


私はこうした外部的な刺激によって、業界がその根源的な問題の解決に向かうことを願って、記事を書いた。それだけのことだ。それら勢力は的外れの指摘も多いが、いいところを突いてきている点もいくつかある。その“キツイ指摘”に、業界はどのような反論をするのであろうかという興味があったのだ。

もっと言えば、この国では弱いものに味方する国民的な心情がある。一生懸命に頑張っているが、強いものの圧力によって虐(しいた)げられているという状況に対して、世論は“弱者”の応援につく。ホール経営者たちの多くは、自分のことを“弱者”であると思っているはずだ。行政からの圧力も日常的に受けているし、競合相手との戦いに勝たないと明日の命もない不安な毎日を送っている。だから京都のホール業者も、業界誌が自分たちを守ってくれる存在になってくれることを願ったのではないかと思う。では、なぜその“弱者”に、世論は味方してくれないのだろうか。

一方、「中小企業等協同組合法」を元に結成された各都道府県のホール組合、さらにその全国組織である全日遊連は、傘下に1万2000店舗を抱え、約30万人の従業員を雇用する巨大団体である。そこに組合員であるホール事業者と、一般市民による“社会の目”との間で、大きな齟齬(そご)を生む結果を作り出す要因があるのではないかと思う。

写真キャプション=自然が創り出した造形の美をしみじみと堪能させてもらった


つまり、ホール事業者の多くは、自らを中小企業経営者であると思っている。しかし、“社会の目”はホール業界の売上(実は貸玉料金の総計)が最盛期で30兆円、いまは21兆円を超える“巨大産業”であると思っている。したがって、換金問題をはじめとした法的な整備をはじめ、今回の節電要請に対しても、それなりの社会的な対応をするのが当然だと考えている。その当然の対応が十分に徹底されていないことに対し、反発心を覚えるという構図だ。さらにホール自体の過激な体質も、パチンコをしない人たちが眉(まゆ)を顰(ひそ)める原因となっている。

全日遊連の実態を言えば、1店舗を経営する小ホール企業も県内に30店舗を擁する地元大手ホール企業も同じ組合員である。しかし、それらホール企業は、同じ21兆円産業を構成する一員と見られている。その結果、一般の人たちはトヨタ並みの“社会性”を、ホール業界に求めてくるわけだ。それに対して、ホール業界は自分たちが本来、中小企業の“弱者”であるのに、いきなり“強者”に転じたという自覚や意識が希薄だ。それが社会との軋轢を生んで、ホール業界が“悪者”になる構図を創り出している。

つまり、本来は“弱者”であったパチンコ屋が、社会的な需要や機械的なヒットを受けながら、“陰の存在”から“表舞台”に躍り出てきたわけだ。しかし、その間に業界としての“意識改革”や“組織的な変革”は私の見る限り、一部の大手ホール企業を除いてほとんどなかった。主張するときは“30万人の雇用”と言いながら、換金問題、脱税問題、依存症問題など、社会が求める要請に対してどれだけの成果を示せたのだろうか。

写真キャプション=昔、佐渡屋太郎は泥酔してこのライオンに跨ったことがあることを思い出した


本来なら、そうした努力と実績が、ホール業界の“信頼性”として帰結するはずだった。その意味で言えば、今の信頼性の低下は、当然の成り行きであるとも言える。その結果、業界の“社会性の欠如”が、一般市民の間で、固定観念として定着しつつあるのだ。つまり、売上は大きな業界なのに、社会的な常識を持たない、アナーキーな業種であるという認識である。その不信感が、不景気や今回の震災などの危機的な状況に直面すると、市民感情として一気に噴出してくるわけだ。

では、仮に石原都知事が自らの発言を撤回し、ホール業界に対して謝罪をしたら、パチンコをしない人たちの業界に対する考えは変わるのだろうか。身に降り掛かってくる“火の粉”は払わなければならないが、業界に対する不信感は、もっと根深いものであると思う。その不信感の源泉を、見極める必要があるのではないだろうかというのが、私の提案である。前回のブログでも書いたが、業界内でウジャウジャ言っているのではなく、Webなど一般の人たちの目の届くところに、その不信感を払拭するような情報を積極的に発信していく必要がある。さらに、その不信感を取り除くような“業界改革”が何より必要だ。

写真キャプション=バラ園はデートコースとして非常に適していると思う。その理由はバラの花は実に官能的な美しさを持っているからだ


そこであることを思いついた。いまから13年前の1998年、パチンコ雑誌で「パチンコ業界が解決しなければならない11の課題」という連載を、1年に亘って続けたことがある。そのテーマは、①廃棄台処理問題、②社会貢献問題、③換金問題、④脱税問題、⑤事故対策問題、⑥パチンコ依存症問題、⑦情報公開問題、⑧暴力団排除問題、⑨カード問題、⑩ゴト対策問題、⑪射幸性問題、⑫総括となっていた。今となっては懐かしい課題もあるが、逆に13年経っても依然として持ち越してきた課題も少なくない。

具体的に言えば、積み残してきた課題は、③換金問題、④脱税問題、⑤パチンコ依存症問題、⑦情報公開問題、⑪射幸性問題であろう。それらが複雑に絡み合って、業界に対する不信感を醸成している。まさに、“パチンコバッシング”を行なう運動体の指摘も、これらを俎上に上げている。しかし、これらの問題はかなり根深い問題である。だから、13年と言わず、その前から延々と業界が抱え込んできたテーマでもあった。したがって、これらの問題を解決するには、相当な意識改革と業界自体の構造改革が必要だ。その“大手術”は、もしかしたら業界自体を死に至らせる可能性もある。

しかしここ数年の状況を見ると、外部的なプレッシャーがその“大手術”を迫っているように思える現象が多くなった。一方、業界自体にはその自覚は希薄である。したがって自らは決して“手術台”に上ろうとしない。自分の体の調子が悪くなったのは、不景気やいい機械がでなかったからだと思っている。だから、景気が良くなり、いい機械が出てきてくれれば、また元のような客であふれるホールが戻ってくるはずだと考えているのではないだろうか。

写真キャプション=いまから開こうとする花弁に清純さとこの上ない色気を感じる


その一方で、“社会的な監視”の目は日々に厳しくなっている。たとえば、物販の業界では、その会社のポリシーに共感した人たちが、その会社の商品を買う。逆にそれら会社は、いままでの社会や業界のあり方に反旗を翻し、本音で消費者と向き合い、対話を行なうことによって成功している。一方、嘘をついている会社は、消費者の口コミネットワークで、どんどん潰れているのが現状だ。売り手と買い手の間で、“タブー”があるのは、信頼感の醸成に大きな障害となる。私の元にも、業界人だけでなく、パチンコファンからも業界やホールに関する情報が入ってくる。ほとんどが“苦情”である。その上で私自身は、この業界に対する危機感を日ごとに深めている。

しかし、意識が高まらないと、“改革”は起こらない。その根源的な状況変化に気付いている少数のホール経営者は確かにいる。しかし、業界全体としては実に“感度”が鈍い。さらに、業界全体を変えていこうとする中心人物の姿が、まだ見えてこない。まだまだ先の道は永いようだ。もっと言えば、この業界は自らの意志によって、“改革”を行なうことが果たしてできるのであろうかという思いも強くなった。もし、この業界が動くとしたら、正直に言って相当な外部的なショックを受けるか、行政による抜本的な構造改変しかないと思わざるを得ないような状況である。気持ちは暗くなるが、それも仕方ない。悔しいが、現実はありのままに受け入れなくてはならない。

写真キャプション=休日にバラを楽しみに来た多くの人々


そんな中、ホール組合の総会では、いくつかの内部抗争を見てヘキエキしたが、それはいまの政治も変わらない。そんなことをしている状況ではないだろう。しかし、青年部会の若手リーダーの言葉や、ある県の総会宣言にやや明るい兆しを感じるものがあった。次回は、そんなことでもネタにしようと思っているところだ。連日の総会取材と月末締切り原稿の取材で、ドッと疲れている。今回は内容に合う写真がないので、5月21日(土)に行った「中の島バラ園」の写真を入れて、気分を明るくしたいと思う。(佐渡屋太郎)

┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロ
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
スポンサーサイト

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 01:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yugidasuka.blog112.fc2.com/tb.php/435-b733bec2

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。