遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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なんば「個室ビデオ店火災」とグリーフケア【佐渡屋太郎-vol.118】

写真キャプション=10月1日に起きたなんば「個室ビデオ放火事件」の現場


 いまは10月6日(月)の20時30分。やっと葬儀雑誌の11月号の原稿が終わり、ほっとしているところだ。この間、世の中ではいろんなことが起こったようだ。清原の引退セレモニーがあり、現広島市民球場が幕を閉じ、麻生太郎総理大臣の施政方針演説もあったことを後から知った。原稿書きに追われていたので、何か遠い世界の出来事のような気がする。私の周りでは、なんばで「個室ビデオ店放火事件」があり、15人も亡くなったそうだ。また、この「遊技租界」も1周年を迎えたという。これさえも人ごとのような感じだった

 今日はいままで書いた原稿のチェック結果が届き、担当の編集者からの質問にも答えた。これで今回の原稿はすべてが、滞りなく終わった。と、思ったら急に気が抜けてしまった。いまは何も“やる気”がしない。しかし、このグログの原稿を書かなければならないのだ。実は先週の水曜(10月1日)に京都の“拠点”を出るとき、携帯電話を忘れてきた。そして、そのまま2晩は事務所に泊まりこみ、週末は大阪の“拠点”に行った。したがって、携帯電話ナシの生活を5日間つづけたことになる。

 この間、飲み会の誘いからも、原稿の催促からも、今後の打ち合わせからも、完全に隔絶されたところにいた。仕事は凄くはかどったが、少し淋しかった。また、少し厭世的な気分にもなった。社会とのつながりを絶つと、どんどん“孤独の穴”にはまり込んでしまう。それはそれでいい気持ちだが、いつまでも続けているわけにいかない。食っていかなければならないからだ。実に単純明快な理由であった。明日のために、今日からヤルゾ~!!

 今日、京都の“拠点”で目を覚ますと、携帯電話が不気味に振動していた。恐る恐る開いてみると、着信登録の一杯20件目が10月4日12時のものだった。10月1日から10月4日の11時まで、どんな電話が私のところにあったのだろうか。というわけで、いつまでダラダラ書いていても切りがないので、そろそろ本題に入る。実を言うと、先週の佐渡屋太郎は“事故づいて”いたのである。9月30日(火)の夕方、雨の中を1時間半も歩き、尼崎の「JR福知山線脱線事故」の現場に行ってきた。その日の夜中(日付は10月1日に変わっている)の3時頃、なんば「個室ビデオ店放火事件」が起こった。そして、翌10月2日にその現場にも行ってきたのである。

 「JR福知山線脱線事故」では106名の死者が出て、562人が負傷した。つい先日も4両目で負傷した25歳の男性が自殺して、死者は107名となった。この男性は事故の2ヵ月後から精神的に不安定となり、通院を続けていたという。一方、なんばの「個室ビデオ店放火事件」では、1人の自殺未遂に巻き込まれて15人が犠牲になった。JRの事故では、その1年後に挙行された慰霊祭の取材に行ったことがある。遺族席はマスコミの撮影を避けるため、幕で囲まれていたのが印象的だった。
写真キャプション=聖トマス大学の「サピエンチア・タワー」の10階から遠望するJR事故の事故現場


 さて、なぜ佐渡屋太郎は、05年4月25日に起こったJR脱線事故の現場に、3年以上経ってから行ったのであろうか。それは事故現場から直線距離で約1km離れた聖トマス大学に、取材に行ってきたのだ。同大学に来年4月、日本初となる「日本グリーフケア研究所」が設立される。“グリーフケア”とは、愛する家族や親しい人を失ったときに陥る“グリーフ”(悲嘆)の状態を、正常に通過するためにアシストをすること。基本的には、遺族の感情や行動を認めながら話を聞き、感情を外に出していく手法が取られる。悲しみの感情をうまく外に誘導できないと、病的な状況に陥るケースもあるのだ。

 さらに “グリーフ”について説明すると、遺族が体験する悲嘆のプロセスを「グリーフワーク」という。個人によって軽重はあるが、この段階的な回復へのワーク(仕事)を経ないと、悲しみを克服することができない。そのプロセスは、①「ショック期」(茫然として無感覚の状態)→②「喪失期」(現実に死を受け止めることができず、号泣・怒り・敵意・自責感などの強い感情が繰り返し出現する)→③「閉じこもり期」(死は受け止められたが、従来の自分の価値観を失って無気力な状態になる)→④「再生期」(死を乗り越えて、新たな社会関係を築いていく状態)という4段階があるそうだ。

 人によって違いはあるが、①と②の段階が1~2週間ほどのうちに現れるという。また全体的な期間は、配偶者との死別が1~2年、子供との死別の場合は2~5年もかかると言われている。やはり、愛する人と別れるというのは、実に長くつらい作業が必要なのである。私の父親が死んだとき、残された母親はまさに「ショック期」にあった。「ボーッとして、涙も出ない」と言っていた。その後、「グリーフワーク」に苦しんだようだが、ある偉い先生から「かあちゃんには、立派な息子が二人もいる」という色紙をもらって大泣きしてから、徐々に回復していったようだ。やはり、感情を外に出さなくてはいけない。その間、弟の佐渡屋次郎には相談があったそうだが、私への連絡は一切なかった。いかに佐渡屋太郎は母親に信用されていないかが、この1件でよく分かった。

 では、なぜ今になってこのような「グリーフ」が、注目されるようになったのであろうか。同研究所の設立パンフレットには、「かつて、日本社会は大家族で生活が営まれ、地域社会でも濃厚な人間関係があった。そのなかで、グリーフは癒されていた。しかし、現代日本の社会では核家族となり、また地域社会の人間関係も希薄なものとなった。そのような状況から『悲嘆者』はよりいっそう孤独となり、意識的に第三者からのケアを受ける必要が生じるようになった」と書いてあった。

 研究所設立のきっかけになったのは、同大学が開催した「『悲嘆』について学ぶ」という講座だった。これは一般に開放した講座であったが、300名の定員に1000名近くの応募があったという。現在、第3期が開催されており、小山明子氏(女優・評論家)や日野原重明氏(聖路加国際病院理事長・名誉院長)などが講師を務めている。一方、研究所は①研究部門、②公開講座部門、③人材育成部門の3部門からなる。③の人材養成部門では、「基礎コース」(1年)→「ボランティア養成コース」(1年)→「専門ワーカー養成コース」(1年)の3年間にわたる学習や実践訓練で、「グリーフ専門ワーカー」の資格が取得できる。

 葬儀業界でも“グリーフケア”に対する関心は高い。また、看護士やホスピスの医師の方たちも日常の業務のなかで、“グリーフケア”の重要性を痛感しているという。聖トマス大学で学長の話を聞きながら、何とこの世の中は多くの“悲しみ”に満ちているのだろうと考え込んでしまった。しかし、“悲しみ”のなかでもがいている多くの人たちにとって、有り難い1歩が踏み出されようとしている。これは大きな“快挙”である。佐渡屋太郎も微力ながら応援していきたいと思っている。
写真キャプション=雨の中を歩いて行ってきた「JR福知山線脱線事故」の事故現場

 その気持ちの高ぶりから、何としてもこの研究所の設立の原点となったJR事故の現場を、この目で見ておこうと思ったわけだ。1時間半も歩くうちに折り畳み傘は雨水を通し、JR尼崎駅に着いたときには、ビチョビチョの“濡れネズミ”みたいになっていた。その日の午前中は、京都の南禅寺で高僧の葬儀も取材をしていた。お陰で事務所に辿りついた時には、久し振りで足が痛かった。しかし、“仕事をした”という爽快な気分が次第に湧き上がり、静かにうまい酒を飲むことができた。また今回も、大きな回り道をしながら、仕事をしている佐渡屋太郎であった。(佐渡屋太郎

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