遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

船井総研が「パチンコ四季報」を刊行【佐渡屋太郎-vol.112】

写真キャプション=肝心の“鳥皮の刺身”を食べてしまった後のテーブル

 いまは8月27日(水)の12時25分。昨日は“猪八戒”と部備品会社の社長である“キーやん”と難波で飲み、また事務所に泊まってしまった。しかし、佐渡から帰ってから連日のように、カッコよくで言えば“打ち合わせ”、実態的に言えば“飲み会”が続いている。とにかく、いろんな話が持ち込まれてくる。パチンコ業界の水面下の動きが活発化している何よりの証拠であろう。お陰でパチンコ業界が復調する前に、私の体が崩壊してしまいそうだ。

 昨夜は大阪府立体育館前の“鳥屋”で、大阪で2軒しか出していないという“鳥皮の刺身”を食べさせてもらった。一緒に飲んだ“キーやん”は東北楽天の山崎武司選手にそっくりで、噂どおりの“真っ直ぐな人間”であった。本人は独立独歩でやっているのだが、こんないい人間には何とか力になってやりたいと思ってしまう。今度、パチンコ雑誌とこのブログで、パチンコ関連部備品の“売れ筋商品”を紹介することにした。

 “キーやん”は部備品会社の社長であるばかりでなく、河内音頭とレゲエとマジックのプロで、よくイベントなどに呼ばれるという。しかし、この何の関連もない“河内音頭”と“レゲエ”と“マジック”というのが面白いではないか。今度、ユーチューブで“キーやん”の河内音頭とレゲエを紹介しようという案も出た。河内出身の角刈り男が歌う“レゲエ”である。想像しただけで、ゾクゾクしてくるではないか。

 というわけで、そろそろ本題に入らなければならない。今朝1番の便で、船井総合研究所から冊子が送られてきた。タイトルは「パチンコ四季報――2008年全国主要10都市遊技客層データ」(価格=29800円〈税込み〉)とある。やはり“早起きは三文の徳”であった。実は船井総研の御大(おんたい)と新地で今夜、大手ホール企業の若手経営者を交えて飲む約束をしている。会場となるのは、某ホールオーナーが新規出店した韓国野菜15種類を揃えた焼肉店であるという。その店のことをS君に話したら、自分の知り合いが新地でやっている本格中華料理店も紹介してほしいという。今週は飲み続けでしんどいので、来週の月曜に取材をすることにした。いよいよこのブログも支離滅裂で、面白い展開になってきた。
写真キャプション=船井総研から送られてきた「パチンコ四季報」(定価=29,800円、船井総合研究所刊) さて、問題は「パチンコ四季報」であった。同封されたリリースには、「全国8都市、10エリア、ホール数約200店、客数9万人を弊社コンサルタントが実際に調査した客数データから様々な分析をしています」とある。しかし、中身を見てみるとこの表記は間違いで、「全国8エリア、10都市」であった。その内訳は、①北海道エリア=札幌、②東北エリア=仙台(太白/名取)、③北陸エリア=富山、④関東エリア=千葉、新宿、⑤中部エリア=名古屋(港エリア)、⑥関西エリア=なんば、姫路、⑦四国エリア=高松、⑧九州エリア=鹿児島である。

 具体的な内容は、各エリアに関する地図、エリア概要、遊技人口比率、平日休日比、エリア平均稼働、部門別客数比、タイプ別客数比、客層比(男女年齢別)、各店の稼働率、シェア、支持率などが掲載されているという。一口で言えば、クロス集計などを駆使し、“徹底的に分析しました”ということだろう。では、そのなかで私が興味をそそられた調査結果をいくつか紹介することにしよう。まずは、何と言っても私のホームグランドの「なんば」における各ホールの現状である。店舗数が多いので、稼働率トップ10のホールを抽出してみた。

【エリアレポート大阪・なんば/稼働率・シェア・支持率(PS合計)】(08年6月調査)
    店名      (総台数、客数) 稼働率 台数シェア 客数シェア 支持率
①マルハンなんば店  (1072台、867人) 81%   8%    16% 193%
②大東洋千日前店    (405台、316人) 78%   3%    6% 186%
③AION難波店     (433台、332人)   77%   3%    6% 183%
④アローナンバHIPS  (1100台、697人) 63%   8%    13% 151%
⑤四海樓本店      (1063台、559人) 53%   8%   10% 125%
⑥CLUB-D       (351台、179人)   51%   3%   3%  121%
⑦四海樓おくちょー    (196台、89人)  46%   1%    2% 109%
⑧スロットシアター四海樓 (395台、158人) 40%   3%    3%  95%
⑨キョーイチミナミ店  (1466台、580人) 40%   11%   11%  94%
⑩千日前タイヨー     (294台、110人)37%   2%    2%   89%
⑩四海樓法善寺店     (241台、90人) 37%   2%    2%  89%

 しばらく視察をしない間に、なんばのホール勢力図は大きく変化したようだ。マルハン、大東洋、アロー、四海樓の大手は不動だが、昨年12月13日にグランドオープンした「アローナンバHIPS」が、四海樓グループの本拠となる「四海樓本店」を凌駕している点が実に興味深い。一方、もう1つの“雄”であるキョーイチグループ(松原興産)の凋落ぶりが著しい。「キョーイチミナミ店」(1466台、580人)=40%は辛うじて稼働率ベスト10に入っているが、他は「キョーイチなんば店」(1833台、505人)=28%、「ジャンボ・エンターテイメント」(1121台、255人)=23%で、以前では想像できないような状況にある。また、大阪を代表するホール企業である延田グループの「難波123」(914台、284人)=31%も、当初の勢いが失速しているようだ。本当に、このような変化が起こっているのであろうか。近日中に、実際この目で確認して来なくてはならない。

 この「四季報」では、こうしたエリアの調査・分析のほか、巻末に「データMAX1200人調査よりわかる遊技者動向」というページもある。1200人の顧客を客層別に分類し、それそれの遊技志向を浮き彫りにしている。現在、低玉営業をはじめ営業手法も多岐にわたり、顧客にとっての選択肢が増えているのは確かだ。しかし実際、顧客はそのような現状に対し、どのように考えているのだろう。顧客の“声なき声”を聞き、それにどのように対応していくかで、ホールの命運が決するとも言える。ここでは、ホールの営業形態に関するアンケート結果を紹介する。

●質問=「下記のパチンコ及びパチスロの営業形態について、もっとも当てはまるものをそれぞれ選択してください」

●回答選択肢
① 遊技経験があり、今後もメインで遊技する。
② 遊技経験があり、今後はメインではないが少しは遊技する。
③ 遊技経験はないが、近隣店舗にできれば一度は遊技してみたい。
④ 遊技経験はあるが、今後は遊技しないと思う。
⑤ (興味がないので)遊技しないと思う。

 【アンケート対象=4円パチンコメイン客】
             ①    ②    ③    ④    ⑤
1円パチンコ   7.4%  30.8%  14.3%  15.4%  32.1%
2円パチンコ   4.5%  9.1%   30.6%  8.5%  47.3%
4円パチンコ   100%  0%    0%   0%   0%
5円スロット   5.6%  13.9%  18.1%  9.8%   52.5%
10円スロット  4.3%   9.2%  22.6%  8.7%   55.1%  
20円スロット  57.6%  10.1%  4.2%  4.5%   23.6%
【分析】
● 4円パチンコメイン客の57.6%が20円スロットもメインで遊技している。
● 4円パチンコメイン客の30.8%が1円パチンコをサブで遊技している。

【アンケート対象=1円パチンコメイン客】
            ①    ②    ③    ④    ⑤
1円パチンコ   100%  0%    0%   0%    0%
2円パチンコ   14.9% 19.3%  37.7%  7.9%   20.2%
4円パチンコ   36.0% 35.1%  11.4%  7.9%   9.6%
5円スロット   31.6% 20.2%  18.4%  3.5%   26.3%
10円スロット  16.7% 20.2%  21.1%  3.5%   38.6%   
20円スロット  25.4% 25.4%  13.2%  7.9%   28.1%
【分析】
● 1円パチンコメイン客は「5円スロット」もメインで遊技するものと思われ、1円パチンコ遊技客の満足を高めるためには「5円スロット」の導入も有効と思われる。
● 1円パチンコメイン客は、「2円パチンコ」に対する反応も高く、1円パチンコ遊技客の一部は「2円パチンコ」に誘導することは可能である。

 こうしてみると、現在ではパチンコとパチスロの垣根が低くなり、両方にまたがって遊技する“両刀使い”が増えていることが分かる。その背景には、パチスロ客のパチンコへの流入もあるだろう。全体的にはパチスロがパチンコのサブになっているような構図だ。また、“低玉客層”における今後の志向として、「2円パチンコ」や「5円パチスロ」への流れを分析では指摘している。事実、北海道の「1円パチンコ」先進エリアでは、競合による粗利の低下から「2円パチンコ」を導入するホールもあるという。

 つまり、「1円パチンコメイン客」における「2円パチンコ」=①14.9%、②19.3%、③37.7%、「5円スロット」=①31.6%、②20.2%、18.4%という調査結果だ。しかし、逆の見方をすれば、「4円パチンコ」=①36.0%、②35.1%、③11.4%、「20円スロット」=①25.4%、②25.4%、③13.2%という依然として高い数値にも大きな意味があるように思う。「1円パチンコメイン客」は“低玉客層”として見られているが、その片足は「4円パチンコ」や「20円スロット」に置いている実態を見たような気がしたのだ。

 この問題については、文字数が多くなりすぎたので、これ以上の追究は止めよう。いずれにしても、いろんなことを考えさせてくれる「パチンコ四季報」である。さらに、エリア調査の総括として、「地域一番店の特徴」「全国チェーンの客層の特徴」「全国チェーンを凌駕する繁盛店の客層の特徴」「女性客に強い店舗の特徴とは?」「シニア層の支持が高い店舗の特徴」「マックスタイプに強い店舗の客層」「低玉貸し営業の客層特徴」など、興味深い分析もなされている。客層にまで踏み込んで、各テーマを分析しているのが大きな特徴だろう。各ホール企業に1冊はあってもいい“データ資料”であると思う。私も飲んでばかりいないで、この本を読んで勉強しようと心に決めた“痛飲”の翌朝であった。(佐渡屋太郎


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
ポチッと応援宜しくお願い致します!m(_ _)m
明日への活力人気ブログランキングへ
にほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング

┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
会員制オンラインショッピング
パーラーオンラインショップ

┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
遊技租界のパチンコ商品レビューブログサイト
遊技租界『ナイトウ龍司のパチンコ商品レビュー』
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
スポンサーサイト

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 09:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

船井総研からリリースが届いた 《まいど佐渡屋#4・船井総研レポート》

船井レポート/表紙写真
2007年の営業総括をもとにした2008年営業戦略指針提案レポート
(全150ページ、12月10日発売、価格=14,800円、限定100部)
image_0001.jpg


 今は11月29日(木)の12時30分。やっとブログの原稿が書ける時間ができた。ストック原稿がない状態が続いているので、いまフル回転で原稿書きにいそしんでいるところだ。まず1本目は、数日前に電話があって紹介してほしいという依頼を受けた船井総研のレポートからいくことにしよう。

 書名は『2007年の営業統括をもとにした2008年の営業戦略指針提案レポート』というやけに長いタイトルのレポートである。船井総研の奥野チームが作成したものらしい。まあ、以前から付き合いのある奥野さんだから、このブログでも紹介することにした。実は奥野さんチームは毎週2回くらい「週刊以上日刊未満FAX新聞」を発行しており、私のところにも送ってもらっている。最近はそれ以外のFAXニュースを含めて読む時間がなく、机の横にうず高く積みあがっているのであるが……。

 このレポートは、そのFAX新聞のダイジェスト版を出してほしいという要望を受けて制作の着手したという。現物ができたら私のところにも送ってくれるそうだが、まだ完成してないようなのだ。したがって、私はまだその実物を見ていない。それでも送られてきたリリースにそって紹介することにする。

 リリースでは、パチンコ業界における今年1年の最大トピックスは「低玉貸し営業の大流行」で、その次が「スロット完全5号機時代の到来」であるという。いま、そのパチスロ5号機で頭を抱えているホール関係者も多いと思う。そうした現象を奥野氏は、「スロットの登場以来、初めてスロットの収益性がパチンコを下回る時代」と命名した。当然ながら06年まで増加を続けていたスロット専門店も、今後は減少に転じると予測している。

 しかし、こうした現象を逆に考えれば、「パチンコがスロットより射幸性が高い時代」と言えるとしているのだ。この当たりの“プラス思考”が何とも船井総研らしい。その結果、4号機の撤去以来、パチスロファンのうち高射幸性機を好むユーザーは、パチンコ移行しているというのだ。では、そうした“移行客”はどんな機種を打っているのか。実はこれがこのレポートのメインテーマとなっている。

 こうした高射幸性を好む顧客が打つのは、これも当然ながら「CR花の慶次」に代表される1/400タイプ(MAXタイプ)であるという。したがって、08年以降の注目機種としてMAXタイプを挙げ、その有効活用を提案するのがこのレポートの“目玉”であるとリリースでは言っている。しかし、概要を見るとかなり広範囲にわたる考察や調査や提案が行なわれている。私だけが分かっていても仕様がないので、その概要を列記してみよう。

【本レポートで取り上げた重要テーマ】

①早くも過当競争時代に入った低玉貸し営業は2008年以降も必要なのか?~過当競争時代における低玉貸し営業の有効活用法~(23ページ)

②2007年度の注目ヒット機種・CR花の慶次!2008年以降も花の慶次スペックはヒットするのか?~MAXタイプの有効活用法~(14ページ)

③カリブ海と沖縄海を比較したプレイヤーの評価は?プレイヤーアンケートをもとにした海シリーズのヒットスペックをズバリ大胆予測!(5ページ)

④パチスロ客数減少は激しいものの、パチスロ減台は果たして“正解”なのか?5号機時代のパチスロ営業戦略(18ページ)

⑤エリアレポート~2月→11月の遊技客動向~(45ページ)
パチスロ激戦区篇(姫路・岡山・蒲田)
低玉貸し激戦区篇(札幌東区・岐阜可児・沖縄)

⑥業界を取り巻く環境と業界最新動向(9ページ)

⑦新規出店のポイント(9ページ)

コラム:異業種最新事例(15ページ)

 これがレポートの全容のようだ。限定100部というのが何ともニクイ演出ではあるが、関心のあるホール関係者は早めに注文した方がよさそうだ。セミナーに行くよりは安いし、もしかしたら今後の営業のヒントが見つかるかもしれない。参考までに、見本ページも下に貼り付けておく。なお、注文や問合せは、TEL.03―6212-2930(担当=石川、谷本)まで。

image_0001.jpg

■ 参考見本ページ ■
 ① 2008年パチンコ・パチスロ市場マップ(※クリックでご参照下さい) 
 ② エリアレポート【札幌東区エリア】 (※クリックでご参照下さい) 

| まいど佐渡屋 【新商品】 | 15:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ついに船井総研のPB機が保通協を通った 《まいど佐渡屋#3・満開花桜》

 さて、11月9日(金)に起こった2件目のパチスロに関するニュースである。1件目で紹介したデンケン販売の「ぴかっとシーサー」を扱うことになった販社の幹部と話すうち、常連となっている飲み屋が同じであることが分かった。そこで、19時からまた飲む約束をして、とりあえず事務所に帰ってきた。

 その件でいろんなところと連絡を取り合い、「ぴかっとシーサー」を紹介する段取りをしていた16時30分ころ、また1本の電話がかかってきた。電話の主はビームの開発責任者I氏であった。実は数日前から船井総研のK氏に、何回も連絡をしていた

 しかし、K氏は私がパチンコ雑誌で依頼していた原稿がまだ書けていないため、いつも留守電だった。私はその気持ちがよく分かる。いまの私も、まさにそんな状況にあるからだ。原稿ができないと、怖くて担当者からの電話に出ることはできないのだ。

 また、あることを集中して思っていると、その思いが相手に通じ、向こうから連絡があるということもよくある。今回もまさにそのケースと言える。私はK氏にPB機がどうなっているのか聞きたかったのだ。そしたら、その機種の開発をしていたI氏から電話が掛かってきた。

 電話の内容は、「PB機が今日(11月9日)付けで、保通協を通ったという通知を受け取った」というものだった。「まず、佐渡屋太郎さん(当然ながら、本当の電話では私の麗しい本名であった)にお伝えしたかった」とも言っていた。まさに、“ライター冥利”に尽きる一瞬ではあった。私もこの件では随分、苦労したのである

 ここで、この件に関する事情を知らない読者のために、簡単にPBプライベート・ブランド)機について説明しておこう。PB機というのは本来、ホール企業が自社のホールのために独自に開発した機種のことをいう。つまり、その機種は開発したホール企業のホールにしか設置されない。決して他のホールでは打てない、そのホールの“オリジナル機”と言ってもいいだろう。

 その機種に人気が出て、多くの顧客を吸引するようになれば、他店の“差別化”に大きな効力を発揮する。ただ、1つの機種を開発するのには、莫大な資金が必要だPB機の開発を依頼されたメーカーでは、ある程度の台数を買ってもらわなくては採算が取れない。その最低ロットは機種の内容によっても異なるが、3000台とも5000台とも言われている。

 ひと昔まえは、大手ホール企業のモデル店舗に設置された遊技機の台数(業界では簡単に、「総台数」という)は480台であった。その頃は、保有する店舗が200店を超えると、PB機の展開が可能になると言われていた。では、現状はどうであろうか。

 最大のホール企業であるマルハンの店舗数は、07年3月期で209店。全店舗における機械台数の合計は、11万8451台に上る。参考までに、その時点で設置台数が多かったベスト3を挙げると、パチンコは①「CRスーパー海物語M55W」=1万5264台、②「CRスーパー海物語IN沖縄MTA」=8028台、③「CRぱちんこウルトラマンM78TF7」=6942台。一方、パチスロは①「デンセツノオトコD」(「押忍!番長」)=7156台、②「ホクトノケンSE」=6378台、③「デンセツヘノミチD」(「秘宝伝」)=5680台であった。

 長々とした説明になったが、要するに全国展開の大手ホール企業では、やる気さえあれば十分にPB機の展開ができるスケールになっているのだ。ただ、実際に動いたのは現在のところダイナムくらいだろう。その代わり、ホール組合や団体でPB機を開発し、構成員のホールに販売するケースが増えている。

 今回は「ビーム」というメーカーがパチスロ機を開発し、それをコンサルタント会社の「船井総合研究所」が支援するホールに販売するという新しい形を生み出したのだ。したがって、実質的にはコンサル会社のPB機と言ってもいいだろう。目標は全国800ホールに5000台の導入である

 また、導入ホールも船井総研が調整し、同じエリアでは1つのホールにしか案内状を出さない。したがって、エリア内でビームのパチスロ機を設置しているのは1ホールしかない。文字通りの“PB機”となるわけだ。

 これによって船井総研は、傘下のホールと他のホールとの“棲み分け”を図ろうとしている。もちろんこの手法や販売方法には、様々な賛否両論があるだろう。そうした声はすでに私のところにも届いている。ただ、私はこれがどのような形で展開していくのかということに、大きな興味を持っている1人であるのは確かだ。
 
 私は船井総研のK氏と10年以上の付き合いがあり、このPB機の件に関して、できるだけの協力を約束した。実際、パチンコ雑誌にも、ビームの親会社である第一興産のO社長とK氏の対談を6ページにわたって書いた。

 その記事を書くのに、私は2晩も事務所に泊まりこんだ(夜はしっかり寝ていたが…)。記事では当初、機種の紹介を入れる予定だった。それは7月末には多分、保通協を通るはずだという話であったからだ。しかし、もし通らなかったら、事前に機種の紹介をすることは、規則違反になってしまう。

 だから私は、原稿締め切りのギリギリまで待ち(実は他の原稿の執筆に追われていた)、最終的に機種情報を入れない決断をした。恐らく、その時の検定には通らないと思ったからだ。その機種情報を入れることに、最も神経質になっていたのが、実は開発担当のI氏だった。その気持ちは、取材をしているときにビンビンと伝わってきた

 そのI氏から「保通協通過」の報告があったのだ。彼も大きな肩の荷を下ろしたことだろう。改めて、「おめでとう」と言いたい。遊技機の開発はまさにドラマである。何日も会社に泊まりこみ、夜中にシコシコと作業をする。言うことを聞かない機械との対話を、根気強く長期間にわたって続けるのである。

 筋金入りの“オタク”でしか、こんなキツイ期限と投資した莫大な開発費に対する“重圧”に、打ち勝つことはできないだろう。そのなかでヒット機を生み出してくる開発技術者は、まさにオタクのなかの“キング・オブ・キングス”と言える。今回は、そのドラマの一端を垣間見たような気がする。

 実はあの記事を書いてから、私のところにも多くの問合せがあった。「通ったのか」「いつ通るのだ」から、「まだ通らないのか」「一体、いつになったら通るのだ」へとヒートアップし、随分ひどいことを言われたこともあった。言っておくが、私は開発担当者ではない。しかし、そんな経験を通して、開発部隊の一員になったような気がしているのである。

 今回、見事に保通協を通った機種は、「満開花桜」という。これが船井総研のPB機の“第1弾”となる。敬意を込めてI氏をはじめとした開発部隊が、心血を注いだこの機種の概要説明を、そのまま引用することにしよう。

 「第1弾としてこだわり続けた機械性能を実現!/ハイスペック5号機として堂々のデビュー!/設定6の出玉率は116.0%を実現!/全てのボーナス後に増えるRT(1ゲームあたり約0.65枚)を100ゲーム搭載!」

 実に、名文である。読みながら泣けてきた。さらに、具体的な説明として、「10.4インチ役物連動型、美麗液晶搭載/2000パターン以上の演出による期待感向上を実現!/分かり易く、且つ熱いプレミアム演出も多数用意!/万全のゴト対策!/回胴本来の面白さを追求した美麗リーチ目多数あり」とあった。この部分では、やや表現上の問題が見られる。

 しかし、ボーナスで300枚を超える払い出しがあり、RT100ゲームで純増約210枚というのは、そこそこ頑張ったのではなかろうか。また、RTの消化中に「パリン」というガラスが割れる音がするとともに、中パネルの満開ゾーンを目押しするとRT終了回避(リプパン搭載)もできる。

ボーナス合成確率は、設定1=1/266、設定2=1/250、設定3=1/234、設定4=1/217、設定5=1/200、設定6=1/183。出玉率は、設定1=約96.5%、設定2=約98.6%、設定3=約101.3%、設定4=約105.7%、設定5=約110.4%、設定6=約116.0%となっている。

 また、導入されると何か言ってくる人は、必ずいるだろうと思う。それも仕方ないことではある。来週はI氏と会って、具体的な方策を練ってくることにしよう。しかし、保通協に通ったここ数日は、心おきなく感激することに決めた


ビーム1s-

多分、本邦初公開となるPB機第1弾満開花桜」の筐体写真

| まいど佐渡屋 【新商品】 | 13:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

儲かる話を聞いてきた 【佐渡屋太郎-vol.9】

 今日は10月8日(月)で、連休の3日目になった。ブログを見ると猪八戒の「ナイトウ龍司」は貴重な家庭サービスを行い、愛がこもったおいしいケーキを食ったようだ。

 こちらは3日とも事務所に出て、原稿書きに追われていた。猪八戒のブログを見ていて、「私にもあんな時代はあったな~」と懐かしく回想にふけってしまった。それも今は昔のこと。いま家庭は崩壊状態で、今年から来年にかけて“再構築”しなければならない。しかし、それには想像を絶するようなエネルギーが要るだろう。このヨレヨレの佐渡屋太郎に、そのエネルギーが果たして残っているのか。その動向に大きな注目が集まっている

 前フリはこれくらいにして早速、本題に入ることにしよう。テーマは“儲け話”である。一応、「商売道日記」なる看板を掲げているので、ボチボチ儲かるネタでも紹介しないといけないと思っていたら、いい話が飛び込んできた。これで一気に“汚名返上”といきたいところだ。

 実は昨日、この件を会員制の有料Webに書き始めたのである。しかし、これはパチンコ業界に特化したページなので、根拠となる数値データの説明が必要になる。これがやたらに面倒くさくて、半分まで書いて投げ出してしまった。したがって、ここでは難しい話は止めて、そのエッセンスだけ伝えることにしよう

 まず、話を始める前に、私の前回の記事を読んでもらいたい。これからの話はその続きとなる。いま、ホール業界で“1円パチンコ”(パチンコ玉を買うときこれまで1個が4円であったのを、1円にした新形態の営業手法)が物凄い勢いで伸びてきていることは、ご存知だと思う。導入ホールは今年6月に100店ほどだったが、現在では全国で1000店を超えている。こうした説明をすると話が永くなるので、以下は簡略化していく。

 では、なぜこんなに増えてきているのか。それは稼働が上がるからである。立ち上がりに十分な販促を行い、1円コーナーの稼働3万~3万6000発くらいにまで持っていけば、その後は安定した稼働が維持できる。大型の競合店が出てきてもほとんど影響を受けないし出玉を放出しなくても集客力は落ちない。

 そんな“夢”のようなことがあるのかと疑う人がいるだろう。そんな人には、現時点では“ある”と答えておきましょう。その根拠を説明すると、話しが長くなる。“遊べるパチンコ”に対する大きな需要を引き込んだことと、4円パチンコの減台効果が相乗的に働いているとだけ言っておく。それでも信じない人は、近くの“1円パチンコホール”を見てきてもらいたい。「百聞は一見に如かず」という諺もある。

 もちろん、成功に導くには4円と1円パチンコの適正比率、販促方法、1円パチンコの機種構成など、それなりのノウハウは当然ある。しかし、いまのところ失敗例がほとんどないという。ただ当初、私はこの営業形態は不振店の“起死回生策”であると思っていた。実は先月末からこの営業の実態を掴みたいと思い、私は“1円パチンコ”に関するセミナーを“ハシゴ”していたのだ。

 しかし、昔から付き合いのあるコンサルタントN氏は、「閉鎖した中小ホールを借りに走れ」(佐渡屋太郎がN氏の言葉を意訳したもの。彼は決してこんな下品な言葉は使っていない)と号令を発したのである。私も昨年から不振ホールの8号営業への転用を提唱している。しかし、さすが超不振ホールの「即時立て直し法」で名を売ったN氏である。僅かに見えたシーズの尻尾をしっかり自分の物にして、新たなビジネスモデルとして提出してきた。

 では、具体的にそのビジネスモデルを紹介する稼働が前述の通り3万~3万6000発で、玉利10銭、台粗3000円以上。ここまで稼働を上げれば、入替えの回転数は0.5回で、放出の必要もない。少し乱暴な説明だが、面倒臭いので営業実態はこんなものと思ってもらいたい。
 
 そこでN氏のプランは、200台クラスの“1円パチンコ”ホールを、5店ほど出店するというプランだ。不振ホールの建て直しではなく、新たな営業形態による店舗展開というダイナミックさが実に私が好むところだ。この話を聞いて、篠原涼子ではないが“グッときた”のである。このフレーズは前に使ったような気がする

 目指す物件の家賃は、想定月間粗利の1/10以下。改装は金を掛けずに1店当たり2000万円から3000万円で行なう。問題は立地である。基準となるのは商圏人口で、10万人なら250台8万人なら200台6万人なら150台4万人なら100台の営業が成り立つとという。

 ちなみに駐車場だが、いまは設置台数の80~90%の台数分が必要だ。しかし、“1円パチンコ”のメイン客数は自転車客であり、70%をカバーできれば十分で、駅前型なら駐車場がなくても成立する。自転車客で考えれば商圏は半径10分以内で2.5キロ、これをもとに人口密度を算出すると、10万人商圏なら6000人となる。大阪府内の商業エリアの人口密度はだいたい1万人以上で、名古屋市内なら6000~7000人といったところだ。

 だから、少なくともいまの大阪なら十分に、250台クラスの“1円パチンコ”は成立する。このビジネスチャンスをどのように見るのか。ランクが固定した4円パチンコで、存亡を賭けた苦しい営業を続けるのか。成功率30%と言われる新店の出店に命運を託すのか。それとも、失敗例がほとんどない“1円パチンコ”の新業態に打って出るのか。

 N氏は「ある業界が“1円パチンコ”は一過性のブームだと書いていたが、これはけっしてブームではなく、新業態の1つとして定着する」と明言していた。来年の1月~2月には2000店、来年中には4000店に増えるという予測を示した。別のセミナーでは、この低玉貸営業は3年もつという見解もあった。

 ある業界誌とは多分、私が記事を書いている雑誌だろう。今後の展開については反論もあるが、“商売道”としては儲かるときに儲けるというのが鉄則だ。タイミングを逃すことなく迅速に、しかし計画はあくまでも緻密に組み立てる必要がある。さて、このビジネスモデルをどのように考えるのか。それは情報の受け手側の判断だろう。ここまで書いたところで、崩壊した家庭から「早く帰ってこい!」という電話があった。まだ、書き足りないが今日はここまでにする。
佐渡屋太郎 



先週、出席して貴重なネタを提供してもらったセミナー会場の様子

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 11:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。