遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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景品会社の御大(おんたい)に会ってきた【佐渡屋太郎-vol.106】

写真キャプション=偶然に写真を撮ることができた祇園祭「山鉾巡行」を行なう「鶏鉾」

 今日は7月19日(土)の19時30分。7月17日(木)に徹夜をして、やっとパチンコ雑誌の最後の原稿6ページを書き上げた。そして、ついにその日は一睡もできず、翌朝の9時30分に大和路線に乗り、奈良の葬儀会社へ取材に行ってきた。もう、フラフラだった。しかし、こういうときは力が抜けているので、人の話がよく聞ける。喋る元気もなかったので、相手の話に終始頷いていた。しかし、なかなか面白い試みを行なっている葬儀会社で、好感が持てた。ホームページと家族葬サロンだけで、“顧客本位”の葬儀を実践している会社だった。せいぜい、いい原稿を書いて、その試みを応援することにしよう。帰りには寿司までもらってしまった。

 17日(木)は昼過ぎに京都の“拠点”を出ると、四条通りが通行止めだった。考えてみれば、祇園祭の「山鉾巡行」ではないか。堀川通りから烏丸の方を見ると、遠くに鉾が見えた。そして、原稿の締切り日が過ぎているというのに、このブログのためにわざわざ烏丸まで歩き、撮ってきたのが冒頭の写真だ。さらに今日、その写真にキャプションを入れようと思ったのだが、これが何の鉾か分からないのだ。そこで調べに調べてやっと判明した。結局、2時間も掛かってしまった。せっかく調べたのに、勿体ないので「山鉾巡行32基の全容」を紹介することにする。

 京都では、祇園祭の終わりに激しい夕立があって、それが上がると梅雨が明けるというのが、1つの風物詩のようになっている。今年の近畿地方は6月2日に“梅雨入り”し、“梅雨明け”宣言が出たのが7月16日の11時だった。ちょうどいい頃合の“梅雨明け”ではないか。ただ、この間の降雨量は230㎜で、過去平均の77%しかなかったという。夏の水不足が少し心配だ。

 幸か不幸か、私も久し振りで、少しだが「山鉾巡行」を見た。京都に住み始めた頃は毎年、友人が各地から遊びに来たので、一緒に見に行ったものだ。また、昔は錦市場の近くに事務所があったので、いやでもその一部始終を目にした。しかし、自分が撮った“鉾”が何か分からないのである。京都の住人としては、巡行の32基くらい覚えておかなくてはならないだろう。自戒の意味と私的な備忘録として、以下にその全容を記しておく。
写真キャプション=四条通りを東に向けて進んでいく山鉾の列

祇園祭り「山鉾巡行」32基の全容】(名称、読み、重量、所有する町名) 

1=「長刀鉾」(なぎなたぼこ)、11.1t、四条通烏丸東入ル
2=「孟宗山」(もうそうやま)、0.54t、烏丸四条上ル
3=「油天神山」(あぶらてんじんやま)、0.55t、油小路通綾小路下ル
4=「保昌山」(ほうしょうやま)、0.67t、東洞院松原上ル
5=「函谷鉾」(かんこぼこ)、11.39t、四条通り烏丸西入ル
6=「太子山」(たいしやま)、0.59t、油小路通仏光寺下ル
7=「四条傘鉾」(しじょうかさぼこ)、0.4t、四条通西洞院西入ル
8=「占出山」(うらでやま)、0.51t、錦小路通烏丸西入ル
9=「鶏鉾」(にわとりぼこ)、9.42t、室町通四条下ル
10=「白楽天山」(はくらくてんやま)、0.71t、室町通綾小路下ル
11=「霰天神山」(あられてんじんやま)、0.65t、錦小路通室町西入ル
12=「山伏山」(やまぶしやま)、0.6t、室町通蛸薬師下ル
13=「月鉾」(つきぼこ)、11.88t、四条通室町西入ル
14=「芦刈山」(あしかりやま)、0.64t、綾小路通西洞院西入ル
15=「綾傘鉾」(あやがさぼこ)、0.36t、綾小路通室町西入ル
16=「蟷螂山」(とうろうやま)、1.22t、西洞院通四条上ル
17=「菊水鉾」(きくすいぼこ)、10.3t、室町通四条上ル
18=「木賊山」(とくさやま)、0.67t、仏光寺通西洞院西入ル
19=「伯牙山」(はくがやま)、0.52t、綾小路通新町西入ル
20=「郭巨山」(かっきょやま)、0.69t、四条通新町西入ル
21=「放下鉾」(ほうかぼこ)、10.32t、新町通四条上ル
22=「岩戸山」(いわとやま)、8.25t、新町通高辻上ル
23=「船鉾」(ふねぼこ)、8.41t、新町通綾小路下ル
24=「北観音山」(きたかんのんやま)、9.27t、新町通六角下ル
25=「橋弁慶山」(はしべんけいやま)、0.8t、蛸薬師通烏丸西入ル
26=「黒主山」(くろぬしやま)、0.67t、室町通三条下ル
27=「八幡山」(はちまんやま)、0.75t、新町通三条下ル
28=「鈴鹿山」(すずかやま)、0.7t、烏丸通三条上ル
29=「役行者山」(えんのぎょうじゃやま)、0.84t、室町通三条上ル
30=「鯉山」(こいやま)、0.81t、室町通六角下ル
31=「浄妙山」(じょうみょうやま)、0.78t、六角通烏丸西入ル
32=「南観音山」(みなみかんのんやま)、9.54t、新町通蛸薬師下ル

 というわけで、私が偶然に撮影した“鉾”は、いくつかの写真と照合した結果、9=「鶏鉾」であることが判明した。苦労したが、答えが分かってスッキリした。この「鶏鉾」は平和の象徴とも言うべき、ありがたい鉾である。その命名の来歴は、むかし堯の時代は平和が続き、訴訟ごとがあるときに打つ太鼓に苔(コケ)がむして、鶏が巣を作ったという故事によっている。世界的に不景気が要因となって、次第にキナ臭さが増している昨今であるが、「コンチキチン」のマッタリした余裕が必要だろう。幾多の戦乱を経験した京都人の、達観した“おっとりさ”に敬服したい

 さて、前置きが長くなりすぎた。問題は換金システムの今後である。和歌山で始まった顧客から手数料を徴収するという新たな動きを、果たしてどのように捉えたらいいのか。そこで佐渡屋太郎は、知り合いの景品会社の御大に、話を聞きに行ってきた。その御大は多くのエリアで一般景品や特殊景品の卸業をしており、現場の情報に精通し、さらに全体的な分析ができる人物である。この和歌山の件にも関わっている。

 まず、その最初の問いは、景品会社として顧客から手数料を取ることを、どう思うかである。これに対しては、要はホールが決めることに従うだけというスタンスだった。ホールが手数料を取ると決めれば取るし、取らないと言えば取らない。景品の卸や景品の交換業務は、建前的に第3者の業務であるとはいえ、ホールの依頼を受けて行なうこと。ただ、顧客から手数料を取れば、景品交換システム自体に余裕が生まれるので、景品会社としては歓迎こそすれ、反対する理由はない。ただ、もし顧客の反発があれば、ホールが影響を受け、それが景品会社に波及してくることはあるだろう。しかし、ホールの決定に反対する立場にはないということだった
写真キャプション=顧客から手数料の徴収をはじめた和歌山市の景品交換所

 ここで、景品交換所の構造的な問題が出てくる。和歌山のように統一景品システムを採用しているところでは、景品卸業者がホールに景品を納入したとき、その景品額の一定割合(以前の和歌山県では0.4%)で手数料が徴収される。それを景品卸業者と景品交換業者で分配する。和歌山県では以前、景品卸業者=0.2%、景品交換業者=0.2%のという比率だった。つまり、0.2%の手数料で景品交換所は運営されているわけだ。しかし、それだけでは運営しきれずに、破綻に瀕していた。

 実際は、ホールが土地と建物を提供し、2~3人は必要な作業員の人件費も負担していたのである。ホール企業の従業員が景品交換所に入っていたケースも多い。つまり、実質的にはホールが景品交換所を運用していたことになる。こうなると、自然的に景品も景品交換所からホールへと還流していく。これでは立派な“自家買い”になってしまう。いわゆる“2店方式”だ。

 また、体裁的に景品交換所の運営は別会社になっていても、それを親族やホール経営者と関係の深い人物が経営して、景品が交換所とホールを入ったり来たりしている例は全国に多いだろう。交換所が顧客から買取った景品を、景品卸業者が回収し、またホールに納入するというサイクルが築けなければ、正式な“3店方式”にはならない。そのためには、景品卸業者が1日に1回はホールに景品を納入し、景品交換所から景品を回収しなければならない。

 しかし、このシステムを構築するのがとても難しい。問題は経費である。景品交換所がホールから独立した存在になるには、交換所の家賃を払い、2~3人の従業員への人件費を払わなくてはならない。それは一体、どれくらいの費用は必要なのか。その点を景品会社の御大に聞いたら、だいたい目安として「月に100万円」という答えであった。和歌山の以前のシステムなら月に5億円、日に1666万円の景品交換が必要になる。

 客数が激減している昨今の状況から考えると、中小ホールでこれだけの景品交換をするのは難しいだろう。ただ、ホールにとって景品交換所は営業上、絶対に必要である。それなら、自分のところの従業員を2~3人ほど交換所にまわし、少ない経費で交換所を維持していこうということになってしまったようだ。そのなかで正式な“3店方式”を確立しようとすれば、「顧客から手数料を徴収するしかない」という結論に至ったのが、和歌山県の事例であったわけだ。

 一方、景品会社の御大が契約しているのは、大手企業の経営するホールが多い。店舗規模も大きく、客数も多く、当然ながら景品取扱量も多い。このようなホールは、景品取扱量の多さをバックにして、県下統一システムの景品卸業者より有利な条件で、独自に選んだ景品卸業者と契約している。その契約では、景品卸業者や景品交換業者の利益を取り、さらに景品交換所の維持費を超えた分は、何らかの形でホールにバックされることになっている。大型繁盛店はスケールメリットを、ここでも存分に活用しているわけだ

 逆に言えば、大手ホールは景品交換所の維持費を軽くクリアできるのだから、“顧客から手数料を取らない”ことを、差別化戦略として使うこともできる。そうなると、エリア内に“火種”がまた1つ増えることになる。それをエリア内の全ホールに対し、“顧客からの手数料1%徴収”の合意を取り付けたことに、和歌山での成功要因はあった。果たして、こうした態勢を他の道府県でも取れるのかどうか。これに対し、「この方式は全国に拡がっていくのではないか」というのが、御大の見解だった。

 その理由は、現在どの地域でも景品交換システムの運用が苦しくなってきており、何らかの経費的な打開策が必要であること。また、経営的に行き詰っているホールが多く、経費節減に結びつくことなら大方の賛同を得やすいこと。さらに、カジノ法案などの関連で“3店方式”の確立への指導が厳しくなると、実際的にこうした方法を採用しないと実現が難しいこと。ホールや景品会社の儲けのためではなく、“3店方式”の確立という大義名分があり、顧客の理解が得やすいことなどを、要因をして挙げた。

 事実、愛知県の江南組合でもこの“和歌山方式”を導入しているそうだ。当初、この方式を他の道府県での導入する場合には、懸念材料がいくつか考えられた。1つ目は多くの景品会社が乱立している都市部では、景品会社の反発があるのではないかと想像された。しかし、景品会社はホールが決定すれば、それに従うというスタンスを取っているようだ。かえって、手数料が上がれば、“3店方式”をしっかり履行しても余裕ができてくる。各社で条件面での競争はあるだろうが、それはホールにとって望むべきことでもある。

 2つ目は、組合非加盟のアウトサイダーが多いエリアでは、顧客からの手数料徴収に合意が得られるかどうかという点だ。和歌山の場合、反対したのは幸い1社だけだったが、これが多くなるとホール間の不平等が生じるし、顧客の混乱も大きくなるだろう。3つ目はこのシステムを利用した不正が起こった場合の問題だ。顧客から手数料を取っているのに、 “自家買い”を続け、その手数料をホールの利益として還元していたらどうだろう。そのホールの信用失墜だけでなく、このシステム全体に対する顧客の不信感も大きくなる。
写真キャプション=手数料の説明ポスターの下に添付された景品交換会社の注意書き

 4つ目は、交換所運営に必要な経費以上の手数料徴収があった場合の処理だ。それがホールに還元されたら、「手数料は景品交換所の運営をするために使われる」という約束が破られてしまう。それをどのような形で処理していくのか。従来は協力金や割戻金としてホールにバックしていたが、ホールから手数料を徴収しないこのシステムでは、その点に矛盾が生じてくる。しかし、ホールにバックしなければ、景品交換会社の儲け過ぎになってしまう。確かに景品交換量が多いのはホールの力によるものだが、実際に手数料を払っているのは顧客であり、ホールではない

 実際、その分は景品取扱量の少ない景品交換所の補助に当てられているが、その“相互扶助”の精神をどこまで維持していけるのか。その精神が崩壊すれば、逆に不公平感を持った大型繁盛店が統一景品システムから抜けていく可能性も大きくなり、システム自体の維持が難しくなる。超過分はホールを通して顧客に返してもらうため、“販売促進費”という名目での還元や、景品仕入額の割引などが検討されている。この取扱量の多いホールへのフォローの方法も今後の検討課題だろう。

 というようなことを、パチンコ雑誌には書いた。いずれにしてもこの“和歌山方式”が今後、どのような波及効果をみせるのかに大きな関心を持っている。その動きを継続的に追ってみたいとも思っている。また、新たな動きが出てきたら、このブログでも紹介することにしよう。(佐渡屋太郎


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