遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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ぱちんこ情熱リーグの1次予選通過11ホール決定【佐渡屋太郎-vol.157】

写真キャプション=1次予選の総合得点で387点を取り、2位となった「ARROW浪速店」(1200台、大阪市浪速区)


 いまは11月26日(木)の15時30分。いま、年末用の原稿書きの“佳境”にある。1つひとつこなしていくと、だんだんとリズムが出てきて調子が乗ってくる。そこでその調子の良さの勢いに乗って、このブログの記事を書きながら一服したいと考えた。実は、このブログで書いておかなければならないことが、3つほどある。1つ目は、「ぱちんこ情熱リーグ」の1次予選が終了したこと。2つ目は、同じく「ぱちんこ情熱リーグ」が11月16日(月)にセミナーを開催したこと。3つ目は、11月19日(木)に余暇進が博多で開催した「合同展示会&セミナー」のことである。

写真キャプション=383点で3位となった「オーロラ」(250台、大阪府高槻市)


 本来なら、それぞれ開催された翌日には、記事を書かなければならない。しかし、いろんな原稿を抱えているので、なかなか書けないのが現状だ。まあ、そんなに焦る必要もないではないかと、個人的には思っている。早く見たい人は他の媒体を見てほしい。ここでは当初の方針通り、“ボチボチ”と書いていく。さて、今回は1ヵ月近くも遅れた「ぱちんこ情熱リーグ」の1次予選についてである。この1次予選は10月末に終了した。そして、11月末には2次予選も終了してしまう。そこでさすがの佐渡屋太郎も焦って、今これを書いている次第だ。

 実は1次予選の結果については、パチンコ雑誌の12月号に6ページも記事を書いた。また、同じことを書くことを体が嫌がっていたのである。しかし事態がここに至って、さすがに書かざるを得ないだろうと決心した。さて、この1次予選では参加135ホールの中から、2回の審査により、10ホールが選出されることになっている。その10ホールが、次の2次予選に進出するわけだ。1次予選の第1回審査の結果については、このブログでも紹介した。それから10月に第2回目の審査が行われ、その結果が11月1日に発表されたのである。まず、見事に1次予選を勝ち残ったホールを紹介しよう。

写真キャプション=376点で6位となった「玉太郎」(197台、大阪市西淀川区)


①392点「駅前ペリカン」(前回1位、㈱ウィル、石川県金沢市、169台)
②387点「ARROW浪速店」(前回5位、新栄観光㈱、大阪市浪速区、1200台)
③383点「オーロラ」(前回8位、㈱フリーダム、大阪府高槻市、250台)
④380点「マックスアリーナ」(前回6位、㈱ミナミエンタープライズ、福島県福島市、960台)
⑤379点「丸の内デルコム」(前回33位、志賀産業㈱、群馬県前橋市、608台)
⑥376点「玉太郎」(前回41位、㈱J-DREAM、大阪市西淀川市、197台)
⑦374点「ベラジオ姫島店」(前回45位、ベラジオコーポレーション㈱、289台)
⑧371点「ダラム川西」(前回20位、㈱アベニュー、兵庫県川西市、300台)
⑨370点「DAIICHI J&Z2号店」(前回15位、大一興産㈱、大阪市西成区、891台)
⑩369点「泰豊今津店」(前回27位、㈱ジョイナス、滋賀県高島市、280台)
⑩369点「DAIICHI J&Z上六店」(前回11位、㈱ディープロジェクト、大阪市天王寺区、255台)

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 総合得点の10位に同点ホールが出たため、1次予選の通過したのは11ホールとなった。詳細は別表を作成したので参照してほしい。2回目の審査結果の特徴は、1回目の審査との点数の差が大きかったことだ。そのため、激しい“順位変動”が起こった。2回目審査で200点満点を取ったのは4ホールで、そのうち3ホールが10位以内に滑り込んできた。ちなみに、その3ホールの前回の順位と得点は、⑤「丸の内デルコム」(前回33位、179点)、⑥「玉太郎」(前回41位、176点)、⑦「ベラジオ姫島店」(前回45位、174点)であった。

写真キャプション=374点で7位となった「ベラジオ姫島店」(289台、大阪市西淀川区)


 逆に、前回200点満点を取ったホールで、総合得点で10位以内に残ったのは1ホールしかない。ちなみに、それら4ホールの総合順位と前回と今回の得点を記すと次のようになる。1位=「駅前ペリカン」(200点→192点)、18位=「夢屋黒磯店」(200点→158点)、23位=「パーラー虎王」(200点→154点)、25位=「WING21深江店」(200点→153点)となっている。さらに前回から大きく順位を落としたホールとして、Aホール(6位→68位、194点→129点、65点差)、Bホール(16位→127位、185点→66点、119点差)という例もあった。

写真キャプション=371点で8位となった「ダラム川西」(300台、兵庫県川西市)


 審査する人によって、その評価が多少異なるのは当然だろう。しかし、それにしてもAホールやBホールなどは、差が大きすぎるように思う。次回からはもっと審査回数や人数を増やすなどの改善が必要だ。一方、前回から今回にかけて、大きく点数を増やしたホールもある。その象徴が今回200点満点を取った4つ目のホールで、Cホール(105位→39位、143点→200点、57点差)と大きく順位を上げた。ほかにも、Dホール(131位→93位、110点→190点、80点差)、Eホール(132位→110位、109点→172点、63点差)、Fホール(134位→115位、101点→172点、71点差)などの例がある。さらに前回は最下位であったホールも、Gホール(137位→133位、85点→134点、49点差)と大きく得点を伸ばしている。

写真キャプション=370点で9位となった「DAIICHI J&Z 2号店」(891台、大阪市西成区)


 こうしたホールは、前回審査と今回の間に何らかの“ホール改革”が行われたに違いない。それは、どんな些細な“改革”であってもいいと思う。ただ、スタッフたちの力で“ホールを変えていく”という体験が、何にも増して貴重である。そうした小さな改革の体験が、次第に“うねり”となり、大きな“ホール改革”に結びつくことになる。それが「ぱちんこ情熱リーグ」への参加が契機となり、“改革”の実践につながったのであれば、この大会開催の効果は十分にあったと言える。とくに、前回に低得点であったが今回の審査で得点を伸ばしたホールに、今後の成長を期待したい。ホールの成長は、スタッフ自身の成長でもある。“やればできる”という自信から、“目標を達成するためにやる”という姿勢に皆が変われば、そのホールの“改革”はすでに起こっているのである。

写真キャプション=369点で10位となった「泰豊今津店」(280台、滋賀県高島市)


 私自身も含め、この業界でも「店舗改革」「意識改革」や、「顧客本位」「顧客視点」という言葉を何回も使ってきた。しかし、その実態はどうか。先進ホールではすでにその段階を超え、いまでは“感動を生む接客”などと言っている。しかし、その他のホールは口先だけで顧客本位というが、調子ばかりいい“自店本位”のホールがいかに多いことか。そんな状況から一刻も早く抜け出そうという目標を元に、始められたのがこの「ぱちんこ情熱リーグ」である。

写真キャプション=369点で10位となった「DAIICHI J&Z 上六店」(255台、大阪市天王寺区)


 そしてこのコンペは、そのためのきっかけ作りでもある。私も今回はこの中にどっぷりと浸り、ホールはスタッフの意識によってどのように“変わっていけるのか”を、じっくり見る機会を与えてもらった。その点では「ぱちんこ情熱リーグ」に感謝したい。そして、これら業界の若手たちが、どのようにホールを変え、どのように業界を変えてくれるのか。そこには、いくつかの仕掛けがあるようだ。その点については、これからボチボチと紹介していきたいと思っている。ただ、これを単なる“ホール日本一”を決めるイベントと思っている人も多いことだろう。しかしこの試みには、極端に言えば“ドグマ”がある。その思想的な背景も、次回あたりで突っ込んでみたいと考えている。

 さて、今回の審査でも各質問項目に関する“達成度”の集計が行なわれた。しかし、結果は前回とあまり変化がなかった。その詳細な分析をもう一度する気力はない。ただ前回、各項目について「また来たい」ホールと、「また来たくない」ホールのクロス集計を行なった。そして今回はさらに一歩進め、「是非来たい」ホールと、「たぶん来ない」「絶対に来ない」ホールとの対比を行なった。




 つまり、「ぜひ来たい」と顧客に思わせるホールの要素を探求したわけだ。前回は20%以上の格差があった質問項目を列挙した。しかし、今回は当然ながらその格差はさらに拡がった。そこで30%以上格差があった項目を書き出すことにした。顧客から自店に「是非来たい」と思ってもらいたいホールは、今後のホール改善の参考にしてもらいたい。(佐渡屋太郎)

①「出玉感を感じられる演出がありましたか」=53.2%
②「各コースの空間演出に魅力を感じられましたか」=49.8%
③「入店時の挨拶は元気よく、笑顔で気持ち良いものでしたか」=48.5%
④「スタッフから親しみのあるお声がけ・アイコンタクトはありましたか」=45.8%
⑤「スタッフの表情は笑顔があり、好印象でしたか」=42.1%
⑥「POPやポスターによるご案内は、その内容が魅力的に伝わるものでしたか」=39.4%
⑦「お店の活気・雰囲気はいかがでしたか」=1.91(38.2%)
⑧「入りたくなるための工夫がありましたか」=32.9%


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ある酔客からの40分間の電話【佐渡屋太郎-vol.156】

写真キャプション=中洲で飲んだ後に行ったホテル近くの屋台


 いまは11月21日(土)の10時25分。今週は16日(月)に「ぱちんこ情熱リーグ」のセミナーがあり、18日(水)と19日(木)は余暇進(一般社団法人余暇環境推進協議会)の展示会&セミナーの取材で博多に行ってきた。本来なら、その件で2~3本の記事を書かなければならないのだが、いまは書く気がしない。さらに20日(金)の締め切りの原稿も2本あるが、なおさら書く気がしない。

 実は先週から気に掛かっていることがあって、昨夜もパチンコ雑誌の社長と飲みながら話し合った。そのため、また事務所に泊まり込む羽目になったが、久し振りに“実り多い”語り合いであった。だから、備忘録としてまず、この件について書いておかねばならないと思い立ったのである。

 まず、いま佐渡屋太郎が考えているのは、いつまでこのパチンコ業界は“堂々めぐり”を繰り返しているのだろうかということだ。さらに、その“堂々めぐり”の起因は果たして何処にあるかということである。思い返せばこの業界には、92年のパチンコPCカードの導入、96年の社会的不適合機の撤去、06年のみなし機撤去という厳しい“鉄槌”(てっつい)が下ったこともある。ホール営業に関しては、パチンコ組合の自主規制撤廃、等価・高価営業、巨艦店ブーム、そして今回の低貸営業があって、またそろそろ逼迫した状況になろうとしている。その間、パチンコの遊技人口は94年の3000万人をピークに減少傾向にあり、08年に微増したとは言え、1580万人にまで落ち込んでいる。

写真番号キャプション=11月16日に開催された「ぱちんこ情熱リーグ」のセミナーには、250人もの関係者が集まった


 そんな折、先週の14日(土)に見知らぬ人から電話が掛かってきた。パチンコ雑誌の社長の古い友達であるという。社長に会いたいが、どうしたらいいかという用件だった。しかし話し振りを聞いていると、完全に酔っている。私はその日、翌15日(日)一杯がデッドラインの6ページの原稿を抱えていた。その電話で先方はいきなり、パチンコ業界誌の批評を始め、「ぱちんこ情熱リーグの記事は良かった」というから、「私が書いた」と応えた。それから急に先方が乗ってきてしまった。今いる飲み屋には話し相手がなく、業界のことが分かる誰かと語り合いたかったのだろう。ずいぶん乱暴な物言いであったが、この業界の核心は掴んでいるので、私も失礼な対応はできない。結局、40分間も話し合ってしまった。

 その後、私も酒を飲みたくなって、その日は真面目にやれば3時間で書ける原稿を抱え込んで、飲みながら事務所に泊まってしまった。そしてその酔客は私に、「この業界がダメな原因はどこにあると思うか」と聞いてきた。業界にいる人間にとって、“一番きつい”質問である。私は「客を殺しているホールの経営者だと思う」と答えた。そのとき、1円パチンコで抜きまくっているホール経営者の顔が浮かんだ。酔客はその返答に満足して、さらに「ホール経営者の“心”だ」と言い返してきた。

写真キャプション=余暇進の展示会&セミナーでオープンのテープカットを行う関係者


 その酔客は、14年間もパチンコ業界の人材育成の会社を運営してきたという。関西で会社を立ち上げ、東京にも進出しているそうだ。しかし、この14年間に指導したなかで、関西では伸びたホール企業は1社しかないという。それは滋賀県のH社で、私もある関係でよく知っている。「そのH社は店舗数も順調に増やし、客に対して“心”のこもった営業をしている」と評価した。「しかし、他のホール企業の経営者は“儲け”に走ってしまって結局、何も変わっていない。私はもう65歳で、今までの努力を思うと人生が虚しくなる」と嘆いていた。顧客と面と向かって接するホールが、客の“信頼”を裏切っているという指摘であった。

 あと1つ、この問題で気に掛かっているのは、行きつけの飲み屋でのエピソードだ。そこにパチンコ好きの“おっさん”がいる。いつも私にパチンコに関する質問をしてくるので、できる限り答えている。ちなみに、その飲み屋で私は“詐欺師”と呼ばれるようになったパチンコ業界に関係しているからだ。そのおっさんは、パチンコホールに大きな“不信感”を持っている。ホールが機械に“何かをしている”と思っているようだ。どう考えてもおかしいという場面を、何回も見ているという。しきりに「電波を飛ばしているんやろ」「裏に何かを仕込んでいるんやろ」と聞いてくる。

 おっさんの打っているホールは有名な大型店で、そのホールではそんなことはしないはずだと答えている。そのおっさんは元大工でいまは年金で生活している。パチンコ以外の分野でもすごく知識を持っており、いろいろ教えられることが多い。その尊敬すべき人物が、パチンコを疑っている。これは“詐欺師”にとって、実に悲しいことである。私はいつになったら、“詐欺師”の汚名を返上できるのであろうか。

 しかし、私の知っている関西の某有名ホールでは、ついにパチスロに“B”を仕込んでしまったということを関係者から聞いた。この大型スロ専はここ数年、ずっと苦しい営業を続けていた。そして、ついに落ちてしまったわけだ。しかし、私はそのおっさんにも説明する。もし何かやっているとしても、玉を出なくする操作ではなく、玉を出すための操作だからと。しかし、おっさんは“パチンコ屋”が勝手にそんなことをするのが許せないという。いわゆる“不公平感”である。おっさんにとって、パチンコの機械は神聖である。その機械に、調整以外で“パチンコ屋”の恣意的な思惑が加えられることを極度に嫌悪しているのだ。このホールに対する顧客の“不信感”を、どのように払拭していったらいいのだろう。

 パチンコホールの命は、稼働である。つまり、お客さんがたくさん来てくれることだ。そのために、等価・高価営業も始めたし、低貸営業も展開してきた。それはより多くのお客さんを呼ぶための手段であった。しかし、各ホールには近隣にライバルホールがある。そのホールに客を取られたくない。だから、さらに客を呼ぶための手段をあれこれ考える。

 そして、おっさんの言うように「電波を飛ばす」ホールも出てくる。その結果、ホール全体が不法行為を行っているような誤解を招く。確かに稼働を上げることは、ホールが生き延びるための重要なテーマだ。しかし、顧客にホールに来てもらうために考えた戦略が、顧客の“不信感”を招き、それがホールの命取りになって、そのホールは顧客から見捨てられる。

 このように直接にパチンコファンの声を聞くと、ホールに対する“不信感”が意外と根強いことを痛感する。負けた顧客の恨みだけでは、片付けられないものがある。さらに、その“不信感”はますます強まっていると感じる。だから、遊技人口は半分に減ってしまったのだろう。その原因を機械代の高騰や、行政の規則改正にを求める議論もこれまでたくさんあった。しかし、本当にそうなのだろうかと近頃、思うようになった。そして、この堂々めぐりの起点は、直に顧客と接するホールのこうした姿勢にあるのではないかという結論に近付きつつある。

写真キャプション=余暇進の展示会で新商品を披露する各社のブース


 私がこの業界に入ったのは、96年6月ですでに13年になる。当時は社会的不適合機の撤去騒動の渦中にあった。それまでは、京都の出版社で本を作っていた。たえず物事は動き、そのなかで流行や新たなビジネスモデルが生み出される。しかし、パチンコ業界のこの13年の動きを見ると、私には“堂々めぐり”にしか感じられなくなり、正直言って脱力感に陥ってしまう。何か“成長”や“改革”や“前進”があったのだろうか。この業界の根本は全然、変わっていないように思えてならない。

 一方、私自身で言うと、現在パチンコの仕事は以前より減って、他業界に関わることの方が多くなっている。その視点で見ると、パチンコは商売として、絶対おかしいと思うようになった。たとえば、ここにパチンコ台という1つの商品がある。これを顧客にいくらで提供するのか。他の商品であれば、卸値1万円のものを3万円では売れない。買う人がいないからだ。それを3万円で売ろうとすれば、強靭なブランド力やその物に対する3万円分の信用が必要になる。

 しかし、パチンコ台は遊技者に対し、いくらの値付けもできるし、思うような粗利もとれる。客がその台の前に座り、打ってくれることが前提である。さらに、その客にまた来てもらわなくてはならない。そのために、ホールは様々な営業戦略を展開する。しかし、遊技者に与えられている情報は、その台のスペックくらいのものだ。399回まわせば1回あたる。320回まわせば当たるはずだ。しかし、3回で当たる可能性もあれば、500回まわしても当たらない可能性もある。客はその“可能性”に運命を託して台の前に座り、真剣にリール動きを追う。大きな金額を失う可能性もあるし、大きな金額を獲得できる可能性もある。これは、まさしくギャンブルであるとしか言いようがない。

 パチンコをギャンブルではないと思っている人は少ないだろう。ファンは金を賭けて、“可能性”に挑戦している。しかし、パチンコホールは釘調整や設定によって、機械の性能を変更することができる。昔、ホールが営業の鉄則としていたのは、顧客に対して“生かさず殺さず”の方針であった。具体的に言うと、1ヵ月の使える額をホールに放出してもらい、さらに来月もまたパチンコを打とうという“戦意”を失わせないことである。

 そのためには、勝つ経験も味あわせなくてはならない。その勝ち率もホールに委ねられている。客を呼び込んでその台を打たせることがホールの仕事で、座った客を生かすも殺すもホール次第である。顧客はパチンコをするかしないか。どのホールで打つか。どの台で打つかという選択肢しかない。その特権を利用して、ホールはこれまで何人の客を殺してきたのだろうか。

写真キャプション=「未来型パチンコ・パチスロ産業をめざして」をテーマに開催された余暇進のセミナー


 長い目で見れば、客をいじめるホールはその報復を客から受ける。そんなホールに、客は行かなくなるからだ。その結果が、3000万人もあった遊技人口が1580万人に半減し、1万8000軒あったホールが1万2000軒になって6000軒が潰れたという数字に現れている。いま“客を殺す”という言葉を比喩的に使っているが、実際にパチンコが原因で死に追いやられた人も少なくない。実際、あるホールチェーンが新店を出したことでの出店地の地名を憶えると、数年後にその地で犯罪や自殺が起こることがこれまで何回もあった。それはそのホールチェーンが直接の原因ではなく、その出店によって激烈な集客戦が展開された結果だろう。

 つまり、ホールは顧客の“生殺与奪”のキャスティングボードを握っている。先の言葉を借りれば、“客を生かすも殺すもホール次第”ということになる。この重要な役割をホールは担っている。しかしそんな重要な役割を、なぜパチンコホールのオーナーに任せているのだろうか。なかには、自己本位で顧客のことを考えないホールもある。そんなホールには行かなければいいし、パチンコなんか打たなければいいという人もいる。長い目で見れば、そんなホールは“自然淘汰”されることも確かだろう。しかし、私が酒を飲まなければ生きていけないように、パチンコをしなければ生きていけない人もいる。また、長い目で見ればと言うが、その間にパチンコに見切りをつけた人やパチンコに殺された(比喩的に)人が何と多いことか。

 パチンコホールも自らが追い詰められれば、客にその苦しみを転嫁し、法外な利益を抜いて生き延びようとする。誰しも自分が一番かわいい。業界全体が苦しくなると、最も川下にいるホールに皺寄せが及び、ホールが直接的に客に手を下す。そんなホールが多くなると、パチンコに対する“不信感”が募ってくる。しかし、パチンコの営業や業界の改革を支えてくれるのは、誰でもないパチンコファンである。そのファンは現在、ホールをどのように思っているのか。いいホールもあり、悪いホールもあるだろう。しかしホール全体に対して、どれくらいのファンが信頼感を持ってくれているのか。これでは業界改革どころの話ではない。

 “民意”に背き、“民意”を裏切った業界は生き残れないし、顧客の期待や信頼を裏切った店舗は生き残れない。ましてや低貸で顧客の期待を膨らませ、その上での背信となれば、憎しみは倍化する。金儲けも確かに必要だろう。しかし、パチンコホールとしてのプライドと自分の顧客に対する責任をなくして、ホールの営業は成立しないのではないか。“業界の地位向上”という言葉を以前はよく聞いた。それを達成するためには、まず最も身近にいる自店の顧客から信用されなければならない。結局、ここから始めなければ、“堂々めぐり”からいつまで経っても抜け出せないと思うようになった。

 ファンから信頼を得て、ブランドを打ち立てたホールチェーンもある。しかしその一方で、ますます苦しくなってくる状況のもと、ファンへの裏切り行為もよく耳にするようになった。ここが踏ん張りどころだろう。“言うは易し、行なうは難し”で、この道は実に厳しい。しかし、その苦しみに耐えて、顧客の信頼を得るホールが“本物”になっていくような気がする。今日は(今日“も”だという声が聞こえる)飲みながら書いているので、回りくどくなってしまった。みんなが分かりきっていることを、だらだら書いたことに恥ずかしさを感じながら、今回はこれにて終了としたい。(佐渡屋太郎)


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