遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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機械を買わないというホール自衛策【佐渡屋太郎-vol.160】

写真キャプション=あるマンションに侵入しようとしているサンタクロース


 いまは12月24日(木)の17時25分。今年最後となる原稿の“山場”に差し掛かっている。しかし、このブログも急遽、原稿が必要だということで、持ちネタで書けるもので取り急ぎの対応をすることにした。マルハンの中間決算や新規出店店舗一覧も、これまでのリリースを探さなければならない。また、「ぱちんこ情熱リーグ」のセミナーに関しては、気になることがあって先頃、大量の本を買い込み、いま勉強中である。いずれも次回か次々回に書くつもりなので、もう少し待ってほしい。

 さて、今日はクリスマスイブで、もう少ししたらお正月となる。しかし、この期(ご)に及んでもパチンコ業界ではいろんな動きが水面下で蠢(うごめ)いている。一昨日は大阪・千日前の大型店が売りに出ているので、調べてほしいという依頼があった。この店舗については“やっぱり”と思うしかないが、ついにこれまで覇を競ってきた強豪店の一角が崩れ落ちる事態になった。その他、パチスロの規制緩和の陳情や日工組の内規変更など、年末のギリギリまで関係者は奔走しているようだ。

 実は先日、あるコンサルタントから電話が掛かってきて、久しぶりに話し込んだ。その内容は、ホールは苦しいというが結構、財務的には余裕を持っている中小ホールもあるというものだった。意外な内容なので、さらに突っ込んで聞くと、ホールが新台を買わなくなり、それが財務的な余裕を生み出しているというのだ。今年はパチンコを中心に様々な新台が登場したが、“海の弱体化”をはじめとして、“ハズレ台”が多かったようだ。

 その波に乗らず、新台の購入を極力おさえたホールが、いまそれなりの営業パターンを確立しているというのだ。こうしたパターンは、08年7月に開催された「洞爺湖サミット」における入替の自主規制時にも見られた。つまり、要人の警護をしなければならない警察庁に協力するために、ホール業界が全店で2~3ヵ月にわたり、警察の立会い検査を必要とする遊技機の入替を自粛する申し合わせをしたのだ。そうした動きがいま中小ホールを中心に、自発的・他発的に起こっているというのだ。

写真キャプション=昨日、冬用の花として植え付けした「パンジー」


 実はサミット後にホール組合では、こうした“入替自粛期間”を定期的に設けたらどうかという提案があったのは確かだ。しかし、全体の同意を取り付けるまではいかなかった。そうした声の背景には、中小ホールはますます高騰する遊技機を買いたくても買えないような状況があった。新台入替の目的は、稼働アップと他店との差別化である。しかし度重なる“だまし開店”の影響で、新台の稼働アップ効果も以前に比べれば大きく低下した。また他店との差別化というが、導入機種はどのホールも同じ“金太郎飴”現象で、導入日が早いか遅いかという差になってきている。その導入日に関しては、中小ホールは“大量購入”する大手ホールに勝つことはできない。

 その一方で、低貸営業の普及とともに、“新台偏重営業”の傾向にも変化が生じるようになった。1円や50銭などの低粗利営業では、これまでのような新台投入はできない。むしろ当初は、“新台なし”でも稼働アップが図れる営業形態として推奨されたという経緯もある。その“新台なし”の営業に、ホールや顧客も少しずつ馴染んできた。それで顧客が納得してくれれば、ホールは顧客の“勝ち率”を上げることもできる。つまり、これまで機械代としてメーカーに吸い取られていた利益を、自店の体力強化や顧客還元に回していこうという発想だ。

 さらに、そうした傾向がエリア内に拡がり、入替をする必要がなくなってきている状況も生まれるようになった。経営が逼迫したホールは、徹底的なリストラに取り組んできた。その主なターゲットとなったのは、人件費と機械代である。そんなホールが多くなると、入替の回数や台数がどのホールでも減ってくる。その結果、ライバル店が入替をしないなら、自店でも入替をする必要がないという“暗黙の了解”ができてきたというのだ。そういえば最近、“新台のないリニューアルオープン”という、以前では考えられないような事例もあった。

 これを、遊技機価格の高騰に対するホールの“クーデター”とすると話は面白くなるが、そこまで企図された動きではない。むしろ、逼迫した状況から自店を守る自然発生的な“自衛策”と捉えた方がいいだろう。しかしこの動きが拡がっていけば、“百姓一揆”となる可能性もある。メーカーも経営が圧迫している企業が多く、それが前に紹介した「割勘システム」や「ビズシェアシステム」となって現れてきた。超ヒット機は別として、1機種あたりの販売台数は大きく落ちこんでいる。それをカバーするために次から次へと新台を発表して、何とか年間での販売台数を確保しようとする。一方、次から次へと新台を出せないメーカーも増えてきた。ここで、これまでの路線を考え直す必要もあるだろう。

 一方、そうしたメーカーのペースにホールが乗っていては、ますます経営は逼迫していく。いままではライバル店に顧客を持って行かれないために、必死になって新台を導入してきた。ただ、そのライバル店に新台導入の動きがなくなったら、どうなるのか。それが今回の動きだろう。新台を打ちたい顧客は大手ホールに行く。懐が豊かな顧客も大手ホールに行って、勝負をする。一方、自分の馴染んだ台で、ささやかに遊びたいという顧客は、行きつけの中小ホールに行く。中小ホールもそうした常連客を大切にして、その期待に精一杯の出玉で応える。こんな図式になれば、大手ホールと中小ホールの“棲み分け”はできるだろう。

 ところが現在、本来は中小ホールの“起死回生”策であった低貸営業に、大手ホールが本格的に乗り出してきたことで、全体の状況がさらに悪化してきている。すでにホール規模での分類が必要ないほど、大手ホールの中にも弱体化した店舗が増えてきた。先の千日前のホールが、そのいい例になるだろう。いまではホール規模ではなく、稼働が大きな指標となる。逆に、中小ホールでも繁盛店が増えている。ここで自店の顧客はそれほど“新台”を打ちたがっているのだろうかという点も、もう1度考え直してみてもいいのではないだろうか。

 このブログは一般の人たちも見ているので、敢えて聞いてみたい。本当に“新台”を打ちたいのだろうか。その購入費でホール全体の“勝ち率”は低下する。私が顧客なら“新台”よりも“勝ち率”を取る。年間12回の入替を半分の6回にすれば、ホールの状況もだいぶ変わってくるだろう。ホールは自店の顧客が、どんな機種を打ちたがっているのかを知る必要もある。「ぱちんこ情熱リーグ」の覆面調査でも、「台の機種のラインナップはいかがでしたか」の項目の達成度は69.1%で、全39項目のうち6番目に低かった。台の回転が早すぎて、打ちたい台が次に行ったとき、もう撤去されていたという声も多く聞いた。

 状況が悪化してくると、従来の方法の見直しが必要になる。そこで改良された点が、次の飛躍への要素になることも多い。その意味では、前回の新レンタルシステムや今回の“新台不導入”営業も、発想としては面白いし、一考の余地は十分にある。とくに、“新台不導入”に関しては、「当店は年間12回の新台導入を3回に減らし、その分をお客様の出玉還元に努めていきます」という店長宣言をして、顧客にアピールして理解を求めてもいいと思う。

写真キャプション=同じく、冬用の彩りとして植えつけた「ジュリアン」。これからどんどん花を咲かせてくれることだろう


 だいぶ前に、ホールが遊技機の“不買運動”を行なったこともある。そのときはホール側が屈したようだ。しかし今回の“新台不導入”は、ホール側が選択した“窮余の一策”であった。それがエリア内に同時発生的に拡がり、新たなホール営業のモデルになろうとしている。メーカー側には歓迎すべかざる事態であるだろうが、遊技機代の高騰やハズレ台の増加、抱合せ販売や大手ホール優先販売など、これまで中小ホールを痛めつけてきた経緯も見逃せない。そして、それらのツケがファンに転嫁され、遊技人口の半減という事態を招いてしまったことも忘れてはならない。

 ここらでもう1度、これまで業界に山積されてきた問題に対し、真剣に向き合ってみることも必要であると思う。景気の回復や6号機の登場など、またぞろ“神風”の到来を望む機運も高まっている。しかし、仮にそれで一時的には救われても、永久の“堂々巡り”からは抜け出せないだろう。こうしたピンチの“どん底”での改革や発想の転換が、新たなチャンスに結びつくことは、いろんな事例が物語っている。その意味では今回の“新台不導入”の動きは、とても大切な多くのことを示唆してくれているように思う。

 今日は少し入れ込み過ぎたようだ。早めに帰ってワインでも飲んで気を静めることにしたい。読者の皆様も今日と明日くらいは“メリー・クリスマス”で、厳しい浮世を忘れてひと時を過ごしてもらいたい。佐渡屋太郎も今夜は、徹底的に飲んで潰れることにしている。ではまた、次回に会いましょう。と言いながらすでに飲んでいる佐渡屋太郎でした。アヘ!!(佐渡屋太郎)


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