遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

マルハンが年度末の出店攻勢【佐渡屋太郎-vol.171】

写真キャプション=「ソメイヨシノ」より一足先に咲き出した鶴見緑地の「ヨーコーザクラ」


 いまは3月26日(木)の21時30分。今週はA社のゴト問題で、忙殺されてしまった。他にやることが一杯あるのだが、その時間がほとんど取れなかった。お陰で問題の起因から現在の方針に至るまで、だいたいの全貌が分かったが、ここで書けないことがほとんどだ。他の取材でも同じだが、知れば知るほど書けないことが多くなる。今後の同社が下す措置を見ていけば、それが徐々に分かってくると思う。

 しかし、いろんな情報が氾濫している。必要があってファンやホールの反応をWebなどで見ているのだが、無責任な中傷や事実と反する情報が氾濫している。そのなかでパチンコ業界がどのように見られているのかも、直視しなければならない。媒体としての問題もあるが、業界関係者にとっては快くない作業である。

 同社はそうした動きを静めるためにも、迅速で的確な情報発信を行なうべきだった。現状で言うと、「『鬼浜爆走紅蓮隊2』ゴト行為に関する注意喚起について」という文書がホールに送られようとしているだけで、責任は十分に果たされていない。逃げていては、問題は解決しないと思う。

写真キャプション=「ヨーコーザクラ」と「ユキヤナギ」が咲き乱れる小径(こみち)


 一方、ホールは問題機種の“枠”が2年前から使われていることを念頭に置き、対策を講じる必要がある。さらに該当する機種を導入しているホールは、電源を切ったり代替機を入れて対応していると思うが、その営業記録をきちっと保管しておいた方がいい。以前、アルゼの「ゴールドX」の不具合問題で、ホール側が全面勝訴する判例が最高裁で出ている。今回の件が損害賠償問題に発展するなら、その損害の具体的な証明資料が必要になるからだ。

 いずれにしても、今後の同社の動向に注目したい。こうした危機的な事態に陥ると、その会社の姿勢が如実に現れてくる。果たして、自社の商品に責任を持っているのか。導入してくれたホールのことをどのように思っているのか。それが1つひとつの決断から窺い知ることができるだろう。さらに、私も紹介記事を書いたが、同社が提唱する「ビズシェアシステム」もすでに稼働している。すでに100店ほどの賛同ホールがあるようだ。当然、加入する前には契約書も交わされているはずである。これらホールはいま、どのような対応を取っているのだろうか。

写真キャプション=小さな花が集まって、まるで雪をかぶったように見える「ユキヤナギ」の群生


 さて、前置きはこれくらいにして、今回のテーマはマルハンの新規出店である。同社は3月中旬から5店舗を集中出店した。年末にも相次いで3店舗を出店したが、今回は年度末を前にして、それを超える5店舗の出店攻勢をかけてきた。今年度はすでに10店舗の新規出店を行なっている。したがって、現時点では合計15店舗の出店を行なったことになる。一方、今年度の新規出店の目標は20店舗であった。まだ、3月31日までに出店はあるのかと思って聞いてみたら、今年度はこれで打ち止めであるという。

 目標未達の要因として、申請などに時間が掛かって予定通りに進まない物件も多いようだ。大阪でも建築中の物件がいくつかある。来期は東京や大阪での出店や、もっと効率のよいM&Aによる店舗取得にも力を入れるようだ。したがって、今期は目標より5店舗ほど少ない15店舗の新規出店で確定した。やっと、一覧表が完成することになった。まずは3月中旬から出店した店舗から見ていこう。

写真キャプション=乱舞する花の競演に酔いしれるおじさん


①3月18日=「マルハン石和店」=山梨県笛吹市、730台(P=560台、S=170台)、山梨県3店舗目)
②3月19日=「マルハン黒磯店」=栃木県那須塩原市、540台(P=400台、S=140台)、栃木県4店舗目)
③3月19日=「マルハン由利本荘店」=秋田県由利本荘市、520台(P=400台、S=120台)、秋田県7店舗目)
④3月24日=「マルハン原山台店」=大阪府堺市南区、632台(P=480台、S=152台)、大阪府28店舗目)
⑤3月25日=「マルハン浜松泉店」=静岡県浜松市中区、888台(P=720台、S=168台)、静岡県27店舗目)

 この5店の新規出店によって、同社の保有店舗は全国で258店舗となった。では、この5店舗を加えて、今年度(2010年3月期)の新規出店一覧表を完成させると次のようになる。ちなみに、前年度は新規出店21店舗、改装3店舗、閉店3店舗であった。したがって、今期の新規出店においては、6店舗ほどのペースダウンとなっている。

写真キャプション=スズメを餌付けした心優しい名物おじさん


●今年度(10年3月期)の新規出店店舗一覧
①5月3日=「マルハン高知高須店」=高知県高知市、739台(P=560台、S=179台)、高知県2店舗目
②7月7日=「マルハン摂津店(ライト館)」=大阪府摂津市、400台(P=320台、S=80台)、大阪府27店舗目
③7月16日=「マルハン氏家店」=栃木県さくら市、680台(P=560台、S=120台)、栃木県2店舗目
④7月16日=「マルハン小山千駄塚店」=栃木県小山市、923台(P=720台、S=203台)、栃木県3店舗目)
⑤8月6日=「マルハン西条店」=愛媛県西条市、644台(P=480台、S=164台)、愛媛県2店舗目
⑥8月7日=「マルハン土浦店」=茨城県土浦市、700台(P=560台、S=140台)、茨城県3店舗目
⑦9月16日=「マルハンぶらくり丁店」=和歌山県和歌山市、520台(P=400台、S=120台)、和歌山県3店舗目
⑧9月19日=「マルハン萩原店(ライト館)」=静岡県御殿場市、320台(P=280台、S=40台)、静岡県28店舗目
⑨12月23日=「マルハン中石切店」=大阪府東大阪市、560台(P=440台、S=120台)、大阪府28店舗目)
⑩12月25日=「マルハン新守山駅前店」=愛知県名古屋市、957台(P=760台、S=197台)、愛知県6店舗目
⑪3月18日=「マルハン石和店」=山梨県笛吹市、730台(P=560台、S=170台)、山梨県3店舗目
⑫3月19日=「マルハン黒磯店」=栃木県那須塩原市、540台(P=400台、S=140台)、栃木県4店舗目
⑬3月19日=「マルハン由利本荘店」=秋田県由利本荘市、520台(P=400台、S=120台)、秋田県7店舗目
⑭3月24日=「マルハン原山台店」=大阪府堺市南区、632台(P=480台、S=152台)、大阪府28店舗目
⑮3月25日=「マルハン浜松泉店」=静岡県浜松市中区、888台(P=720台、S=168台)、静岡県27店舗目
※12月25日=「マルハン茨島店」(リニューアル)=秋田県秋田市、760台(P=600台、S=160台)
 
 今年度の最大ホールは「マルハン新守山駅前店」の957台(P=760台、S=197台)で、最小ホールは「マルハン萩原店(ライト館)」で320台(P=280台、S=40台)であった。平均すると総台数が653台で、パチンコ=511台、パチスロ=142台となる。平均総台数は前年度とほとんど変わっていないので、このあたりが適正規模と考えているのだろう。一方、パチンコとパチスロの比率は78%:22%で、昨年12月時点の79%:21%からパチスロが少し盛り返し、09年3月時点(77%:23%)に戻りつつあるようだ。新店で見る限り、パチスロ減台に歯止めが掛かったような気配が感じられる。

写真キャプション=花の開花を待っている野鳥


出店地の内訳を見ると、北海道管区=0、東北管区=1(秋田=1)、警視庁(東京)=0、関東管区=7(茨城=1、栃木=3、山梨=1、静岡=2)、中部管区=1(愛知=1)、近畿管区=4(大阪=3、和歌山=1)、中国管区=0、四国管区=2(愛媛=1、高知=1)、九州管区=0、という結果になった。今年度は関東や近畿での出店が活発であったようだ。

 来期も不況の影響による顧客の減少傾向はさらに続いていくだろう。そのため、同社では前述の通り、東京や大阪などの人口集中エリアへの出店に力が入れられるようだ。一方、北海道、東北、九州エリアの更なる活性化も、来期の課題としてクローズアップされてくるだろう。ホール業界のリーディング企業として、同社における今後の動向は常に注目を集めている。(佐渡屋太郎)


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘


スポンサーサイト

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 01:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「ビズシェア」が新型レンタルシステムを発表【佐渡屋太郎-vol.159】

写真キャプション=秋深まると言うより、すでに初冬で葉が落ち始めたイチョウ いまは12月14日(月)の18時30分。やっとパチンコ雑誌の1月号の原稿を書き終え、一息ついているところだ。しかし休み間もなく、また次の展開が始まっている。実は今日も倉敷に行ってきたのであるが、今週はほぼ出ずっぱりの1週間となる。そして、その原稿を年末までに書いて、何とか年を越えられるという段取りだ。したがって、年内にもう“一山”を越えなくてはならない。ただ今年は原稿を1本も落とすことなく、これまで順調にこなしている。果たして、この調子がいつまで続くことやら……。

 一方、このブログに関して言うと、11月26日(木)に書いて以来、ご無沙汰をしている。その間、“猪八戒”は八面六臂の活躍で、何本も記事を書いて気を吐いていたようだ。毎回、仕事の合間に楽しく読ませてもらった。佐渡屋太郎もそろそろ書かないといけないと思いながら、そんな余裕が持てないまま今日まで至ってしまった。しかし、今日は“遊技租界”の忘年会の打ち合わせを電話でしながら、原稿の催促を受けたので、もう逃げることはできなくなった。そこで先週、東京へ行って取材をしてきた原稿があったので、このブログに流用することにした。

写真キャプション=帰宅途中にあったクリスマスの飾り付けをした民家


 その原稿とは、パチスロの新たな遊技機レンタルシステムに関するものだ。以前このブログでも、メテオ(ウィンネットテクノロジー)の「割勘」システムの件はお伝えしたと思う。遊技機を無償でホールに入れ、その利益をホールとメーカーと仲介会社で分け合うというものだ。「割勘」の場合は、メテオが提携メーカーから遊技機を買い上げ、それを無償でホールに設置し、その利益をホールとメテオで“折半”するというものであった。それに続き、ビズシェア(アビリット)も同様のシステムを提案してきた。今回は東京で取材してきたその「ビズシェアシステム」ついて、お伝えしたいと思う。

 実を言うと、このビズシェアの件に関しては、数ヵ月前から情報を集めていた。ところが、その先を越して、メテオ(ウィンネットテクノロジー)が同様のシステムを発表してきたのである。両社の関係がどうなっているのかは知らないが、時を同じくして同様のシステムが立ち上がってきたわけだ。ではビズシェアの方は、具体的にどのようなシステムなのか。以下、パチンコ業界向けの記事を見てほしい。

写真キャプション=帝国ホテルで開催された「ビズシェアシステム」のプレス発表会


 ビズシェア(本社/大阪市中央区、安藤正市社長、08年10月設立、アビリットの100%出資子会社)は12月9日、東京都千代田区の「帝国ホテル東京」で、遊技機レンタルサービス「ビズシェアシステム」のプレス発表会を開催した。このプレス発表会は当初、11月16日に開催されるとリリースが流されたが、12月9日に延期されるという経緯があった。

 このシステムは、遊技機を無償でホールに設置し、そこから上がった粗利の40%をホール、40%はメーカー、20%をビズシェアで分配するという新型の遊技機レンタルシステム。販社にはビズシェアから4%の手数料が支払われる。ホールの粗利額によってレンタル価格が変動するため、同社では「価格変動型機械レンタルシステム」と呼び、来年1月から本格始動する。

 その目的は、ビズシェアがホールとメーカーを結びつける“ハブ会社”となり、3者が安定した事業運営を実現することにあるという。つまり、3者がパートナーシップを結んで“ワークシェアリング”を行なうことで、“リスク回避”した効率的な運営システムを構築していこうというビジネスモデルだ。

 まず“ワークシェアリング”とは、遊技機による営業活動を“分業化”するということ。メーカーは、遊技機を開発してホールに設置する。ホールはその遊技機を使って営業し、利益を上げる。ビズシェアはその遊技機で上がった利益の分配と、ホールの営業支援を行うという役割分担だ。

 一方、“リスク回避”とは、いまそれぞれの事業運営を脅かしている要素を取り除くということ。ホールを脅かすのは、高騰する遊技機代金の負担、遊技機代金回収のための低設定営業、遊技機の選択ミス、資金不足による機械入替回数の減少。メーカーには開発費の高コスト化、膨大な販促費用、不安定な販売台数、在庫リスクなどがある。それに対し、ホールに一定の“設置枠”を確保して、協賛メーカーが定期的に遊技機を提供することで、それぞれのリスクを回避していこうというわけだ。

写真キャプション=プレス発表会で説明を行なったビズシェアの幹部


 つまり、ホールにとっては無償で遊技機が導入できるので、遊技機費用の負担がなくなるし、その回収のために無理な営業をするもなくなる。さらに提携メーカーから主力級の新台が提供されるので機種選択をする必要もなく、定期的な入替もできる。一方、メーカーにとっては、“設置枠”が予め決まっているので、毎回ある程度の導入台数の確保と予測ができ、在庫リスクが減少する。さらに、販促も必要がなくなり、必要な機種データはビズシェアがネット上で配信を行なう。さらに提携メーカーが共通部品を使うようになれば、遊技台の製作コストのダウンも図れるという提案である。

 システムの流れは、まず協賛メーカーが主力機クラスで、“旬”の遊技機をホールに無償で提供する。ホールはそれを使って営業を行い、営業利益を確保する。ビズシェアはホールに「ビズボードネオ」と「ビズホスト」を設置し、インターネット回線で設置遊技機の営業データを回収し、ホールとメーカーに利益配分を行うという仕組みになっている。遊技機に関する設置・撤去・運送などの費用はメーカーが負担し、遊技機の所有権はメーカーが持つ。営業データ管理機器の設置や管理費用はビズシェアの負担。ホールは新たに引く専用のインターネット回線の設置費用だけを負担する。

 ただ、どんなホールでもこのシステムを導入できるわけではない。加入の基準は現在の平均IN枚数が7000枚以上のホールで、さらに売上や粗利を総合的に審査して判断を下すという。加入した場合は、契約期間は1年で途中解約は不可。それ以降は自動更新で、解約の場合は3ヵ月前までに書面での申請を行う。導入台数は1店舗につき1メーカー、1ユニット5台が基本で、年間2ユニット(10台)以上の導入が義務付けられている。導入の際には1台に付き、10万円の保証金が必要だ。入替機種は初期導入機種を含め、基本的に年間3機種を予定している。導入機種の減台は不可で、増台の場合は相談に応じるという。支払いは毎月末締めの翌月10日払いで、月ごとに精算を行っていく。

写真キャプション=「ビズシェアシステム」の運営を支えていく協力会社の代表者を交えたフォトセッション


 現在の協賛メーカーは、アビリット㈱、SNKプレイモア㈱、ネット㈱、ベルコ㈱、㈱ヤーマの5社。そのほかに参入を前向きに検討しているメーカーが2社ほどあるという。また、この「ビズシェアシステム」の運用に関する協賛会社として、日本金銭機械㈱(システムサポート)、㈱グリーンヒルズJAPAN(ホールコンサルティング)、遊技産業研究所(商品開発)、㈱プロ(システム設計)、ユビテクノ㈱(広報、宣伝)など、多面的な支援を行う。

 先頃、プレス発表を行ったメテオの「割勘」システムと比較すると、営業データの管理や加入条件、導入の契約内容などで、やや厳しい側面がある。ただ問題は、現在協賛している5社が、どのような遊技機をこのシステムに投入してくるかということだろう。またこれから協賛企業が今後、どれだけ増えていくのかという興味もある。さらに今後は、相次いで提案されたこの2つのシステムに対し、ホール側がどのような反応を示していくのかが焦点となってくる。業界全体の環境がますます厳しくなっていくなかで生まれてきたシステムだけに、今後の動向が注目される。

 これが記事の内容だ。もっと分かりやすく説明すると、まずメテオは導入台数の縛りもなく、解約も2ヶ月を過ぎたら可能で、利益額もホールのホールコンデータからの自主申告を認めるなど、極めてホール寄りで自由度の高いものだった。それに対する相違点を列挙すれば、「ビズシェア」の特徴が浮かび上がってくる。それを列記しようと思ったが、疲れているのでやめることにした。比較の材料は提出したので、各自で判断をお願いしたい。

 しかし、個人的にはシステムは確かに面白い発想であると思うが、要は提供される遊技機次第であるという考えから脱することができない。たとえば、良い機械が3ヵ月や4ヵ月ごとに無償で提供されれば、ホールにとってこれほど嬉しいことはない。それで上がった利益の5割か6割は喜んで払うだろう。問題は、どんな機械が提供されてくるかということだ。また、それを使いこなしていく能力にもよる。その機械の出来と能力によっては、ホールも営業に少なくない影響を受けることになるだろう。このあたりの“不確実性”をホールはどのように判断するか。これはビジネスに常に付きまとう“リスク要素”であって、回避することはできない。

 ただ個人的には、この一連の動きで“メーカーの発想”と“ホールの発想”ということ考えるための、いい機会になった。メーカーは苦労して開発した機械を、もっとうまく使ってもらえば実績が上がるはずだと思っている。だから、これらシステムの中に“営業支援”という項目が入っている。一方、ホールは短時間のうちに実績を上げ、さらにその力が1日でも長く継続する機械を渇望している。だから、そんな機械であると思える機種を厳選し、高い金額を払ってホールに導入している。それが現在、なかなかうまくいっていない。だから、ヒット機の少ないメーカーが逼迫し、機種選定を誤ったホールが潰れていく。

 そんな状況に対して、メーカーとホールが互いに歩み寄り、そのリスクを共有しようというのが今回の提案であった。しかし、それで成功するには、“良い機械をうまく使う”必要がある。では現在のファンにとって、よい機械とはどんなスペックの機種であるのか。では、現在のファンに対し、機械をどのように使ったら永く支持してもらえ、ホールが適正な利益を得られるのか。その双方について、メーカーとホールが互いに歩み寄って考えることで、解決の糸口を見出せるのか。はたまた、それはメーカー、ホールの各自で考えなければならない問題であるのか。

 以前、ホールの意向を注入した“PB機”(プライベートブランド機)の開発が盛り上がった時期もあった。しかし、そのなかでヒット機は1つも生まれなかった。一方、偶発的にできた機種が、この業界を10年以上にわたって救ってくれたというエポックもあった。一方、メーカーによる遊技機の使用指導が、以前より弱まっているという現実もある。ホールの数が増え、メーカーや販社の営業マンの数や導入台数が減ったという要因もあるだろう。昔は遊技機を入れ替えると、メーカーや販社の営業マンがホールに付きっ切りで指導をしてくれたものだという。

 しかし、遊技機の開発は大変な作業であると思う。とくに名機となると、いろんな要素がうまく絡み合うという運命的なマッチングもあるだろう。ただ、その名機もメーカーとホールによって作り上げていくという側面がある。たとえば現在も、“有望台”をホールが利益を抑えて我慢して使い続け、主力機に“育成”していく作業を行っているところも多い。その点で言うと、これら新レンタルシステムは、メーカー側によるホールへの歩み寄りという面がある。自社が製作した遊技機の実績に対し、メーカーも応分の責任を持つし、実績を上げるための支援もしていくということだ。その代わりにホールに対しては、“設置枠”を要求する。

 いままでメーカーに対しては、“売りっ放し”という批判も聞かれた。それに対し、リスクを共有しながら、一緒に導入機種の育成を図っていくことは確かに必要なことだと思う。それら機種がホールの平均粗利を上回っていけば、設置枠も増え、導入ホールも増加し、このシステムは普及していく。一方、導入機種が平均粗利を下回れば、契約を打ち切るホールも増え、このシステム自体も実績によって自然淘汰されてしまう。

 つまり、このシステムを生かすも殺すも導入機種の実績次第ということになる。果たして、回収費なしとメーカーによる営業支援が、機種の育成にどのような効力を発揮するのか。これがどんな機種にも一定の効果を上げられれば、まさに“システムの勝利”で、今後の可能性は大きく拡がってくる。その“発想”と“実績”の興味深い実験が、いよいよ本格的に始まっていく。(佐渡屋太郎)


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 12:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。