遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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「デマンド自動制御装置」のレンタルシステムが始まった【佐渡屋太郎-vol.209】

写真キャプション=新緑の生気あふれる日高川の河畔に並んだ色とりどりのテント


いまは11年5月6日(金)の11時55分。5月1日(日)に月末締切り最後の原稿を書き上げ、5月2日(月)にはブログの原稿も書き、ついに5月3日(火)から2011年のGW(ゴールデンウィーク)に突入した。例年の通り、和歌山の御坊でキャンプをしたが、今年はいい釣り場を見つけたのが収穫だった。釣れても釣れなくてもいいのだ。仕掛けを作って釣り糸をたらして、のんびり海を眺めているだけでいい。そんな景色のいい釣り場が、キャンプ場から5キロのところにあった。来年からはもっと本格的な準備をして、“大物釣り”に挑戦してみたくなった。

そして、連休明けとなる今日の5月6日(金)は朝の10時から取材があった。我ながら勤勉な日々を送っていると思う。夜型である私のボケ頭は、午前中にはほとんど回っていない。しかし、“早起きは三文の得”であった。その取材で面白いことを聞いた。取材先は以前から付き合いのある㈱メリテックで、東京電力と東北電力管内のホールを対象に、節電機能を持つ「MEC-15」のレンタルシステムと、LED照明の45%引き販売を始めるという。同社は近畿キタック販売㈱のグループ会社で、エコ事業を中心に取り組むために10年1月に設立された。

同社はこれまでもエコに関して精力的な活動を展開してきたが、東日本大震災による“ホール節電”に協力するため、大きな決断を行なったのだ。その前に、前回取り上げたホール5団体代表者会議の“節電方針”にも、同社のアドバイスが反映されているという。そこで、その根拠を紹介したい。まず1つ目は、ホール節電のメインとなる“輪番休業”から見ていこう。東電管内の全使用電力に対して、管内の全ホールが使用する電力は平日で5%、土日は3.3%であるという。ただ、土日は工場などが休むため、ピークを迎えることはほとんどないそうだ。そこで平日1日の休業で5%、月に3回以上で15%以上の節電となる。

写真キャプション=堤防でガシラを釣って喜ぶ家族連れ


2つ目のポイントは、ホールで最も多くの電力(ホール全体の30%~40%)を使う空調である。これに対しては、エアコンの設定温度を2度上げるとしている。通常、設定温度を1度上げると、空調の使用電力を10%削減できると言われている。同社では、自動制御のよる通常の8割運転で10%削減、快適性を保持しながら20%の削減まで可能であるという。つまり、空調の電力を20%削減すれば、ホール全体の電力に対して、6%~8%の削減となるわけだ。

3つ目のポイントは照明で、ホール全体の使用電力の20%程度を占める。これに対しては、外壁照明・間接照明・自動販売機の照明の消灯、ホール内照明の50%間引きなどの対策を講じることになる。ホール照明の50%間引きだけで、ホール全体の10%近くの削減になるから、照明全体では10%以上の節電効果は確実にあるだろう。つまり、空調と照明によって13%以上という目標を掲げているが、実際には20%近くの効果が期待できるわけだ。

こうして、“輪番休業”=15%、空調と照明=13%以上、合わせて25%以上の節電という具体的な計画が出てきたわけだ。では、全体で25%という目標数値はどこから出てきたのか。例の石原都知事発言で、パチンコホールともに槍玉に上がった“自販機”については、社団法人全国清涼飲料工業会が4月15日、25%の電力削減を発表している。その数値にホール業界も横並びしたようだ。ちなみに、東電管内にある自販機は約87万台で、使用電力は約26万kW。東電の本年度電力供給目標5000万kWに対して、0.5%に相当するという。

写真キャプション=煙樹ヶ浜で釣りを楽しむ家族連れ


これに対してホールは東電管内に約4000軒あり、使用電力はピーク時で約84万kW。東電の供給目標に対して、1.68%に相当する。25%削減することによって、約21万kWの節電ができる。これがホール業界における節電の全体的な指標である。これまでホールにおいては、人力だけで10%の省エネが可能だと言われてきた。そのことと合わせて今回の件を考えると、常に後手に回っているホール業界の特質が見えてくるが、後ろを振り返ってみても仕方ない。先程も京都のホール業者から電話が掛かってきて、「もっとホールの味方になれ」と言われたばかりだ。

しかし、“味方”になる意味が違っている。業界内で傷を舐めあっていては、事態は一向に進展しない。やることはやって、言うことは言う業界になってもらいたい。その業者いわく、「俺の周りには、パチンコがなくなればいいと思っている人間は1人もいない」という。つくづく幸せな人だと思う。少し前までは、こんな業界人が多くを占めていた。では、なぜ客数が減っているのか。こうした“過信”が、どんどんホールを社会の中で浮き上がった存在にしてきた。

世の中にはいろんな考えの人がいる。そんな人達が集まっているのが“社会”である。もっと身の回りの“向こう”にいる人たちのことも視野に入れてほしい。それらの人たちを視野に入れて、業界全体が変わっていくことが、結果的に業界自体の成長につながっていくと、私は考えている。どちらの考えが正しいのかは、時間の経過が判定してくれるだろう。

さて、連休明けにも関わらず、いきなり難しい原稿になってきた。今の佐渡屋太郎は右翼団体から感謝され、ホール業界から非難されるという変な“立ち位置”になっているが、それも仕方ない。前フリがかなり永くなってしまったが、いよいよ本題に入っていくことにしよう。問題は、社会的な要請であるホールの“節電”を、どのようにして実現していくか。これが今回のテーマであった。それに対し、メリテックは自社の「MEC-15」のレンタルシステムを打ち出したのだ。

写真キャプション=デマンド監視と自動制御を行なう「MEC-15」のシステムモデル


この「MEC-15」は、デマンド監視装置+自動制御システムの機能を持つ。通常、「デマンド監視装置」は設定した最高使用電力量に近づくと、警報によって知らせてくれるという装置である。これまでは警報が鳴ると、ホールスタッフが空調を止めたり、照明の間引き消灯など人手で行なわなければならなかった。それに対し、「MEC-15」は最高電力量に近づくと、自動的に空調や照明の節電運転をする「ピークカット機能」や、年間を通してピーク電力を減らしていく「スケジュールシステム」を持つ。つまり、「MEC-15」を取り付けておけば、何をしなくても10%以上の節電が図れる装置なのである。

この「MEC-15」をホール規模や室外機の台数によって異なるが、月6万円~12万円で東京電力・東北電力管内のホールにレンタルするという大英断を㈱メリテックが下したのだ。「MEC-15」を導入した時点で、基本料金は下がるし、月12万円くらいは節電効果によって十分に相殺される。つまり、ほとんど初期投資なしで「デマンド監視自動制御装置」が導入できるわけだ。ただし、契約期間は2年で、工事費はホール負担、電力会社への申請もホール側が行なわなければならない。

写真キャプション=空調機や照明とつながって制御を行なう「MEC-15」のコントローラー


本来ならホールは少なくとも「デマンド監視装置」くらいは自発的に導入し、自ホールの消費電力量や省エネの取り組みなど、“即答”できる体制を作っておかなければならなかった。そうすれば、節電が叫ばれたとき、すでにホールではこのような形で省エネに取り組み、これだけの成果を上げていると堂々と説明することができた。先進的なホールではすでに3年も前から着手し、大きな成果も上げている。マルハンの取り組みはこのブログでも紹介したはずだ。しかし、これがホール業界全体となると、いきなりトーンダウンせざるを得なくなる。様々な業界問題における“共通の構図”が出てくるわけだ。

私の個人的な意見を述べさせてもらえば、少なくとも東電管内における「デマンド監視装置」未導入ホールのすべてに、この「MEC-15」を導入してもらいたい。今後は管内のホールが一致団結して、“節電協力”をアピールしていく必要がある。“攻撃は最大の防御”で、こうした積極的な対応が業界のイメージを大きく変えてくれる。今回の節電問題に関しては、使用電力量という“数値”が攻防の指標になる。

その場に、「デマンド監視装置」を持たずに臨むことは、兵隊が刀を持たずに戦場に行くことに等しい。電力会社から来る毎月の請求明細書を比較するという手もあるが、“数値”をしっかりと把握して、その“数値”によって節電効果をアピールするしかない。しかし、現在の多くのホールでは、その数値を把握する手段として、電力会社からの請求書しか持っていない。これでは節電の意志を疑われてしまう。減量しようという人が、体重計を持っていないのと同じだ。まず節電の基本は、「デマンド監視装置」を導入して、その実態や効果を計測するところから始まる。

写真キャプション=ホール内に設置されたライトビーム㈱のLEDのダウンライト


さらに、㈱メリテックのグループ会社であるライトビーム㈱はLED照明に関し、年内までの契約について、従来価格の45%引きにするという計画もスタートさせた。同社のLED照明の機能性については、パチンコ雑誌でも詳細に紹介した。照明はホールが最も手を付けやすい省エネ機材でもある。いまでは改装や新築のときには、必ずLED照明が選択肢に上がってくるようになった。しかも、LED照明は日進月歩の凄い勢いで、機能性向上と低価格化が進んでいる。パチンコ雑誌の10年4月号でライトビーム㈱のLED照明の記事を書いたが、今回1年ぶりで新製品を見せられて、その進歩に驚かされた。これらの件に関しては、パチンコ雑誌の6月号で書くことになっている。

写真キャプション=ホール内に設置されたライトビーム㈱のLEDのダウンライト


このブログで別に宣伝をする必要もないのだが、これまで付き合いのあった会社が、ホール業界の危機に際して立ち上がってくれたことを、佐渡屋太郎は“意気”に感じて、テーマに取り上げたわけだ。望むなら、もっと多くのエコ関連の会社が、ホール業界を助けるために立ち上がってもらいたい。もっと大幅な節電ができるホール用の機器や技術の蓄積があるはずだ。それがパチンコを支えてくれる関連業界の“底力”ではないかとも思う。

ただ残念に思うのは、エコに関しては何回も記事を書いてきたため、同じことを何回も言う元気が、すでに私の中でなくなっていることだ。本来なら、こうした時期にこそ燃え上がるべきエネルギーが、すでに枯渇しつつある。だから、過去の「エコレポート」を読んでもらうしかない。

今日、これだけの記事が書けたのは、前述した京都のホール業者の“おっさん”からの電話があったからだ。その意味では前近代的な“おっさん”に感謝したい。その言葉の1つひとつに対する嫌悪感と闘争心が、記事を書く原動力になった。後ろ向きになってアラを探すのか、前向きになって試練をチャンスと捉えるのか。どっちが業界にとって、成長になるのか。穴の中でウジャウジャというのではなく、「もっと正々堂々と、世間の人たちに物を言ったらいいのではないですか」と進言するしか私にはできない。そして「言ったら分ってもらえますよ」と、その“おっさん”に佐渡屋太郎は伝えたい。(佐渡屋太郎)

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