遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

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ぱちんこ情熱リーグ③-(ジャンボ30防府店)【佐渡屋太郎-vol.217】

写真キャプション=オープンニングで自店の紹介を行なう「ジャンボ30防府店」のスタッフ


いまは7月22日(金)の19時20分。今日は朝から京都での取材。その後、別の取材で鞍馬口から今出川、そして同志社前を通って出町柳から下鴨まで歩いてしまった。この辺りは20年前、京都の出版社にいた頃の“テリトリー”だった。歩きながら、まだある店やなくなってしまった店などに驚きながら、昔の“飲んだくれ編集者時代”の思い出に浸ってしまった。

あの頃は佐渡屋太郎も若かったので、“痛かった思い出”が山ほどある。人生は残酷なものだと、今になって思う。当時は血気盛んで猪突猛進していたが、いまから考えれば単に血を流しながら走っていた“阿呆の塊(かたまり)”であったとも言える。そのときは、痛さを全く感じなかった。しかし、その痛さを感じるようになった今でも、生きている間はまだまだ走り続けなければならない。つまり、これからが“勝負どころ”ということだろう。今日は“母なる京都”で尻を叩かれてきた。 

その一方で、“第1の母”である佐渡でも異変が起こった。Twitterにも書いたが、夏の甲子園の新潟県予選で、佐渡高校の野球部が負けてしまったのだ。その件を聞いたのが7月20日(水)の帰宅後のことであった。ドアを開けた瞬間に、Y嬢が「今日は残念な報告があります」という第1声を発したのだ。てっきり別れ話でも切り出されるのかと、佐渡屋太郎は肝を冷やしたが、幸いそうではなかった。佐渡高校が負けたのだ。そのニュースを見て、DVDに録画しようとしたが、失敗したという。

春の甲子園に一緒に行き、佐渡高校側のスタンドで応援したことで、Y嬢は私よりも強度な佐渡高校野球部のファンになっている。この予選で優勝して春夏連続出場すれば、“佐渡の偉大さ”をいやというほど見せ付けることができたはずだった。本当に惜しいことをした。具体的に言うと、佐渡高校は新潟県予選で4回戦に勝ち進み、名門・明訓高校と対戦した。明訓高校といえば、水島新司氏の傑作「ドカベン」にも出てくる有名校だ。

写真キャプション=ステージ上で行なわれた“ホール改革”の具体的な説明


そこで、両校の関係を調べてみたら、「ドカベン」の明訓高校は神奈川県にある私立高校で、新潟明訓とは姉妹校という設定であるという。水島氏は新潟市立白新中学に通っていて、隣接する新潟明訓高校への進学を希望していたが、家の経済状況で進学を断念した経緯がある。その思いが「ドカベン」に持ち込まれ、明訓高校で活躍する山田、岩城、殿馬、里中らの姿に、自分の果たせなかった夢を託したのだろう。私が佐渡にいた頃、新潟明訓はサッカーが強かった。

中学校のころ、サッカーの県大会で優勝した明訓の勇姿をTVで見て、「明訓へ行ってサッカーをやりたい」と言ったら、親に一喝されたのを覚えている。あの頃は、一刻も早く家や佐渡から脱出したかったというのが本心だった。大学生の時には、水島新司氏にも会ったことがある。高田馬場にあるビッグBOXの前だった。氏は1人で隅の方に立っており、ヒゲがボーボーで上下ともヨレヨレのトレーニングウエア姿であった。変なおっさんが立っているなとよく見たら水島氏で、その独特な風貌に圧倒されてサインをもらうことや、声を掛けることすらできなかったことを覚えている。

その新潟明訓高校と佐渡高校が、県予選の4回戦で対戦した。試合は序盤からずっと佐渡高校が優勢で進み、9回の表まで2:0でリードしていたという。そして9回裏の明訓の攻撃となり、2アウトまで取ったところで悲劇が起こってしまった。本来なら“最後のバッター”となるはずの打者からミス絡みで連続して走者を出し、あっという間に3点を献上して、逆転負けを喫したそうだ。ベスト8手前での敗戦となった。佐渡には常に“悲劇”が付いて回るが、また今回も苦杯を飲まされたわけだ。しかし、負けは負けで仕方ない。3年生にはつらい夏となったが、2年生以下の今後の頑張りに期待したい。

さて、前フリが永くなったが、いよいよ今回のテーマである“ぱちんこ情熱リーグ”に突入する。連載の第4回目は、決勝大会の3番目に登場した「ジャンボ30防府店」である。パチンコ雑誌では、「低空飛行の地域最大店が人の力によって繁盛店に」という小見出しを付けている。では、疲れてきたので雑誌の記事を丸ごと転載することにしよう。

写真キャプション=“ホール改革”に立ち向かった自分の気持ち変化を述べ女性スタッフ


3番目に登場した山口県防府の「ジャンボ30防府店」は、総台数720台で地域最大の規模を誇る。しかし、立地するのは防府市の東の外れで、車の通行量は競合店の1/100しかないという。隣接するショッピングセンターでは、多くの専門店が閉店してしまった。同店がグランドオープンしたのは08年4月。しかし、開店の1年目は週末でも3割稼働で、200人の来店しかない“低空飛行”を続けていた。そこで妹尾和哉店長は、店舗改革の決断をする。

目指したのは、「お客様が明日もまた来たくなる店づくり」であり、そのために「スタッフの1人ひとりが成長し、お客様から愛される人づくり」をテーマにした。つまり、人によってホールを変えていこうとしたわけだ。その軸にあったのは、仲間の夢を実現するために、自分ができることをやり続けることであった。この人を思う心は、顧客に対しても同じだ。これが接客において最も重要な点でもある。こうした教育によって、店内に仲間や顧客の笑顔が次第に増えていったという。

店舗改革においては、芸能人をゲストに招いたり、北海道物産展や松葉ガニの景品販売など、顧客に喜んでもらえるようなイベントを毎月のように開催した。これらのイベントはすべてスタッフの手づくりだ。そのほかにもウォーターステーションコーナー(ミネラルウォーターの提供)や、マッサージチェア、3000冊に及ぶ漫画コーナーの設置など、顧客に快適に過ごしてもらうための努力を続けてきた。

そんな工夫や挑戦を積み重ね、成功体験を得ることによって、スタッフは成長していった。思い立ったらすぐ実行。これらはすべてホール現場において、実践による人材育成として展開された。その結果、何事にも全員参加で取り組むという体制が出来上がった。プロジェクトが決まると、皆が自分の役割を考えて動き出すまでになったという。

写真キャプション=ホールにかける自分の夢を語る男性スタッフ


この店舗ではここ数年、アルバイトを含めて職場を去った人間は1人もいない。誰もがこのホールに居心地のよさを感じ、人として成長できる場であると思っている。一方、ホールは平日から賑わう。さらに休日にイベントがあると、650台収容の駐車場が満杯となり、隣のショッピングセンターの駐車場を借りるほどになった。これも1人ひとりの顧客とスタッフを大切にしてきた成果だろう。

ここで記事は終わっている。この山口県のジャンボグループは、私の思い違いでなければだいぶ前、本店である下関の店舗や北九州に進出した大型店も取材したことがある。そうであるとすれば、下関の店舗は年配の親切な女性スタッフがいて、温かくて常連客で賑わう名店であった。そのとき、社長とも話したことがあるような気がする。その下関店のDNAが年を経て、同グループの防府店で復活したということになる。まさに歴史的なドラマでもある。

近頃、“ぱちんこ情熱リーグ”に対して、いろんな思いを持っている人と話す機会がある。このリーグはスタッフを前面に出すのが主旨であるので、人間ドラマを中心に据えている。しかし、その背後には経営者の先進的な試みや、店長の機種選択や営業強化のための分析や大胆な路線変更策もある。上層部の意識改革なくして、ある日、突然ホールが変わることはあり得ない。変わったホールには、それなりの背景が必ずあるものだ。

いままで、人による“ホール改革”は1段下に見られていた。長期的な課題でもあったため、途中で投げ出すホールも多かった。確かに、営業形態や機種の研究や分析も必要であるし、この混迷した状況の中でホールの経営方針を明確にすることも喫緊の課題である。それらの目的となるのは、より多くの顧客に、より頻繁に、より長期間にわたって、ホールに来てもらうことである。そのためには、どのような経営方針を立て、どのような営業形態を取り、どのような機種を導入するのか。さらに顧客側の視点を入れれば、どれだけの勝ち率で、どのような雰囲気があり、どのようなスタッフのいるホールにするのかという点も、おろそかにはできない。

今月はホール企業の幹部と話し合う機会が多くあって、いろんな点で勉強になった。実に顧客のことを良く見ているし、そのための施策を数値的な裏づけと、強い意志も持って地道に実践を継続している。そこで感心したのは、随分と“顧客寄り”の発想を取り入れていることだった。そのために、必死になって経費節減に取り組んでいた。ホール運営の中心にしているのが、ホールを存続させていくための営業利益の確保と、顧客にずっと通い続けてもらうための還元率の確保。それらを確保するために、現状の売上から人件費や機械代などの経費を引き算していく。

そのホールでも一番の課題は客数を増やし、売上をアップさせることだ。しかし、想定した最低の稼働でも営業利益と還元率を確保するために、必死な経費削減に取り組んでいる。200台のホールだが、スタッフは3人で回して、カウンターの専門要員はいない。機械も中古台やチェーン店間移動で何とか回している。顧客は地元客の高齢者が多く、海シリーズとジャグラーを中心機種に据え、還元率を保持することによって、ホールの信用を得ることを目指しているのだ。

真キャプション=意識改革によってホールの雰囲気や実績、さらにスタッフ1人ひとりの仕事への姿勢の変化を説明する妹尾和哉店長


その経費削減策のいくつかを聞いたが、実に涙ぐましい努力があった。しかし、各担当者は楽しみながら、その挑戦を行なっている。懸命になって方策を考えると、新たな答えが発見できるからだ。これはそのホール企業の“ローコスト実験店”で、こうした努力を1年半にわたって実践し、先日はオープンしてから最高の売上を記録したという。したがって、このホールでは行き当たりばったりの方向転換は、歯を食いしばって許さない。ここが、これまでのホールと大きく異なる点だ。

今月は売上が少ない、客数が減った、粗利が確保できない――それは自分たちの責任で、顧客のせいではない。自分たちの方針を貫くためには、さらに何をしなくてはならないのかを、突っ込んで考えていく。その発想法と具体的なノウハウが、今後の展開における貴重な財産となっていくことだろう。逆に言えば、ここまでホールが努力しないと、顧客に対して満足する“還元”ができない状況になっている。

こうして多くホールの内情を見ると、ホールの方針や還元率、接客やホールの雰囲気作りなどいろんな取組みがあった。しかし、ホールが永続的に存続することを目指すなら、顧客からの“信頼”を得ることが、究極のテーマであるように思える。その実現のためには、“ぱちんこ情熱リーグ”に参加しなくても、いろんな方法がある。ただ、そのことを真剣に考え、自店なりの方策を強い意志と努力によって進めないと、現在ではホール自体が立ち行かない状況になってきた。

これは他業界では“普通のこと”で、これまでテクニックと称して“騙し”や“煽り”でやってこられたホール業界は、今から思えば何とも恵まれた環境にいたというほかない。しかし、今まで“群衆”と見ていた顧客にも、1人ひとりに厳しい“選択眼”があったのだ。その1人ひとりの顧客と正面から向き合い、自店のよさを堂々と語れるホールになれることが、まずは“ホール改革”の1丁目1番地ではないかと、今夜も酔いながら考えている。(佐渡屋太郎)

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ぱちんこ情熱リーグ②-(DAIICHI J&Z平野店)【佐渡屋太郎-vol.216】

写真キャプション=2次予選で3位の成績を上げて決勝大会に出場した「DAIICHI J&Z平野店」(大阪市平野区)


いまは7月4日(月)16時40分。今日は昼過ぎから、パチンコ雑誌の取材をするために、企画説明と打ち合わせに行ってきた。行き先はホール企業B社の本社で、用件は既存店にLED照明を導入したので、販売業者とともに取材依頼をしてきたわけだ。話をしていて驚いたのは、とにかくB社の担当者たちの“コスト意識”が徹底していたことだ。同社は、他にレストランやコンビニも経営しているのでその影響だろう。会話の中で数字がポンポン飛び出してくる。こうしたシビアなコスト意識を持たないと、ホール経営も難しい時代になった。久し振りで、手応えのある取材ができそうだ。

7月に入り、“節電の本番”を迎えた。比較的意識の低かった関西のホールも、近頃では大手ホールを中心に、節電設備の導入が相次いでいる。とくに手を付けやすいのがLED照明で、あちこちのホールで導入されたという情報が入ってくる。今回のパチンコ雑誌では、商品がしっかりしているうえに、これまでになかったような費用で導入できるメーカーの商品を紹介することにした。減価償却が1年3ヵ月というレベルに達している。導入したコスト意識の高いB社でさえ、びっくりするくらいの価格設定だった。

そのLED照明の製造・販売会社が何とウチの事務所の隣にある。これも何かの“縁”だろう。今日も事務所の前でその会社の社長と待ち合わせて、ホール企業へ一緒に行き、また2人で帰ってきた。小学校のときの集団登校を思い出した。行き帰りの車の中で、その“安さ”の秘密を聞いたら、1つ目はフィリップ社製の素子を使って、メーカー管理の下で中国で組み立てを行い、直販に近い体制を取っていること。つまり、中間に業者がいくつも入っていないので、その分のマージンをカットできるわけだ。

2つ目は、LED照明は取り付けから10年以上の寿命を持つ。そのため、多くの業者は1回の販売や工事で利益を確保しようとして、少なからず費用の上乗せをしてくるケースが見られる。しかし、その会社は本業が遊技機販社なので、ホールとの付き合いや信頼関係を重視する姿勢を貫いているという。今回の記事では、その価格表や減価償却を含めた提案書も掲載するので、数字を見てもらえば、分る人には分かってもらえると思う。今回はホール取材、ホール企業の本社取材、製造販売会社取材と3段構えの体制で臨むことになった。心配なのは、締切りに間に合うかどうかということだけだ。乞うご期待と言っておきたい。

写真キャプション=ホール紹介でパフォーマンスを行なう「DAIICHI J&Z平野店」のスタッフ


さて今回は引き続き、「ぱちんこ情熱リーグ決勝大会」のレポートである。やっと今回で3回目となり、全体の半分に達した。決勝のプレゼンで2番目に登場したのが、大阪市平野区にある「DAIICHI J&Z 平野店」だ。このホールは大阪でも有名で、私も視察に行ったことがある。立地するのは、JR大和路線の「加美駅」のすぐそば。町工場と住宅街が連なる大阪の典型的な下町にある。

経営するのは、DAIICHI J&Zグループ。第1回大会では、7位の「DAIICHI J&Z 上六店」、10位の「DAIICHI J&Z 2号店」と、10位以内に2店舗をランクインさせた。いま、大阪で大きな注目を集めているホール企業だ。しかし、「DAIICHI J&Z 平野店」は、その第1回大会では惨敗を喫した。そこから今回の“起死回生策”が始動したといってもいい。

今回の躍進のきっかけは、前回の決勝大会で上位5ホールの取組みを見たことだった。その点について、同店の岩佐龍一副店長は、「5店がそれぞれ、自分たちのカラーを大切にしている姿に感銘を受けた。自分たちは高得点を取ることにばかり目を奪われ、お客様がどう受け止めているかを忘れていた」と敗因を分析する。

写真キャプション=自店の顧客に扮してホールの特徴を紹介するスタッフ


そして、「大切なのは、店の強みや特色を再確認し、それをどのように表現し、お客様にアピールしていくかにあると分った」という。その結果、同店がテーマとして掲げたのは、「お客様に喜んでもらえる店づくり」であった。つまり、スタッフが自らの意思と判断で、お客様によかれと思うことを進んで行なう方針を取ったのだ。

具体的な事例を挙げると、異音のする自転車への油差しから始まり、自家菜園に取り組んでいる人や手作りパン屋さんへの店頭スペースの提供。さらに月に1度「最高の一日」と名付けたサプライズイベントの開催など、実に多岐に亘る。そうした取組みによって、主婦層が客層の中心となり、“地域のコミニュティセンター”のような役割を果たすまでになった。その試みで構築されたのは、スタッフと顧客の“信頼関係”だろう。この1年の取組みによって、スタッフの思いが確実に顧客に通じたという実感を得るまでになったという。

写真キャプション=大阪のホールは必ずプレゼンのなかに寸劇を入れる。これは吉本の影響なのか


岩佐副店長はプレゼンで、「分かり合うためには、思いをしっかり相手に伝えること。皆の思いはスタッフやお客様に届いていますか。お客様のために、仲間のために何ができるか。自分に思いがないのに、伝わるはずがない。お客様のために楽しく仕事がしたい」と、この1年の体験で得た自分の思いを、力強く語った。

顧客の中にはホールに来て、友達と話だけして帰ってしまう人もいるという。それでもスタッフは笑顔で迎えて送り出す。また、パチンコがしたくなったときにしてもらえればいい。とにかく、ホールに来て心を癒し、何かの驚きがあり、友達がいて楽しい時間を過ごせる。ホールがそんな“地域のコミニュティセンター”になることは、1つの理想でもある。

実はこうした発想は、他の業界でも考えられている。たとえば、私が記事を書いている葬儀業界では、葬祭ホールを友引など葬儀のない日に、地域住民に開放する試みが増えてきた。そこでは、健康問題や宗教家による説法など講師を招いてのセミナー、絵画や園芸、手芸、旅行などのサークル活動、相続や年金、法律問題などの相談コーナー、はたまた地産の野菜市やカラオケ大会まで、様々な活動を展開している。

目的は、これまで暗いイメージであまり足を踏み入れたくなかった葬祭ホールに、まず来てもらうこと。次にそこでの活動を通して、地域住民と葬儀ホールとの信頼関係を築いていくこと。さらに、ホール利用者でもある連れ合いを亡くした人たちへのアフターフォローとして、心の癒し(グリーフケア)や、困ったことを何でも引き受けるワンストップターミナルになって役に立つこと。

写真キャプション=第2回目のリーグで自分の体験したことを涙ながらに説明する女性スタッフ


そして、最終的には生きているときも死んだときにも、この葬祭ホールを頼りにしたいと思ってもらえる存在になることだ。信頼される存在になれば、すべての需要を託される窓口を任されることになる。これを“トータルライフサポート”と呼んでいる。その信頼を得るためには、その人のためになりたいという心を持ち、汗をかかなくてはならない。現在、先進的な葬儀会社では、弁護士、司法書士事務所から旅行会社、建築会社、廃棄処理会社、地元の商店街など、様々な業種との業務提携を結んでいる。

ホールも“戦略”とか“戦術”とか言っているが、そんなものはすべて顧客に見抜かれていると思った方がいい。そのホールのやり方を見ていれば、ホールの“心”がどこにあるかは時間の長短はあるが、いずれ露呈する。その意味で言えば、顧客もギリギリの生活の中で、ホールに来てくれている。一方、ホールもギリギリの状態で営業を行なっている。人間はギリギリの状態になったときに、その人の“真の姿”が見えてくる。ホールもいま、顧客による最終的な“選別”が行なわれているのではないだろうか。

そんな状態に至ったとき、それでも来てくれる顧客のことを、どのように個々のホールは考えるのか。ここが大きな“分かれ道”だ。つまり、そこでホールの“真価”が問われるわけだ。ここで顧客を殺してしまったら、ホール自体も死んでしまう。一方、自分の身を削ってでも、顧客に喜びを与えるという決断をできるのかどうか。そのギリギリの決断が、つまりは顧客との“信頼関係”である。その点は顧客もよく見ている。そこで得られた信頼はとても強く、その後に10倍以上になって返ってくると言ってもいい。

いま、大手ホール企業でも非常に危険な状態にある。その検証はいずれ行なうつもりだ。ホール業界もついに、来るべきところに来てしまったのだろうか。今回の「DAIICHI J&Z 平野店」の活動を見ると、顧客の反応を一番、肌で感じるのがホールスタッフであると再認識した。それは、人間と人間が相対(あいたい)しているからだ。顧客の発する信号をどのように感じ、経営者とスタッフがどのように反応するのか。難しいことや細かいことを言うコンサルタントもいるが、ホール改革の基は、まず現場の“気付き”であると思う。その“気付き”をスタッフたちが自分の問題として考え、自発的な改善運動に盛り上げていけるかどうか。それがホール“浮沈”の分岐点になると、ぱちんこ情熱リーグを見ているとつくづく感じる。

写真キャプション=「お客様に喜んでもらえる店づくり」のために懸命に取り組んだ充実感と成果を観客に訴える


数日前のtwitterにも書いたが、今回は実に面白い体験をした。B社のLED導入ホールに取材に行ったら、そのホールは何と2年半前にも取材したことがあるホールだった。当時、そのホールに知り合いの60歳を超えた有名釘師が立て直しに入り、ホールの変貌の様子を長期取材してほしいという依頼だった。しかし、そのホールは1年で売りに出て、1年半前にそれを買い取ったのがB社であったわけだ。

2年半前の正月明けに行ったときには、顧客は5~6人しかいなかった。ちなみにこのホールの総台数は200台である。これは大変なホールを引き受けたものだと思った。そして、今回の取材時には60~70人の客数があった。担当しているのは、20~30歳代の若者である。前のホールのイメージを払拭するのは大変だと言いながら、1年半でここまでホールを立て直した。当面の目標は平均客数100人で、つい先日はオープン以来、最高の売上額を記録したという。

果たして、以前と今でホールのどこが変わったのか。今日、販社の社長と話していて、勝因は彼ら若者が“普通の感覚”を持っているからだという結論に達した。経費を可能な限り削減して、それを顧客に還元する。この“普通の感覚”を基にした営業を地道に1年半も続け、徐々に顧客からの信頼回復を成し遂げつつあるということなのだろう。一方、私は2年半前の正月に2時間以上も、その釘師の当面の現状打開戦略や長期的な計画を聞いた。

その内容は、当面の営業では新台導入の資金確保のために、かなりの“煽り営業”を行ない、その後に交換率の変更、1円パチンコの導入など、とめどなくダイナミックな構想が披露された。その間、数値データはすべて出すので、検証してほしいという話であった。しかしその後、別件で2~3回の連絡はあったが、ついにそのホールの取材依頼はなかった。いま、そのときのことを思い出している。

しかし、両者の間で最も違う点は、顧客への“還元”の意識であったように思う。新台導入の資金確保のために、煽り(あおり)のテクニックを使った釘師に対し、徹底的なコスト削減策を取った若者たち。結局は、顧客の立場に立った“普通の感覚”が勝利したわけだ。いま“テクニック”と“心”の違いを考えている。いろんな背景があって、一口で論ずることはできないが、販社の社長が言った“普通の感覚”が“顧客の感覚”と同じ意味ではないだろうかと、この「DAIICHI J&Z平野店」の記事を書きながら思い当たった。(佐渡屋太郎)

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ぱちんこ情熱リーグ-①(パチンコ玉三郎黒崎店篇)【佐渡屋太郎-vol.215】

写真キャプション=オープニングセレモニーで「よさこい」を踊る参加スタッフの有志


いまは6月25日(土)の19時50分。今日も大阪は物凄い暑さだ。一体、今年の夏はどうなるのかと、天の神様に聞きたい。今からこんなに暑くていいのか。マジで今年の夏を乗り越えられるかどうか不安になってきた。事務所に来るだけでも命がけだ。実は昨夜、点滴も打ったので早めに帰途に着いたところ、パチンコ村の一角で偶然、“猪八戒”とTちゃんに遭遇してしまった。いやな予感がした。2人ともすでに赤い顔をしている。ブログ原稿を送った連絡を入れたときは、留守電になっていた。その頃、2人で飲んでいたのであろう。

“猪八戒”にブログ原稿のことを伝え、「今日は点滴を打ったので、早く帰るわ」とすれ違おうとしたとき、すでに佐渡屋太郎の左腕はがっちりと“確保”されていた。そして、“今日は点滴を打った”と叫びながら、また飲んでしまった。実を言えば、事務所で原稿を書いているときからチビチビと飲んでいた。Tちゃんからも、「佐渡屋さん、体調が悪いでしょう。顔がむくんでいますよ」と言われてしまった。だから、微熱が続き、今日は点滴を打ってきたと最初から説明しているではないか。こうした2人とその夜は飲み、今日はまだ奇跡的に生きている。

その生きている幸せを噛み締めながら、6回連載の「ぱちんこ情熱リーグ」の2回目をお届けする。参考までに言うと、微熱の原因は、徹夜で原稿を書いた翌日、早朝から雨の中を取材に行き、それが冷房のガンガン効いた中での長時間取材となって風邪を引いたからだと、私は思っている。本来なら持ち前の“体力”で乗り切れたはずだ。それができず、つい“点滴”に頼ってしまった。ここにいまの私の“弱さ”の根本原因がある。今夏は高校生時代に戻り、徹底的に体を鍛え直す必要があることを痛感した。それがあと5年で死ぬか、あと20年生きられるかの境目だと密かに考えている。“あと20年の体づくり”を目下のテーマとして掲げたい。

さて、今回から5回にわたり、決勝大会に進出したホールの紹介をしていく。ただ、大会でのプレゼンの様子をレポートしても、あまり意味がない。本当に知りたいのは、どんなことをきっかけにして、どのようにホールが変わっていったかということだろう。その点について、パチンコ雑誌で書いたことを基にして、検証していきたいと思う。

写真キャプション=ホール紹介で、自店の自己紹介を行なう「パチンコ玉三郎黒崎店」のスタッフ


これら5店舗は、参加した301店舗のなかで傑出した高得点を挙げた。しかし、もともと“優良店”であったわけではない。全スタッフによる“店舗改革”、すなわち“もっといいホールにしたい”というスタッフ全員の気持ちと団結力が、参加した他のホールより強かったのではないだろうか。では、その改革のきっかけはどこにあったのか。その改革によって、ホールはどのように変わったのかを重点的に見ていくことにする。  

一方、そこには参加した他の店舗と同じようなドラマがあったはずだ。ホールや顧客、そして仲間や自分が変わっていくドラマを体験することが、“改革の原動力”となる。高得点を取ることも大切だが、改革のドラマを体験することがまず必要だろう。その代表的な成功事例として、5店舗における改革の流れを参考にしていただきたい。

1つ目のホールは、新潟市西区の「パチンコ玉三郎黒崎店」である。このホールは08年12月、閉店した既存店を買い取ってスタートした。内外装を一新し、「低玉貸専門店」としてのグランドオープンだった。しかし、幹線道路から遠く離れた立地、老朽化した設備、新しいバイパスの開通を見越した大型店の相次ぐ進出で、オープンから低空飛行が続いていた。このままだと“閉店は時間の問題”というところまで追い詰められていたのだ。その間、2人の店長が“無念の涙”を飲んで、このホールから去っていった。

写真キャプション=ステージ上でプレゼンを展開する「パチンコ玉三郎黒崎店」のスタッフたち


そして“起死回生”を目指し、10年8月にリニューアルという“最後の勝負”に打って出ることになった。そこに乗り込んできたのが、3代目となる瀧田圭吾店長だった。ちょうどリニューアルオープンの5ヵ月前のことだった。しかし、パチンコ240台、パチスロ72台、総台数312台の小型店では、ハード主体の正攻法や物量作戦では、体力が続かない。さらに、“低玉貸し専門店”という特徴も、すでに差別化戦略としては効力が失われつつある時期に差し掛かっていた。

そこで瀧田店長が立てたホール改革の方針は、徹底的な“接客サービス”によるソフト戦略だった。接客によって自店の“ファン”を増やし、地域の中で愛されるホールに生まれ変わろうと考えたわけである。一方、その改革の主体となるスタッフたちの“意識”は希薄だった。顧客の数が減ってきたことは身を以って感じていたが、皆が“仲良しクラブ”となり、現状を黙認する雰囲気の中で、日々の営業は過去1年8ヵ月にわたって続けられてきたのだ。

写真キャプション=自分のホールに対する気持ちを述べるスタッフ


しかし、その雰囲気に“風穴”を開ける事件が起こった。それはリニューアルオープンを目前にした、キックオフミーティングの場であった。その場には、ホールに残ったスタッフと、新たに採用されたスタッフが一堂に会していた。その場で土屋副主任が、「俺たちは負けた。競合店にも自分にも負けた。でも、もう絶対に逃げない。皆の役に立ちたい。そして、リニューアルを成功させたい。もうこんな悔しい思いをしたくない。絶対、お客様に喜んでもらえるホールを作る。小さなホールだからこそできることをやる」と叫んで、涙が止まらなかったという。

これが、真の意味での「パチンコ玉三郎黒崎店」における改革の“きっかけ”と言えるだろう。この叫びを聞いた旧スタッフが、泣きながら堰を切ったように自分の思いを本音で話し始めたのだ。まず、旧スタッフはこれまでの自分を総括して、新たな決意を皆の前で語った。そして新スタッフは、自分たちのスタッフとしての責任の重さを自覚した。

この本音の語り合いによって、スタッフ全員の心が1つになり、それがこれまでになかった大きな力を生み出した。いま、自分はホールのために何をしなければならないのか。自ら進んで議論の輪に加わり、アイデアや意見を発表するようになった。瀧田店長が掲げる接客による店舗改革の方針を、スタッフの1人ひとりが自分の問題として、積極的に取組み始めたのである。

写真キャプション=自分たちの顧客サービスの様子を再現するスタッフ


瀧田店長の掲げた具体的な方針は、大きく分けて次の3つだ。
①接客=エントランス前での挨拶、雪かきサービスなど。
②仲良くなる=お楽しみイベントなどで名前をゲットし、お客様を名前で呼ぶ、
③絆=自分の家のような感覚をお客様に持ってもらう。こうした施策の積み重ねによって、真の“顧客本位”のホール作りに取り組んできた。

写真キャプション=スタッフに対する感謝の気持ちを述べる瀧田店長


決勝大会のプレゼンで、瀧田店長は「いま私たちはあらゆる意味で、“最高のホール”であるという心を持ってお客様と接している。これまでスタッフには厳しいことをたくさん言ってきた。しかし、それでも付いてきてくれるスタッフがいた。そして、嬉しいときも悲しいときも、一緒に涙を流してくれたスタッフがいた」とこれまでの“ホール改革”の歩みを振り返った。13名のスタッフによる“ホール改革”によって、現在では稼働が以前の3倍になるほどの実績を上げるまでになったという。まさに、ホールは“改革”によってスタッフの意識だけでなく、実績の面でも生まれ変わったわけだ。

ここで、雑誌の記事は終わっている。付け加えるなら、自分のホールを“最高のホール”であると思えるのは、働くスタッフにとって大きな誇りであり、自信である。しかし、その“最高のホール”を創るための道のりには、自分は何をしなくてはならないのかという、スタッフ1人ひとりの絶え間ない“自問自答”があったはずだ。まず、こうして各スタッフが真剣に考えることが、改革への“出発点”となる。その点では、副主任の一言が、その気持ちの転換を促す大きな要因となった。

写真キャプション=これまでの店舗改革の歩みを寸劇で紹介したシーン


しかし、その問いを答えの方に導き、顧客の反応や店舗の実績に結びつけていくのが、店長の“手腕”でもある。自分が課題に挑戦することによって、ホールが変わっていくという実感を持てるのは、スタッフにとって最大の喜びだ。それが少しずつ蓄積され、スタッフのなかに自信と誇りを生み出し、“最高のホール”という高みにスタッフを運んでいったわけだ。

写真キャプション=スタッフの団結によって、「パチンコ玉三郎黒崎店」は大きく変わっていった


一方、10年8月のリニューアルが改革のスタートだから、2次予選まで4ヵ月という超スピードで、改革が進んだことになる。「ぱちんこ情熱リーグ」の審査が、ちょうど並行して行なわれたという点も実に興味深い。その間のホールのレベルは192点(9月)→200点(10月)→190点(11月)→181点(12月)と安定した力を発揮した。そして、1次予選は301店舗中2位、2次予選は同5位で難関を突破した。この結果を見ると、10年8月に起こった意識改革のインパクトが相当に強く、その衝撃が一気に「パチンコ玉三郎黒崎店」を変えていったと言えるだろう。“改革”は意識さえ高まれば、驚くほどの短時間で実現できる。難しいのは、それを持続していくことだ。(佐渡屋太郎)

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「ぱちんこ情熱リーグ決勝大会」序章【佐渡屋太郎-vol.213】

写真キャプション=プレゼン前に行なわれた「よさこい」のパフォーマンス


いまは6月24日(金)の17時45分。Twitterにも書いたが、このところの無理が祟って、体調を崩してしまった。これはいけないと思い、急遽、病院に行って点滴を打ってきた。30分の点滴で何とか生き返ったが、やらなければならない仕事が山積している。ここはあせらず、1つひとつ片付けていこうと心を落ち着かせているところだ。

そのやらなければならない仕事の1つがこのブログで、これが一番手を付けやすいので、まずはこれから“突破”していくことにする。このブログも前回アップしてから、だいぶ間が空いてしまっている。実は、パチンコ雑誌に「ぱちんこ情熱リーグ決勝大会」について、8ページの原稿を書いた。それを基に、「序章」と決勝大会に出場した5ホールの説明を行ない、6本のブログ原稿に再編するというアイデアを思い付いたのだ。

写真キャプション=東日本大震災の復興支援に対し、お礼の言葉を述べる吉原純浩理事


まず今回の序章では、決勝のプレゼンの前にとても中身があり、思いがこもった挨拶があったので、それらを中心に紹介することにしたい。まず、オープニングとともに挨拶に立ったのが、同リーグの理事で福島県郡山市に本拠を置く㈱ミナミ・エンタープライズの吉原純浩氏であった。内容は、東日本大震災の復興支援に対するお礼の言葉を中心として述べられた。

この件に関して吉原氏は、「3月11日の東日本大震災によって、第2回リーグに参加した301店舗のうち、100店舗が被害を受けた。そんななかで、決勝大会の延期はまさに苦渋の決断であった。当社も福島県内で『マックスアリーナ』など3店舗の経営を行なっている。震災後、“いつ再開するのか”という決断を何回も迫られた。しかし、その答えはすべて、お客様と現場スタッフの中にあると思っている。そうした状況にあっても、よりよいホールを作っていくのが我々の使命だ。被災地では当たり前の生活に戻れない人も多い。また、私たちもたくさんの励ましの声や義援金をいただいた。そうした気持ちに応えるためにも、お客様に喜んでもらえるホール作りに邁進していきたい」と決意と感謝の言葉を述べた。

実に立派な姿勢であると思う。実は今回の決勝大会への出場チームの中にも、震災による被害を受けたホールがある。しかし、プレゼンではその件に関して、一切触れられなかった。もし、そうした説明があれば“同情票”が少なからず発生し、投票行動に影響を与えただろう。その意味で言えば、出場チームの潔い姿勢にも好感が持てた。その結果、過酷な条件の中で行なわれた決勝大会ではあったが、ホールの内容に焦点を絞った、公正な審査が行なわれたのではないかと思う。

写真キャプション=会場内の雰囲気を一気に盛り上げた躍動感溢れる「よさこい」


その後、舞台上は一転して、参加ホールのスタッフたちによる「よさこい」のパフォーマンスが繰り広げられた。色とりどりの華やかな衣装、若いエネルギーを感じさせる激しい動きに、場内の雰囲気は一気に盛り上がった。前回と比べ、だいぶ“ショーアップ”した演出が行われるようになったと驚いた。さらに、今回のテーマである「絆づくり」を、書道家の宮田天風氏が舞台上で墨書するパフォーマンスもあった。プレゼンが始まる前の緊張が高まり、観客の視線は舞台上に釘付けになった。

写真キャプション=第2回のテーマを墨書する書道家の宮田天風氏


この「よさこい」のパフォーマンスに関しては、開会挨拶を行なった同リーグ副理事長の齊藤周平氏(㈱ジョイナス)から、説明が行なわれた。それによると、「そもそもこの『よさこい』は、4人の若者の志から生まれたものだ。その志とは、“もっと高知を元気にしたい。もっと多くの人に来てもらいたい”という気持ちであった。それが『よさこい祭り』となり、50年の間に規模がどんどん大きくなり、今では100万人を集める高知を代表するイベントに成長した。また、全国に『よさこい』ネットワークが作られ、各地の地域振興に大きな役割を果たすまでになった」という。

つまりこのパフォーマンスには「よさこい」のように、「ぱちんこ情熱リーグ」を成長させていきたいという気持ちが込められていたわけだ。このリーグも、ホールの将来に危機感を抱いた大阪の若手ホール経営者10人によって、立ち上げられたものだ。今後この活動が、どのような拡がりと効果を業界にもたらしてくれるのか。その点に大きな注目が集まっている。

写真キャプション=開会の挨拶で「ぱちんこ情熱リーグ」が目指す目的を力強く語る齊藤周平副理事長


さらに、齊藤氏は業界の現状について、「いま業界には、これまでにない逆風が吹き荒れている。いつバッシングに遭うかとビクビクしているのが現状だ。しかし、我々は先輩たちが数々の偏見から、命がけで築き上げてきた業界のなかで働いている。ただ、いまだに一生を賭けてまでする仕事ではないと言われ、結婚するとき周りに反対されて転職したという例も多くある」と説明した。

その上で、このリーグの趣旨について、「しかし、毎日ワクワクして仕事ができる業界にしていくのが、我々の務めであると思っている。ホールで働いていることに、自信と誇りを持てる業界にしたい。皆の力を合わせれば、必ず業界は変わる。もっと皆が元気になれるように、もっと業界がよくなるように、我々はこの活動を続けていく」と、力強く2000人の観客に向かって宣言した。

この宣言には、大きな力がこもっていた。まさに、「ぱちんこ情熱リーグ」が目指すものすべてが、この言葉の中に含まれている。いわば、“ホールからの業界改革”の狼煙(のろし)である。結果は着々と出てきているし、その輪も大きく拡がってきた。その証拠に、今回のスペシャルコメンテイターにも、多彩な顔ぶれが集まった。参考までに列記しておこう。

写真キャプション=スペシャルコメンテイターとなったNPO法人大阪維新会の大橋正伸理事長


①加藤英則氏……PCSA・代表理事
②藤田宏氏……㈱エンタテインメントビジネス総合研究所・代表取締役
③増田伊三郎氏……一般社団法人サービスマイスター協会・代表理事
④大嶋啓介氏……㈲てっぺん・代表取締役
⑤大橋正伸氏……NPO法人大阪維新会・理事長
⑥大山峻護氏……総合格闘家

写真キャプション=観客に対して自己紹介を行なう総合格闘家の大山峻護氏


業界をまたぐ連携も誕生しそうな雰囲気だった。さらに、㈱MS&Consultingによるモニターチェックシートの説明が行なわれ、いよいよ5ホールのプレゼンが始まった。その模様については、各ホールごとにこれから5回にわたって紹介していくことにする。点滴の効果も次第に弱まってきたので、今回はこのあたりで失礼したい。(佐渡屋太郎)

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「ぱちんこ情熱リーグ」決勝大会で思ったこと【佐渡屋太郎-vol.212】

写真キャプション=取材の前に決勝大会のあった阪神尼崎駅前で開催されていた「さつき盆栽展」を見に行ってしまった


いまは11年6月6日(月)の19時47分。嵐のような月末から月初にかけての“取材ラッシュ”が終わり、久しぶりで静かな夜を迎えている。パチンコのホール組合の総会取材、月末締切りの取材と原稿書き、さらに懇親会、飲み会、懇親会、飲み会の連続だった。その間、懐かしい友人の何人かとも飲むことができたのが、最大の収穫であった。

月末にはこんな状態で原稿が書けるのだろうかと思った時期もあったが、気が付いたら期限内にすべての原稿を送っていた。多分、昔の友人と飲むために、懸命になって原稿を書いたのが勝因だったと思う。“やればできる”ことを実証したが、こんなことは1年に1回くらいしかできない。

その間、懇親会や飲み会で某大手ホール企業社長の覚醒剤使用容疑による逮捕、某組合幹部による資金の不正使用疑惑、某コードの偽造ならびに不正使用など、いろんな事件の背後情報も聞いた。相変わらず、ネタには困らない業界であることを痛感した。こんなことが業界にとっての“負のイメージ”として、一般市民に蓄積していくわけだ。そんななかで6月2日(木)、兵庫県尼崎市で開催された「第2回ぱちんこ情熱リーグ決勝大会」の取材に行ってきた。

写真キャプション=大会コンペの前に披露された「よさこい踊り」のパフォーマンス


そこでホールスタッフたちの懸命な頑張りを見ると、複雑な思いに駆られてしまった。果たしてこの業界は、若き人たちの夢や希望を叶えられる“土壌”足り得るのか。いま放射能で汚染された土壌が問題になっているが、その観点で言えば、ホール業界という土壌は“不信感”という放射能に覆われている、と私は思う。その中で汚染された表土を必死になって掻き出し、1人ひとりの力によって、“信頼回復”に立ち向かっている姿がステージ上のスタッフたちにダブってきたのだ。

昨年は第1回の決勝大会ということで、スタッフたちの心の声や個々の頑張りの姿に感動して泣けたが、今年は不思議と1回も泣けなかった。それは今回の決勝大会が当初予定されていた3月24日(木)から、東日本大震災の影響により、6月2日(木)に延期されたことも要因の1つだろう。日程的には、各都道府県のホール組合の総会取材が続く中で、この決勝大会の取材をすることになった。その結果、ホール組合の総会における相変わらずの雰囲気と、このバイタリティに溢れる決勝大会のエネルギーの落差の大きさを、身を以って感じることになった。それが、この大会の結果を“手放しで喜べない感情”と、ホール組合の現状認識の甘さに対する“怒りの感情”を生み出したのではないかと、自分では分析している。

写真キャプション=コンペ前のパフォーマンスで、場内の熱気に一気に高まっていった


つまり、ホールにおける顧客や一般社会からの“信用回復”には、個店レベルの取組みと、ホール業界全体としての取組みの2種があると思う。“個店レベル”では、こんなに頑張っている若者たちが、ホール業界にも確かにいた。では、ホール組合の幹部は、“業界レベル”での信用回復のために、いま何をしているのか。十年一日の如く、順法営業、健全営業、組合員の一致団結と唱えていれば、この危機的な状況は打開できるのか。

“孫子の代まで続く確固とした業界づくり”を唱えるホール組合のトップもいたが、そのためには“いま自分は何をしなければならないのか”を真摯に考える必要があるのではないか。残念ながら今回の総会取材で、これらホール組合では、自ら改革を行なえないことを再確認する結果となった。組合自体が変わろうとする熱意はもとより、改革のテーマが具体的な施策として上がっていないのが現状だ。こんなことで本当にいいのだろうか。私は組合員ではないが、背筋が寒くなる思いをした。

写真キャプション=出場チームとして場内に紹介された「DAIICHI J&Z 平野店」(大阪市平野区)


“個店レベル”では、自店の顧客や立地する地域社会のなかで、“信頼されるホール”になることがテーマである。そのために、ホールスタッフたちは様々なアイデアを持ち寄り、顧客や地域社会に対するアプローチを行なっている。それは、このブログでも以前に書いた第1回決勝大会に進出した各ホールの具体的な取組みを見てほしい。

しかし、“個店レベル”では払拭できない、ホール業界全体に対して持たれている“不信感”がある。それは、前回のブログでも書いた換金問題、脱税問題、依存症問題、情報公開問題、射幸性問題などである。これらはホールの顧客よりもパチンコをしない一般市民に、“不信感”が蔓延し、定着しつつある。これはホール組合が考え、取組むべき課題である。

この“根源的な不信感”を払拭しない限り、パチンコホールの社会的認知は永遠に実現できないのではなかろうかと、私は考えている。考え過ぎであってほしいが、パチンコを非難する人は、必ずこれらの点を突いてくる。それに対し、私自身もそれらの点に関しては、抗弁できないのが現状だ。

では、これらの改革が行なえるには何が必要なのか。まず、現状に対して危機感を持っている“中心人物”がいること。次に、その危機感を共有する“仲間”がいること。それが運動体となって、もっと多くの仲間を増やしていく“機動力”があること。それらを1つの勢力として纏め上げ、既存の体制を打ち破る“結束力”があること。最後に、その改革を支持してくれる多くの一般市民との“連帯”を築くことである。

その意味で言えば、この「ぱちんこ情熱リーグ」も業界における1つの“改革”である。片や、“業界を変える”ことを目的にしているマルハンというホール業界のトップ企業もある。マルハンも次回には、「ぱちんこ情熱リーグ」の参戦するということを聞いたような気がする。また、精力的に活動を展開しているホール組合の青年部会長のホールも、参戦するようだということも聞いた。これらが結びついたら、1つの大きな勢力となるのではないか。こうした“既存”でも“対抗”でもない“第3勢力”が、ホール業界の現状に疑問を持った事業者や、多くの市民の力を結集して行なうのが“革命”である。

写真キャプション=出場チームとして紹介された「パチンコ玉三郎亘理店」(宮城県亘理郡)


今日は怒りによって、だいぶ酒が進んでいる。ここからは私自身の“妄想”であることを先に断っておく。その“妄想”によれば、“ホール改革”の次には必ず“業界改革”が来る。それはいまあるホールの根源的なあり方を変えない限り、ホール自体の社会的な立脚点が確保できないからだ。では、その指針はどこにあるのか。それは、一般市民や顧客が求めるような“パチンコホール”になることである。一方、それでは営業的に成り立たないという声が聞こえる。しかし、そうした声による営業的に成立するホールが、これまでどれだけ多くのパチンコファンを殺し、逃がしてきたのか。そのことをまず認識して欲しい。

もう、そろそろ考え方を変えてもいいのではないだろうか。これまで、何回も失敗を繰り返したのに、なぜ分ろうとしないのか。それは、根本の考え方が間違っているからだ。たとえば、こんなパチンコファンの声もある。私の飲み友達のおっさんは、「パチンコ屋が変な調整をして、俺から金を巻き上げる権利がどこにあるのか」と息巻いている。それに対して私は、「パチンコ屋は玉の出ない機械を、出るように調整している」のであると説明してきた。しかし、おっさんは本当の確率で勝負をしたいと思っているし、さらにパチンコ屋に対する根強い不信感を持っている。これは実に深い意味を持っていると思う。

私自身の考えでいえば、パチンコホールは、そろそろ“パチンコ屋”に帰るべきだと思っている。社会の認識や要望もそこにある。その実像に迫りたいと思ったが、今日はだいぶ書き過ぎている。決勝大会後、一緒に飲んだ昔の仲間に言わせると、このブログは記事が永いから、誰も読まないそうだ。そういえば、読む人のことを考えて書いたことはあまりない。自分の考えを整理することと、そのとき起きたことを忘れないようにするための備忘録として、このブログを書いている。お陰で、自分が思ってきたことが、だんだん明確になってきた。

写真キャプション=見事、「パチンコホール日本一」の栄冠に輝いた「JOY STAGE」(愛媛県)のプレゼン


今回の妄想も、実は究極の結論に至るはずだった。しかし、今日は飲み過ぎて、これ以上のことを書く元気がなくなっている。パチンコホールはとても面白く、奥深い存在であるとつくづく思う。そして多くの人を、あるときは救い、あるときは奈落の底に落としてきた。存在は必要だが、その存在に運用する側が負けている。これが私の正直な感想である。だから、パチンコホールの存在意義について原点に立ち返って考えたら、今のパチンコホールがいかに、“歪んだ存在”になっているかが見えてくる。パチンコファンを喜ばせるために、パチンコホールはある。それでなかったら、存在する意義はない。そこにあるのは、ホール経営者の“エゴ”以外の何ものでもない。

さらに、パチンコファンを喜ばせられなくなった原因を本気になって考え、変えていこうとする人が実に少ない。皆が他人事のようなことを言っている。その結果、本当は分かっていないのではないかと、ここ数年で思い知らされた。ホールや業界を変えるためには、大きな犠牲を覚悟しなければならない。だから、実行に移せないわけだ。つまり、結局は自分のことしか考えていないのである。言葉では誰もが言うが、本当にそのことを自分の問題として危機感を持ち、打開の具体的な方法を頭に描ける人は、一体このホール業界に何人いるのだろうか。これは実際に苦労して現場を変えてきた人でないと、その必要性と顧客の気持ちは分らない。その数少ない改革の“中心人物”を酔った頭で描いているが、それら行動力のある若手に期待したい。

ぱちんこ情熱リーグ」の決勝大会の件については、次回にきっちりとした形で書きたいと思う。今は業界全体に対する思いが複雑に絡み合って、書く気がしない。ただ、今回の記事に入れる写真がないので、次回の前フリとして決勝大会の写真を入れておくことにする。(佐渡屋太郎)

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