遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』

パチンコ業界情報なら遊技租界!最新!本日のパチンコ業界ニュースからパチンコ業界の製品情報まで話題満載ブログ!

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

昭和のパチンコ博物館、えびす会館に行ってきた。【ナイトウ龍司-其の八拾参】

写真キャプション=昭和のパチンコ博物館、えびす会館を案内する看板 今日は4月25日(日)、先週は1週間4月とは思えないほどの寒さだった。

今回の話は、17日(土)に前々から興味になっていた、えびす会館に行ってきたので、その事を書こうと思います。

そもそも、このえびす会館については、以前に佐渡屋兄貴から聞いて知った。

えびす会館では旧名機のパチンコ機を博物館というスタイルで展示しながらも、自由に手で触れてしかも遊技できるとはすごい事だと思っていた。

そのえびす会館の当主である”ゆきちさん”とは意外や、早くに出会う事になった。

さかのぼる1ヶ月前にある知人の紹介で、えびす会館に行く前に”ゆきちさん”と出会える事になった。

その時は知人の紹介のもとで、3人で飲みに行き。 知人が所用で先に帰った後で再び2人で朝まで飲みながら色々な事を話した。

話していると、ゆきちさんのパチンコ業界に対する真剣な情熱がヒシヒシと伝わってきた。

その時にゆきちさんから「実はもうすぐ、えびす会館をリニューアルするんですよ!是非、オープニングに遊びに来てくださいね」と言われ、とても嬉しかった。

その後、4月3日(土)に、えびす会館はリニューアルオープンし、大盛況の様子だった。

当日、私は私用で行く事が出来ず。とても残念だった。

しかし、翌々週に時間がとれたので、昼過ぎに待望のえびす会館に訪れた。

えびす会館はテナントビルの7Fにあり、1Fの入口に案内の看板が立っていた。

エレベーターに乗って、7Fの入口からえびす会館に入場し、受付で挨拶をすると中にいたゆきちさんが出向いてくれた。「あっ、来てくれたんですね!今日はゆっくり見て遊んで帰ってくださいね」と言われ、中で機種を案内する店長の親方さんやスタッフの方達を紹介してくれた。

中では、店長の親方さんから「遊技租界!いつも拝見させて頂いてますよ!」と嬉しい応援を頂いた。

えびす会館の中の様子は、思った以上にスペースが広い事に驚いた。

1フロアーを利用しているので、奥に個の字型で構成された島も本格的で、台間もゆったりとして機械台も友の会会員様からの提供(寄付・無償貸出)してもらっているというが、とても整備された。状態の良さだった。

昭和のパチンコ博物館という名の通り、私も旧名機を見入ってしまった。

懐かしい機械台が目白押しに並べられている。

見ているだけじゃ、もったいない!打ってみたい~ と自然と昔を思い出し、稼動する音が聞いてみたい衝動に駆られる。

打ちたい衝動の気持ちを抑えながら名機を見ていると、「ナイトウさん、打つ事も出来ますので、後でゆっくり遊んでくださいよ」とゆきちさんは言うと、私を喫茶スペースに案内してくれて、コーヒーを差し出してくれた。

「うちは、飲み物やタバコはこちらのバーカウンターでお願いしてるんですよ。会場内では機械台の保守もありますので、ご利用して頂いている友の会の会員様全員に入店時にお願いしてるんです。」という。

確かに、部品も入手困難な機械台ばかりなので、良い状態で保管するにはこの様なデリケートな注意が必要だろうと感心した。

その後、ゆきちさんとコーヒーやお茶を飲みながら、これからの業界で私達がどう展開していけるかと言う話を長い時間話し合った。

この話はとても、良かったのでまた、別の機会に書きたいと思います。

その話の合間に、新しい友の会に入りたいとお客さんがやって来た。

雑誌を見て知り来たと言われた3人組の仲の良さそうな方達だった。

ゆきちさんは自ら受付で対応し、友の会のルールを丁寧に説明していた。

3人ともゆきちさんの説明を最後まで聞き入った後、入場する際にゆきちさんは3人の方達にこう言った。

えびす会館は皆さんと共に創って行く場所です!だから、自分の家だと思っておもいっきり、くつろいで下さいね」と言った。

ここにえびす会館を運営するゆきちさんの理念があるのだな、と感じた。

その言葉の中には利益だけを求めるのではなく、何か今の業界に対しての新しい展望を期待できるメッセージにも聞こえた。

当日夕方から、私は都合で帰らなくてはならず、そのまま食事でもご一緒できればと思ったが、そのまま帰る事になった。

そして、この日にえびす会館を訪れて一番感じた事は、当日来場された友の会の会員さんのマナーの良さには非常に驚いた。

皆、思い出深い機種の前でもくもくと打ち、中で案内する店長の親方さんらとも和気藹々と和やかに話したり、とてもアットホームな雰囲気だった。

また、ゆきちさんと話している途中で、入ってきた会員さんは大阪に来る用事があったからと言って、ゆきちさんにお土産を渡したいからと、遊技もせずに立ち寄ったりするなど、学生時代のサークルの様な感覚がとても楽しく、私も今度はじっくり遊びたいなぁと心から思った。

この雰囲気は業界関係の方にも味わって貰えたらと思う。

きっと、このえびす会館を訪れる事によって、今のパチンコホールをもっと良くする為のソースが潜んでいる気がするのです。ゆきちさんの想いで、実現したえびす会館、彼の話ではまだ、序章だと言う。これからえびす会館はさらに進化させて行きたいと言う。えびす会館という、このスペースを利用して多彩に展開して行く事も、彼の話の中で伺った。とても、楽しみだ。

最後に、皆さんも一度、昭和のパチンコ博物館、えびす会館へ覗きに行かれてはいかがでしょうか。(ナイトウ龍司)

えびす会館の詳細はこちら

昭和のパチンコ博物館『えびす会館』

開館日:毎週土曜日・日曜日 開館日の確認はこちら

営業時間:10:00~18:00

入館料:¥1,800.-(ドリンク付)

アクセス:大阪市浪速区元町3丁目8-7 伍條ビル7階 詳しくはこちら

※地下鉄御堂筋線

大国町駅の2番出口がアクセスしやすくなっております。
場所が分からないなどありましたら2番出口を出られたところからお電話下さい♪

受付:TEL06(6648)8154

えびす会館のホームページはこちら




┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
スポンサーサイト

| ナイトウ龍司-業界の眼 | 02:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

豪腕に新台販売を行う機械メーカーに対する提案【ナイトウ龍司-其の七拾壱】

子供達と一緒に作った誕生日ケーキ


今日は2月21日(日)、昨日は息子の2日はやい誕生日を自宅でお祝いした。ケーキ作りも子供達と一緒におこない。誕生日会のラストは家族4人でwillのスーパーマリオ大会だった。

このスーパーマリオはまだ、2回目の挑戦だったが、かなり難しい!大人なので理屈は理解できても、コントローラーがうまく扱えない。私を残してスイスイ進んでいく子供達に圧巻された。

さて、今回の話は機械メーカーの話で、先週も関西の某エリアである人気機種の導入でもめている話を耳にした。

内容はその機種を先行導入したいという理由から、メーカーの言いなりに機暦購入していたホールが、最終的に本命機を先行導入2週間後にしか導入できないとなってメーカーになぜ、その様な事がおこるのか?という話。

当然、先行導入できるホールが存在しているから、出来ないホールが不満をぶち上げてこの手の話が拡がってしまうのですが、なぜ、その様な事が・・・起こる事自体が独禁法に引っかかっているのでは?と疑問にも感じてしまう。

いつまで経っても、機械メーカーのホステス営業は止まらない。お客を期待させて、買わせて、買わせて、最後はどう転ぶかわかりません。というやり方は恐ろしい。メーカーの担当営業マンも不憫に思う。

商売とは信用を付けてから進展していくはずが、信用を積み上げては会社の指示で客の期待を裏切る方向を取らなくてはならないのだから、真面目な営業マンならやり切れなくなるのではないでしょうか。

ここで一つ言いたい事は、私も機械メーカーや販社の友人が結構いるが、末端の営業マン達の苦しみも聞いているからなのです。 メーカー自体が儲かっても営業マン達のリターンは希薄で、機械が売れないとリストラばかり、残っている営業マンは辞めていった営業マンのシェアを引き継ぎなんとか結果を残している。

まるでどっかの保険業界みたいな営業スタイルなってしまった事もメーカーは気づいてないのでしょうか?

メーカーの役員の方達にも気付いて欲しいのです。昔みたいに簡単にホールが機械を買ってくれてた時代ではない事を・・・ そう例えるなら、今の機械1台は昔の5台分ぐらいの値打ちはあると思います。

もっと、今の現場で働く営業マン達の事も人間ですし、生活もあるのですから、大事に考えてあげて欲しいと思います。

まぁ、そんな話題が出た先週に、私は関西のあるパチンコ店の本店の店長と面談していた。

その時の会話の中にも、その話題が出てきたが店長いわく『確かにそのCRパチンコ機は欲しいですよ。しかし、先行導入して規定台数や機暦購入等を全て行って買ったとしても、長く使える機種として残るかは疑問ですね。勿論、機械は購入していますが、先行導入もうちは必要ないですし、台数も扱える分だけでいいのでとメーカーの担当者の方にはそう言いました。』との事。

その理由を店長はこう考えている。いくら人気のCRパチンコ機でもMAXタイプではお客様の稼動がどこまでついてこれるか不安だと言う事だった。

それには、現在も増え続けている低貸(円パチ)店舗の影響もおおいにあると言っている。

その店舗の近隣ホールもここ1年足らずでほとんどのホールが低貸(円パチ)営業を導入したらしいが、皆当初は稼動は上々でいけると踏んでいたらしい。

しかし、低貸し営業の中でも様々な競争が始まり、今では0.5円まで導入されているホールも現れたというが、商売ベースの数字としては厳しいと、その店長は言う。

円パチは利益ベースで運営して行くのは非常に難しいですね。円パチを4円のペースで新台入替えをしていく事は不可能ですし、ましてやその円パチ営業で4円の利益なんてありえません。円パチ営業だけで安定した運営は今の所、2円以上でないとお客様をイジメル結果になりますので、うちではできるだけ円パチ営業の部分は適正台数を守って、円パチコーナーではお客様に色々な機械を楽しんで貰おうと思うので、辛いですけど正直、利益は求めていません。』との事だった。

だが、その後店長は『最近は4円の稼動が落ちてきているのも現実です。その理由に円パチで慣れ親しんだお客様が4円パチンコに戻す事は非常に難しいので、各ホール共、円パチ営業にウエイトを置いた分、今それが反動で首を絞める結果になっているのではないでしょうか?』と言っていた。

この話は以前からも、他のホールからも聞いていたが、確かに円パチと4円との差別化は運営方式だけだったのが、1年経てばその営業に副産物がついてきている様に思う。

当初はMAXタイプを円パチなら安心して、沢山の持ち玉で遊べるとエンドユーザーも楽しんでいたが、最近の円パチコーナーで長く、遊んでいる大半の人はほとんどが甘デジ機に座っている様に見受けられる。

私も体感しているが、1円パチンコでMAXタイプを1000円分買って打った後に、4円パチンコ店で同じ様に1000円分買って打った時の印象は4円パチンコ店で打つ事が怖くなる気持ちになる。

異常に玉が早く減る錯覚に陥る、お金がついて行かない。当たり前だ。玉貸しの率が違うのだから・・・しかし、解っていても・・・円パチでなれたら4円に戻れなくなってしまうのである。

この一連のホールにとっての負のスパイラルはインフルエンザの様に今後、円パチ運営に猛威をふるうのではないかと心配になってくる。

円パチインフルエンザ”とは大袈裟かも知れないが、周りに円パチ店舗が多ければ多いほど、円パチインフルに各店舗がかかるかもしれない。

円パチインフルの特徴は、併設店舗の場合、4円パチンコの稼動に影響が出て、同時にMAX,MIDの稼動にも影響する。

また、円パチ店舗では台移動がOKのホールが多いので、円パチコーナーでは売りが上がらず、INだけが上がって行く現象になって行く。 最終的には円パチ営業であっても、お客さんは換金したいので、出玉の交換率でエンドユーザーが右往左往して行く。最近の円パチ店舗を見ていると、等価ベースのエリアではお客さんが換金する事がほとんどになっているようだ。なので円パチ店といえど、換金率に関しては4円パチンコ以上に難しいと思う。換金率だけでお客様の満足度を追及するなら、利益をドンドン削っていくしか方法が無い、となって行く。

この”円パチインフルエンザ”のワクチンとなるものがあるのか?

一つは隔離と考える。現状4円パチンコで運営できているホールは、円パチ営業を導入しない事

また、併設で4円と円パチを行っているホールは設置比率の見直しが必要かも知れない。

この設置比率には、当然スロットも含まれている。

円パチ店舗が増え続ける中で、スロット設置台数が激減していると言う。

しかし、最近はスロット稼動が逆に上がり安定してきているので、減台させる理由もなく。

現状営業でキープでき、5スロ営業を導入しなくてもよいとの意見もある。

現にスタンダードに20スロに力を入れているホールはお客さんも、去年の後半からは新台だけを目当てにせず、各機種ごとに稼動を支えてくれているらしい。

そう言った流れでは、今年はスロット復調だと今後のラインナップを見ても、3000枚規制を度返ししても、私はそう思う。

そうなると、今年はまた、パチンコ(4円.円パチ)、スロットを含めての設置比率を模索していく必要があるのではないでしょうか。

過去にある、パチンコが好調なら、スロットを減台。スロット好調ならパチンコを減台する。

このやり方には昔から疑問に感じています。なぜなら、メーカーにホールが振り回されている感じがして無駄な設備の入替えばかりがホール負担として発生しているように思えるからなのです。

そう言った現状の中で、お金を産む機械を売っているメーカーはホールの事を理解しているのだろうか?と思います。

私は特定のメーカーを言うのではなく。メーカーもホールがあっての商売ですから、今、上場したり大手に君臨できたのも過去の経緯を考えれば、強いホールばかりではなく、全てのホールとの取引があったからここまで大きくなれたのではと思うのです。

私も過去にメーカーの立上げに参加しましたが、1台の機械を買って貰うのも大変でした。お客様には何度も頭を下げて無理を聞いてもらって、やっと買ってもらえた。その繰り返しでした。

それが、売れて大きくなったとたんに、大手には売ります。弱小ホールには売れません。はないでしょう。

今も、全てのホールのおかげで大きくなったと思って欲しいですね。その末端にはそのホールを支えた。パチンコがただ、好きで打っているファンのエンドユーザーの存在があるのですから。

途中、”円パチインフルエンザ”と言いましたが、茶化して言う気は無いのです。むしろホールが円パチ営業までしなくてはならなかった事に、機械メーカーは何も思ったり、感じたりする事は無いのかと思うのです。

機械メーカーのやりたい放題は、ホールだけではなく、設備・部備品等の他の業界関係にも影響が被ります。

金が無いから、機械代以外は捻出できない。その様なホールからの声をもう3年くらいは我々、機械メーカー以外の関連業界は我慢しているのです。

それでも、ホールがうまく行けば、いつかは・・・と期待して応援していますが、今でもこの現状です。

機械メーカーが、協力して頂けるのなら、”円パチインフルエンザ”に対するワクチンは、タミフルみたいに存在するのです。

それは機械代を単純に見直しして安価に提供すれば済む事です。

具体的には、前にも言った。円パチでは円パチ用の機械を作り、液晶なども高価な物を導入せず、セグだけの演出でも、役物のアクションの面白さや釘の流れで楽しませるなどのソースを昔の名機を見直してリバイバルしても、今のエンドユーザーは理解してくれると思うのです。

また、全ての新台に言える事は、版権起用をできるだけ避け、材質のコスト削減や、特に販促費用の見直しは徹底すべきだと思います。

パチンコ番組などは番組のスポンサーとしてホールや販社が提供していますので、別として機械メーカーがTVで新台CMを流すのはどうかな?と感じます。 ただで、CMを流せる訳ではないのですからエンドユーザーも皆、気が付いていると思うのですが・・・

CMを流すお金の分を、メーカー営業担当者のインセンティブや協力販社に対する手数料を引き上げる方が、よっぽど周りから応援を頂けると思うのですが・・・機械のCMを流すのはメーカーではなく、ホール側に任せた方が良くはないでしょうか? だって、一般の方が直接CMを見てメーカーに行って機械を購入する事はできないでしょう。

お金の話ばかりになっていますが、機械メーカー以外の物販業界は皆、現状のデフレ価格に対応しています。

もう、そろそろ機械メーカーの方々も協力して頂けないでしょうか?

一方だけ儲かっても、それを吸われ続けているお客さん達が衰退していけば、いずれ自らにも降りかかってくると思います。

前回、佐渡屋兄貴の記事にあった。えびす会館のゆきちさんではないが、パチンコ機の本来の姿を原点回帰で見直す時期が今ではないのかと、本当に思ってしまう。

最後に、軽く書こうと思ったが、熱くなってしました。ナイトウ龍司でした。(ナイトウ龍司)


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

| ナイトウ龍司-業界の眼 | 17:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「えびす会館」からの提言(その3/ホール篇)【佐渡屋太郎-vol.167】

写真キャプション=小学校の校庭で咲き出した「紅梅」の花


 いまは2月14日(日)の17時25分。やっとパチンコ雑誌の3月号が終わった。今日はホームセンターで「ガーデニング」のコーナーを見てきたが、梅も咲いていて何やら“春の兆し”を感じて嬉しくなった。いまベランダで寒さに耐えている植物たちに、もう少しの辛抱だと声を掛けてやりたい。春はそこまでやってきている。一方、私は来週からまた取材で忙しくなる。だから今のうちに、このブログの記事を書き溜めておきたいと思って、この記事を書き始めたわけである。

 さて、テーマは「えびす会館」の3回目で、今回が最終回となる。これまで「ゆきち」さんの、業界全体と遊技機(メーカー)についての提言を紹介してきた。この件に関しては、一部のメーカーで“平台”を販売する動きもあるようだ。名機が出現するまでには、ある程度の時間は掛かるだろうが、古きパチンコの愛好家にとっては朗報ではないだろうか。この動きを応援していきたい。

 あとは、それらの台をホールが導入するかどうか。さらに、それらの台を育てていくような営業形態や営業方針を取るのかどうかという問題もある。これは販促も含めて、1つの“ムーブメント”にしていけば、とくにオールドファンはある程度の反応は示すのでないだろうか。逆に、今の「遊パチ」が本当に“遊べるパチンコ”になっているのか。さらに「低貸」が本当に“遊べるパチンコ”なのか。ここのところをファンの動きを見て検証していかないと、さらに間違った方向への“迷走”が続くことになる。

 このあたりは、先日セミナーに行って面白いデータを聞いてきたので、回を改めて遊技機とファンの現状について考えてみたい。ただ、パチンコファンの大幅減少は、メーカーだけの責任ではない。現場で顧客と直に接しているホールにも、何らかの問題はあるだろう。では、ホールにはどのような問題点があるのか。

 ホールの店長や釘師として実状を見てきた「ゆきち」さんには、ホールに対する提言もある。その点については、「たとえば、ホールで1000万円の売上があるとしましょう。そのうち、900万円を客にいろんな形で返し、残りの100万円をホールの儲けとしています。これは繁盛店でも非繁盛店でも、その比率にそれほどの差がないのが実状です」と分析した。

 その上で、「ただ、その返し方に問題がある。非繁盛店ではその返し分を、常連客ではなく、パチプロやゴロに取られている。だから、客数が減っていくことになる。それはホールコンピュータの数字ばかり見て、現場を見ていないからです。現場で顧客の顔ぶれを絶えず見ていれば当然、気付くはずの問題です。ホールにはもっと自店の顧客を見てほしい」と問題点を指摘した。

写真キャプション=淡路島の由良から撮った「紀淡海峡」に浮かぶ友ヶ島とその向こうに横たわる紀伊半島


 さらに、非繁盛店は言い訳ばかりで、自店における問題点の追究を怠っているケースが多い。また機械頼みで、人気機種が出てくることで、やっと経営を維持しいているホールも少なくない。これでは自店の顧客が何を求めているかなど、なかなか知ってもらうことはできない。結局、目先の利益に走り、売上至上主義で営業を展開することになる。しかしその結果、多くのファンがホールを去っていくことになり、ホールも全盛期に比べて6000店も減少してしまった

 こうしたホールとメーカーの現状を見ると、パチンコ業界全体の将来に“危機感”を覚えるのは、何も「ゆきち」さんばかりではない。業界内にいる人たちも、それは十分すぎるほど身を以って感じているはずだ。しかし、そうした業界に対し、「ゆきち」さんは、「パチンコ業界は、何につけても人の所為(せい)にし過ぎだと思う。ファンの大幅減少に対しても、メーカーはホールの所為にし、ホールはメーカーの所為にする。では、ファン減少の解決に向けて、誰かいま動いているのでしょうか。業界がこれだけの事態に陥っているのに、その動きがなかなか見えてこない」という厳しい指摘をした。

 実はここで指摘されたいろいろな点は、何も目新しいことではない。以前から、業界内でも囁かれていたことばかりである。しかし、それらは大きな流れになることはなかった。半ば黙殺された状態で、パチンコ業界は売上至上主義で突き進んできた。その結果、ホール、メーカーとも、ファンの“離脱”という大きな壁に直面している。

 しかし、いままで黙して語らなかった熱烈なファンが、耐えられずに“声”を上げてきた。このファンの“声”を、業界はどのように捉えるのか。そして、その“声”は現状から大きな方向転換を求めるものだった。一方、いつの間にか巨大になったパチンコ業界は、一体どこに向けて疾走を続けていくのだろうか。このファンの小さな“声”は、果たしてその“巨獣”の耳に届くのかどうか。今後の推移を注目したい。

 と、パチンコ雑誌の記事では締め括った。私もほぼ「ゆきち」さんと同じ見方をしていると言っていい。業界の裏も表も知り、さらに堂々と雑誌で意見を述べてくれた「ゆきち」さんに、感謝したい気持ちで一杯だ。「ゆきち」さんの意見に賛同する業界関係者も、少なくないと思う。ホール組合の理事長などは「パチンコは身近で手頃な娯楽」と数十年にわたって、壊れたテープレコーダーのように繰り返してきた。果たして、いまのパチンコが“身近で手頃な娯楽”であるのか、実際に自分のホールに行って見てくる必要があるだろう。

 そこには、多重債務者や定職に就かないで勝ち金を求めて“その日暮らし”をする若者、少ない年金を握り締めて必死になって盤面に向かう高齢者、そしてもうパチンコを打てなくなってホールを去っていったその数倍もの目に見えぬファンたちがいるのではないか。このパチンコを愛しているファンたちに、いまホールやメーカーはどのように手を差し伸べるのか。ファンは疲弊し、ホールは半ば“鉄火場”となり、メーカーは販売台数の大幅減少に苦しんでいる。

 本当に“遊べるパチンコ”とは、どんなパチンコのことを言うのだろうか。果たしてファンは、射幸性だけを求めているのだろうか。射幸性だけを求めていったら、パチンコやファンはどのようになるのだろうか。ファンに支持され、信頼されるパチンコ業界になるには、どのようなことが必要なのだろうか。そしてこんな分かりきったことを、いつまで叫び続けているのだろうか。

 この“堂々巡り”の連鎖を断ち切るためには、ホール、メーカーそれぞれの立場で、ファンの“声”に相対(あいたい)して、それに応えていかなくてはならない。ファンの“声”を無視していては、この業界自体の存在意義がなくなる。ファンの方がこの業界のことがよく見えていると、近頃つくづく感じる。このまえ、某団体のセミナーでいま注目されているメーカーのトップ開発者の話を聞いた。自分たちが蓄積したノウハウで必ず、パチンコやパチスロを立ち直らせることができると明言した。

 その話を聞いて、愕然とした。いろんなファンの調査データも見せてくれたが、この人たちは、3000万人もいたファンがなぜ1500万人になり、いまのファンがどのような生活をしながらパチンコやパチスロを打っているのかを分かっているのだろうか。「ゆきち」さんは「サルがヒトになるものが、イヌになってしまった」と言った。佐渡屋太郎に言わせれば、「サルがヒトになるものが、激しい欲望の放射能を浴び、“キングコング”になってしまった」と言いたい。その“キングコング”はファンという食物を食いつくし、飢餓状態に陥っているのではないか。

 日本政府も「デフレ宣言」をした。ファンの懐(ふところ)も寂しくなっている。そのなかで“庶民の身近で手頃な娯楽”は、どのようなものであらねばならないのか。本来、パチンコは不況に強かった。不況のストレスを、パチンコが癒してくれたからだ。いまのパチンコは、ファンを癒すことができているのだろうか。そして、ファンたちの生活から“乖離”してしまったパチンコの“暴走”を、果たして誰が止めるのだろうか。では、今回も優しく懐かしい往年の“名機たち”を眺めながら、久しぶりとなった記事を終えることにしよう。(佐渡屋太郎)

「元祖!わに道楽」(1992[平成4]年、ニューギン、ラウンド数=15R、賞球=10&8&5)


「元祖!わに道楽」(1992[平成4]年、ニューギン、ラウンド数=15R、賞球=10&8&5)

●ワニがモチーフのコミカルな羽根物。賞球が5&15で、V入賞しやすい「遊べる」台です。遊びやすい羽根物の中でも、ダントツの遊びやすさで、当時貧乏だった店長はよくお世話になったものです。当時、流行った「ウォーリーを探せ」をパク……参考にしたのかどうかは定かではない(笑)。

「トリプルパワー」(1992[平成4]年、三共、ラウンド数=-、振り分け=-、賞球数=ALL 10)


「トリプルパワー」(1992[平成4]年、三共、ラウンド数=-、振り分け=-、賞球数=ALL 10)

●三共から販売されたチューリップ台。賞球オール10。中央のクルーンの左奥なら左端、右奥なら右端、そして手前に入賞すると、下段の5つのチューリップが全開放! さらに手前の穴に入賞と同時に「静かな湖畔」の曲が流れるので、名機「スーパーコンビ」の気分がちょっとだけ味わえます(笑)。一気に開くチューリップが爽快で楽しい台です。

「ピンボール」(1993[平成5]年、京楽、大当たり確率=1/235、賞球=7&15 [権利物])


「ピンボール」(1993[平成5]年、京楽、大当たり確率=1/235、賞球=7&15 [権利物])

●メインデジタルに0~7がぞろ目で大当たりします。大当たりが発生したら、上部にあるチューリップに玉をたくさん入れて下さい。さらに3と7絵柄は、前後の数字で停止しても大当たりとなります。この機種の最大の面白さは、大当たり後の1回転目にあります! 中出目が奇数で停止すると確変になり、次回の大当たりが確定します。大当たり終了後は、気合を入れて中デジタルを凝視して下さい(笑)。

「ファインプレー」(1994[平成6]年12月、マルホン工業、ラウンド数=1R or 7R or 15R、振り分け=1:1:1、賞球数=5&15)


「ファインプレー」(1994[平成6]年12月、マルホン工業、ラウンド数=1R or 7R or 15R、振り分け=1:1:1、賞球数=5&15)

●後の主流となるデジタルでのラウンド振り分け機能を搭載。玉の動きを目で追える磁石を使った回転体役物を搭載。一時期はどのホールにも設置された羽根物界の大人気機種。野球をモチーフにしたゲーム性はセル盤と役モノで表現され、センター部分にはホームラン、その左右の部分にはヒット。磁石があるホームランに玉が付くと、高確率でV入賞します。

「アレックス」(1994[平成6]年、まさむら遊機、確率=1/165、確変率=3/9、ラウンド数=16R、賞球数=6&13)


「アレックス」(1994[平成6]年、まさむら遊機、確率=1/165、確変率=3/9、ラウンド数=16R、賞球数=6&13)

●まさむら遊機から発売された確変搭載の権利物。確率1/165(確変中1/16.5)、確変率3/9、2回リミット。大当たり時に横のランプの『上から1or4or7個目』のランプ(●の上のランプ)は消えると確変に突入します。確変時にはデジタル上のLEDが時計廻りに回る。単純だが奥が深く、関西を中心にヒットした。

「ヘブンブリッジ」(1995[平成7]年、ソフィア、ラウンド数=3R or 8R or 15R、振り分け=1:1:1、賞球数=5&10)


「ヘブンブリッジ」(1995[平成7]年、ソフィア、ラウンド数=3R or 8R or 15R、振り分け=1:1:1、賞球数=5&10)

●左右に動く橋の役物が特徴的な羽根物。右が天国、左が地獄を表している。右側に行った玉が、手または足に挟まれるとV入賞。ラウンド振り分けは3、8、15ラウンド。橋が右に傾く瞬間を狙い打つ攻略法が存在しました。ここは打ち止めOKなので思いっきりやったってください(笑)。

「ミサイル7-7-6D」(1996[平成8]年、メーカー名=DAIDO[現ビスティー]、通称=一発台、賞球数=ALL 15)


「ミサイル7-7-6D」(1996[平成8]年、メーカー名=DAIDO[現ビスティー]、通称=一発台、賞球数=ALL 15)

●クルーン搭載の普通機。クルーンに入った玉が手前の穴に入れば大当たり。大当たり出玉は4000~5000個。チューリップの連動により出玉を増やすことが出来る。クルーンの中で玉が回っているときの興奮は、筆舌に尽くしたいものがある。手前に落ちる瞬間は至福の瞬間です。玉の動きにどうぞ身悶えて下さい(笑)。

「大工の源さん」(1996[平成8]年、三洋、大当たり確率=1/369.5、確変割合1/3(2回ループ)、大当たりラウンド&カウント=16R/10C、賞球=5&10&15、時短=高確率状態で連続2回目の通常大当たり終了後100回転)


「大工の源さん」(1996[平成8]年、三洋、大当たり確率=1/369.5、確変割合1/3(2回ループ)、大当たりラウンド&カウント=16R/10C、賞球=5&10&15、時短=高確率状態で連続2回目の通常大当たり終了後100回転)

●説明不要の爆裂CRデジパチ。確率1/369.5(設定1)で、3・5・7・源・ハッピが揃うと、2回ループの大当たりとなる。また、高確率状態終了後も100回は時短機能が働くため、その間にもまた大当たりを引き当てることもあり、爆裂機の代名詞となった。さらに、様々なオカルト打法もこの機種から語られるようになり、「3源源」などのリーチ目?がまことしやかに囁かれたりした。


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 04:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「えびす会館」からの提言(その2/遊技機篇)【佐渡屋太郎-vol.166】

写真キャプション=葦が燃えて炎に包まれた淀川の河川敷


 いまは2月4日(木)の19時25分。飛び込みの原稿がやっと終わって、パチンコ雑誌の3月号にそろそろ入る時期となった。明日以降は取材が続くので、ブログの記事はいま書いておくしかない。というわけで、テーマは「えびす会館」で決まっている。しかし、前回は本文とパチンコ台の説明文が入り混じって、読みにくいという失敗をしてしまった。そこで今回は、遊技機の写真と説明文は本文の後ろに固め、本文を読んだあとに古(いにしえ)の名機の姿を存分に堪能してもらうことにした。

 しかし、そうなると本文中の写真がなくなる。そこで今まで撮り貯めてあったものを、2点ほど掲載することにした。1点目は、昨年末に撮った淀川河川敷の火事の写真である。消防車のサイレンの音がしたので起きて外を見たら、河川敷を埋め尽くしていた葦(ヨシ)などの枯れ草が激しく燃えていた。野焼きでもしているのだろうと思ったが、どうも違うらしい。消防車が6台くらい集まってきたが、消防士は慌てることなく、火の動きを見ていた。

 そして、ある程度のところまで火が拡がると、水を掛けて延焼を抑えていた。Y嬢に聞いたら、河川敷ではよく自然発火による火事が起こるという。“焚き火好き”の佐渡屋太郎にとっては、堪(こた)えられない対象であった。大きな炎が狂ったように渦巻く迫力は、火の底知れない力を感じさせた。これが民家であったら悲惨さが伴うが、河川敷は野焼きの感じで、のんびりとした風物詩のようであった。随分と長い間、川原で怒り狂う火を眺め、“拝火教徒”の心は十分に満足した。

写真キャプション=山の斜面で健気に花を咲かせた「灘黒岩水仙郷」のスイセンたち


 もう1点は、1月22日から行った淡路島で撮った「スイセン」の写真である。“淡路島1周旅行”の報告は、回を改めてしたいが、今回はその“さわり”だけを載せることにした。若いときからいろんな国を放浪しながら、いろんなものを見てきたが、この「灘黒岩水仙郷」のスイセンは凄かった。傾斜45度の海辺の山肌に、何と500万本の野生のスイセンが群生しているのだ。海や空の“青”とスイセンの“白”との対比と、山肌に張り付いて花を咲かすスイセンの健気さに感動した。

 さて、前フリはこれくらいにして「えびす会館」に突入することにしよう。今回は「遊技機篇」である。果たして、業界の表も裏も知っている「ゆきち」さんは、いまのパチンコの機械に対して、どのように思っているのだろうか。前回、「いまパチンコはたとえばサルからヒトに進化すべきものが、イヌのようなまったくの別物になった」という衝撃的な発言を紹介した。では具体的に、これはパチンコのどのような変化を指しているのだろうか。

 その点について「ゆきち」さんは、「そもそもパチンコはゲームだった。ゲームを楽しむために、多くの人はホールに通った。それがいつの間にか、パチンコをギャンブルとして楽しもうとする人が多くなった。その結果、パチンコは“マネーゲーム”になってしまった。昔は1000円か2000円で遊べた。それがいつの頃からか、ゲームからギャンブルになり、その間にパチンコを止めた人も多くいたし、客層自体も変わっていった」とこれまでの経緯を振り返った。

 もちろん、「ゆきち」さんは“ゲーム派”だ。では、ゲームとしてのパチンコの面白さはどこにあったのだろうか。その点に関しては、「パチンコの原点は“釘と玉”で、玉の動きがパチンコ本来のゲームとしての面白さだった。それがいつの間にか液晶が大きくなり、玉が入るのを待っているだけになってしまった。これでは当たったときの本当の喜びが感じられない」とその不満を語った。

 そうした状況になった背景には、釘の調整技術の低下という問題もある。「メーカーがホールの調整技術に合わせるようになった。また、メーカーでも釘の設計ができる人が少なくなってきている。その結果、パチンコは確率だけのゲームになった。しかも、回らない、当たらない、出玉が少ない。打っていて、どんどんストレスが溜まってくる。そんなことをしている間に、1番パチンコを愛していた客が離れていってしまった」と分析する。

 さらに機械の複雑さという問題も浮上するようになった。この点に関しては、「近頃、ホールでおばあちゃんの姿を見掛けないようなった。その原因は、機械が複雑になってきたからだ。その結果、まずおばあちゃんが付いていけなくなった。パチンコは単純だからこそ、面白かった。逆に、複雑になることによって、どんどんファンを減らしている。そしてパチンコは、“コア”な人たちだけのものになった。低貸でファン層を拡げようとしているが、機械を変えない限り、本当にパチンコを好きだった人たちは戻っていかないと思う」と結論を述べた。

 ただ、「ゆきち」さんは、遊技機規則もあり、昔のような遊技台を現在では作れないことも十分に分かっている。しかし、その流れを少しでも変えられないかと考えている。さらにその前に、本来のパチンコの面白さを望んでいる人たちがいることを知ってもらいたかった。そしてその声を、何とか遊技機メーカーに届けたいと思っている。

 たとえば、メーカーがファンアンケートをすると、“コア”なファンが意見を述べることが多い。去っていったファンには、アンケートも回ってこないケースがほとんどだ。そこで同志の声を集めようと、この活動に踏み切ったという経緯もある。

 ここまでは、パチンコ雑誌の2月号に書いたことをほとんど転載した。すでにその雑誌の発行となり、読んだホール関係者からこの「パチンコ友の会」の会員になりたいという反応もあった。「ゆきち」さんではないが、私も果たしてパチンコはこれからどこへ向かって走っていくのだろうかと考えてしまう。先にパチンコ業界の“堂々巡り”について書いたが、その延長線上にこの記事もある。

  パチンコは“コア”なファンを道連れに、ますます狭くなる穴に嵌まり込んでいこうとしているのではないか。マニアックで若者狙いの開発テーマもあっていいだろう。しかし、その支持者はどんどん減っている。なぜ、減っているのか。果たして、不況だけが原因なのか。そこをもっと真剣に具体的に考えないと、業界自体が「ハメルーンの笛吹き男」に出てきたネズミの大群のように、欲に駆られて川の中に突進していくような感じがしてならない

 一方、私はいまの“コア”の顧客はどのような生活をし、どのように投資資金を捻出し、どのような気持ちでパチンコを打っているのかを、もう1度、検証してみる必要性を感じている。それらファンの上に、パチンコ業界は存在している。では、業界の存在の土台となるファンは、果たしてどのような基盤の上に立っているのか。ここを考えてみないと、すべてが“砂上の楼閣”になってしまう危険性もある。はっきり言うと、今のパチンコファンは、精神的にも資金的にも疲弊し切っている。その結果、パチンコは打ちたくても、打てないものになってきている。

 逆に、それらファンの実態をもとに、業界の具体的なあり方を検証してみるのも興味深い。たとえば商品の価格は、製作費や経費、販売費を積み上げて決定される。しかし、ある企業ではその商品をいくらで買ってもらえるかを調査し、その価格内で商品を作る努力を行なっている。その後者の方で、パチンコ業界を検証してみたら、一体どのようになるのだろうか。

 つまり、現在のファン数と平均投資額を基にしたら、ホールの適正利益はいくらになるのか。その適正利益をもとにしたら、遊技機にかける費用はどのくらいなのか。その遊技機費用をもとにしたら、遊技機の1台あたりの価格や年間の入替数は何回になるのか。そして、その遊技機価格や入替回数は、現状とどのくらい格差があるのか。こうした顧客の側から発想した価格や利益設定を検証してみると、業界の現状が浮き彫りにされていくと思う。

 メーカーは1台でも多くの遊技機を売ることを考え、ホールはより多くの顧客を呼び、1円でも多くの売上を上げることを考える。これは商売だから当然だろう。ただ、メーカーがこんなに“高い価格”で遊技機を売ったら、ホールやファンはどうなるのか。ホールが“高い粗利”や“低い勝ち率”を設定したらファンはどうなるのか。そして、メーカーとホールがそんなことを続けていたら、業界やファンはどうなるのか。そのツケが回りまわって、メーカー、ホール、そしてファンの首を締め上げているのが現状ではないか。長い目でみたら、1社、1ホールだけの“勝ち逃げ”は許されない。結局、最終的には自分で自分の首を絞めることになる。

 とにかく、この業界がファンから大きく乖離し、いままでの“暴走”への歯止めが、“自らの力”ではできなくなっているように思えてならない。その意味ではメーカー自体が、“自家中毒”に陥っている面もあるのではないか。メーカーも現在では大きな苦悩のなかにいる。いまなら“聞く耳”を持つのではないか。それにしても、大きな“舵きり”が必要な事態に直面しているのは確かだろう。冒頭に掲げた“火事”の写真が、何か象徴的な意味を持ってきた。(佐渡屋太郎)

SQ写真/10年2月号① 017


「ファクトリー」(1988[昭和63]年、メーカー名=平和、ラウンド数=8R、振り分け=なし、賞球数=ALL 13)
●大きな羽根と貯留部分のバネが特徴であった平和の羽根物。1チャッカーと2チャッカーでは、羽根の開く角度が全く違う。役物の中に小さな羽根があり、上がってくる時に入ればV入賞。5カウントで両サイドの貯留部分のバネが動き出し、玉を中央に集めて継続アシストをします。派手な動きと音と玉の動きが楽しい台です。

SQ写真/10年2月号① 029


「メタルX」(1988[昭和63]年、メーカー名=三共、ラウンド数=8R、賞球数=ALL 13)
●音楽が印象的な三共の羽根物。V入賞時の音が、「ギャラクシアン」のスタート時の音にソックリ(というか同じでは?)。V動作時は後ろの役物が手前に動き、V入賞をアシストしてくれます。パチンコ屋に居ながらにして、ゲームをしているような不思議な感覚になる台です。サウンドを存分にお楽しみ下さい。

SQ写真/10年2月号① 040


「ニュービッグセブンP-4」(1988[昭和63]年、メーカー名=大一商会、大当たり確率=1/236、賞球=8&13)
●初のドット表示デジパチ。初のストップボタン非搭載のヒット機種。3種類の紛らわしい「0」があり、どれが揃ってもハズレ(爆笑)。そして初のメーカー絵柄(大一)の採用と、とてもオリジナリティーに溢れる台です。オマケチャッカーに玉が流れる様子も楽しい台です。

SQ写真/10年2月号① 011


スーパービンゴ」(1989[平成元]年、メーカー名=平和、ラウンド数=8R、振り分け=-、賞球数=ALL 13) 
●その名の通り、ビンゴゲームをモチーフにした平和の羽根物。役物の中には4枚の板が斜めに付いて、常に回転している。2枚目と3枚目の間に玉が入るとほぼV入賞するのだが、稀に端から斜めに飛んできたりだとか、玉の動きが楽しい台。V動作時には、3カウントで手前の突起が隆起して玉を貯留、7カウントで解除、V入賞をアシストしてくれます。玉の動きがとても面白いですよ。

SQ写真/10年2月号① 019


「パチンコ大賞P2」(1990[平成2]年、メーカー名=ソフィア、ラウンド数=8R、振り分け=なし、賞球数=ALL 11)
●昭和のパチンコ店の店内をイメージしたソフィアの羽根物の名機。ドル箱を頭の上に持ったパチンコ店員の役物を搭載。4カウントでドル箱を頭上に掲げて、中に玉を貯留。最後に一気に貯留玉をVゾーンに向けてぶちまけます(笑)。その様子が、えびす会館の店長を彷彿させるとかしないとか……。ソフィアが誇る名機を、是非一度お楽しみ下さい!

SQ写真/10年2月号① 039


「スーパーキャノン」(1990[平成2]年、メーカー名=平和、ラウンド数=8R、賞球=7&13)
●中央のタイホウの役物が特徴的な平和の羽根物。奥の回転体の3つの穴のいずれかから役物中段に落ち、大砲の先に導かれて役物下段のVに入れば大当たり。左右に動く大砲が4カウントで止まり、継続をアシスト。なかなか中段に落ちなかったり、大砲が横を向いていたりで結構、波の荒さを演出している台です。

SQ写真/10年2月号① 014


「ジェットスピナー」(1991[平成3]年、メーカー名=平和、ラウンド数=15R、振り分け=なし、賞球数=ALL 10)
●回転体役物を搭載した平和の羽根物。新基準15Rでありながら、オール10にしたことで、比較的遊びやすい台になっています。役物が甘い部類で、気楽にV動作が楽しめる台。甘すぎて、拾い1個か2個ですぐV入賞してしまい、15R完走しても出玉が少ないのはご愛嬌(笑)。

SQ写真/10年2月号① 025


たぬ吉くん」(1991[平成3]年9月、メーカー名=京楽、ラウンド数=1 or 2 or 3 or 4 or 5 or 15R、振り分け=4:4:3:3:2:1、賞球数=6&12)
●タヌキがモチーフの連チャン羽根物。振り分けは1、2、3、4、5、15ラウンドの6種類。X、ハート、クラブ、ダイヤ、スペード、Vに対応。振り分け(4、4、3、3、2、1)でVは1/17。Vが出ると以後3回Vが続き、終了がほぼ約束されます。


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 23:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「えびす会館」からの提言(その1/業界篇)【佐渡屋太郎-vol.165】

写真キャプション=「えびす会館」が入る大阪・難波の伍條ビル いまは1月21日(木)の18時10分。昨日に続き、またブログの原稿を書いている。今回は1月4日(月)に、今年初の取材として行った「えびす会館」について書きたい。ここは“昭和のパチンコ博物館”という別名からも分かるように、古い遊技機を集めて、会員に開放しているスペースだ。場所は大阪・難波のパチンコ村の中にあり、テナントビルの1室に開設されている。当然ながら、景品交換も換金もできない。営業行為ではなく、パチンコ愛好家の“交流の場”として、ボランティアで運営されているからだ。
 
 なぜ、佐渡屋太郎がこの「えびす会館」に惹かれたかというと、そこに集まる人たちが現在のパチンコに対する批判を語ってくれるのではないか思ったからだ。いわゆる“パチンコから去っていったファンの声”である。もちろん、この会館に通う人たちは現在でもパチンコを打っているだろう。しかし、現在のパチンコに満足していたら、わざわざ古い台などを換金もできないのに打ちに行かないだろう。

写真キャプション=「えびす会館」で古き名機との遊技を楽しむ会員たち


 現実はその逆で、ここの会員たちは昔のパチンコを愛し、その面白さが忘れなれない人たちなのである。その分、いまのパチンコに失望し、ある種の危機感を抱いている。さらに、自分たちの声を何とかパチンコ業界に伝えたいと思っている。そこで、その声を聞きに行ったわけである。パチンコ業界は最盛期には3000万人のファンがいた。それがいま1500万人に半減してしまった。つまり、残りの1500万人が“パチンコから去っていった”わけだ。さらに、パチンコ業界は“顧客本位”などと言いながら、さらにファンを減らし続け、その傾向に歯止めを掛けられずにいる。

 これはいま展開しているファン減少への対策に、根本的な誤りがあるのではないか(どんな対策を講じているかも、ファンにはっきりと伝わっていないようだが……)。または、その方向性が仮に間違っていなくても、具体的な施策が大きくファンの願望と齟齬をきたしているのではないか。個人的に言えば、言っていることとやっていることが、大きく食い違っているのではないか思う。それを多くのいろんな立場の人に話を聞いて、確認していくのも重要なことではないかと思い始めた。これだけ業界が逼迫してくると、単なる“対症療法”では太刀打ちできないという危機感もある。

写真キャプション=会館内に展示品としておかれている「センターフラワー」(1960年代、三洋)  しかしその間にも、“何も言わずにパチンコから去っていくファン”は増え続けている。そして、その数は前述のように、1500万人と“巨大化”している。まさに“サイレントマジョリティ”層の形成である。その黙して語らぬ人たちに、その本音を聞いてみたかった。もっと言うなら逆の“ノイジーマイノリティ”となって、口うるさくパチンコ業界を批判してもらいたいと思った。その意味で、格好の対象が出現してきたわけである。その言い分を聞いていて、何かの胸にストンと落ちるものがあった。

 近頃、飲んでいてパチンコの話をすると、業界外の人たちの方が単純明快で問題点をいともたやすく指摘する。いわく「金が掛かりすぎる」、「機械が面白くない」、「遊び方が難しすぎる」、「インチキ臭い」、「金儲け主義」、「遊べない」などなど。実に鋭い指摘で、その1つひとつが尤(もっと)もである。逆に業界人と話すと、諦めや言い訳や変な解説が出てきたりして、何ともすっきりした話し合いができない。この業界は、ファンの不満を解消できないような仕組みを持ってしまったのだろうか。では、その仕組みとは具体的にどのようなものなのだろう。

写真キャプション=「グラマン」(1982[昭和57]年、三洋、ラウンド数=8R、振り分け=-、賞球数=ALL 13)  ●羽根物黎明期に登場した三洋物産の代表的羽根物。初代のグラマンが、電子ライターや無線で誤作動したので、それを改良した後継機種。8ラウンド。入賞カウントはなく、30秒開閉中に何個拾わせるかが勝負!。ラウンドが終わって残念と思ったら、最後の1個が入賞し、再度1ラウンドから始まる「自力ダブル」に興奮した。単音、単純な羽根の開閉ながら、ファンの多い台でした。

 考えてみれば、その仕組みは互いに入り組んで錯綜し、奇妙奇天烈な状態になっている。少し整理してみると、①ファンとホールの関係=信頼関係の崩壊、勝ち率の問題、営業形態のあり方、ファンニーズの捉え方、②ホール自体の問題=財務体質の改善、人材の接客やスキルのレベルアップ、経営方針の不安定さ、③ホール対ホールの問題=競合・棲み分けのあり方、エリア内のホール数や設置台数の問題、大手対中小の格差問題、④ホール対メーカー=遊技機価格の高騰、販売方法の不平等性、機種のバラエティの確保、⑤メーカー自体の問題=機種開発費の高騰、販促費の高騰、販売台数の減少、在庫リスクの向上など。それぞれがいくつのも問題を抱え込み、自社だけでは解決できないように問題が絡み合っている。
 
 しかし、その目標は意外とシンプルなものである。ホールは顧客から信頼され、気持ちよく遊んでもらえる場所を創ること。メーカーはホールとファンに喜んでもらえるような遊技機を造ること。現状は、この目標に近づくどころか、次第に遠のいているように感じてならない。それはホールにおいては全体的な客数の減少、メーカーにおいては遊技機の販売台数の減少として、数字上で明確に示されている。では、その状況を脱するにはどうしたらいいのか。それは、それぞれの目標を再認識して近づくようにするしかない。果たして現在のホールとメーカーは、その目標に近づこうとしているのだろうか。その意味でも“パチンコから去って行ったファン”の意見は、大きな示唆に富んでいると思う。

写真キャプション=「ビッグシューター」(1986[昭和61]年、平和、賞球=ALL 13、ラウンド数=8R  ●今なお『伝説の名機』として語り継がれる平和の羽根物。役物デザインは宇宙遊泳をイメージして作られている。この機種の面白さを上げればきりがないが、大当たりまでの役物での玉の動きが堪らなく良い。役物奥で回るローターをすり抜けた玉が、Vを目指して転がっている様は、何ともいえない喜びを感じていただけると思います。貯留解除にならなければ、右打ちでパンクを防ぐ打ち方が存在した。

 このテーマは3回を予定しているので、じっくり構えていくことにしよう。まずは、「えびす会館」の説明から始めていく。ここで遊技機を打ちたい場合は、まず「パチンコ友の会」の会員にならなければならない。特別な資格や入会金はないが、条件は「パチンコ友の会規約」と「えびす会館ルール」を守ること。そのため、簡単な面接も行われるという。詳細は同館のHPを見てもらいたい。開館日は土日のみで、開館時間は10時から18時まで。遊技をする場合は、会費として1500円を支払う。「打ち止め」は4000個で、玉がなくなったら何度でもカウンターで250玉か500玉を借りられる。滞在時間に制限はないので、閉館時間まで打ち続けることもできる。

 設置されているのは、昭和後期から平成初頭にかけて活躍した懐かしの21機種。羽根物を中心に権利物や平台の名機が並んでいる。これらの機種は会員が所有しているものを、無償で提供してもらっているそうだ。月に2回は入替も行なわれ、台上には機種説明のプレートも掲げられている。その説明を読むと“パチンコ好き”ならではの表現で面白かった。パチンコ雑誌では写真と説明文入りで全21機種を紹介した。しかし、ここではスペース的に無理がある。そこで、このブログでは1月4日時点で設置されていたものを古い順に並べ直し、3回に分けて掲載することにした。

写真キャプション=「モンスター」(1987[昭和62]年、三共、ラウンド数=8R、振り分け=-、賞球数=ALL 13) ●中央にモンスターの役物がある三共の羽根物。通常時はモンスターの口は閉じているが、V動作時は5カウントでモンスターの口が開放。V入賞口の真上に落ちて継続をアシスト。V入賞してからV動作するまでタイムラグがあるのと、入賞したと思ったら玉が突起に跳ねられるのもご愛嬌。役物の中の玉の動きが楽しい台です。

 この会館は釘師を務める「ゆきち」さんと店長の「親方」さんを中心にして運営されている。取材では「ゆきち」さんに話を聞いた。「ゆきち」さんはパチプロ、釘師、設定師、ホール店長、セキュリティ会社社員などを経験してきた人物。パチンコ業界とは20年以上も関わり、業界の内と外、さらに表も裏も知っている。その人が「えびす会館」を始めたのは、パチンコに大きな危機感を持っていたからだ。この会館で“ファンの声”を集め、それを“パチンコ業界に伝えたい”というのが、この会館を開設した目的でもあった。

「友の会」の会員に共通しているのは、古き良きパチンコを愛しているということである。逆に言うとその分だけ、現在のパチンコに対する“不満”を持っている。また、このまま行ったら、自分たちが愛しているパチンコがどうなってしまうのだろうかという“危機感”も持っている。さらに、いまの面白くないパチンコを、何とかして昔のように面白いゲームに戻してほしいという“願い”も持っている。それをどんどんパチンコ業界にぶつけていこうと、立ち上がったわけだ。

「スーパーブラザース」(1988[昭和63]年、ソフィア、ラウンド数=8R、振り分け=-、賞球数=ALL 13) ●中央に回転磁石役物を搭載した西陣の羽根物。アタッカー方式の羽根、賞球11磁石付の回転役物、そして某有名ゲームを彷彿させる盤面デザイン(笑)など、いろんな意味で西陣らしさを感じさせる代表的な台です。磁石にくっついた玉がVに導かれる様子が、非常に楽しい逸品。たまに、V手前にある突起に弾かれるにはご愛嬌。羽根物界を代表する名機を是非、一度打ってみて下さい。

 今回のテーマは、パチンコ業界全体に対する提言である。この点について「ゆきち」さんは、「釘師をしているとき、師匠から忘れてはいけないこととして教えられたのは、客があっての私たちであるということです。しかし現在のパチンコ業界は、ファンの声を無視している。その結果、ファンはどんどん減少していった。これを何とかしないといけないと、立ち上がったわけです」と語る。“顧客本位”と言いながら、熱烈なファンは実際にこのような感情を、業界に対して抱いている。このギャップは、果たしてどこから生じているのか。

 では、ファンのどんな声が無視されたのだろうか。熱烈なパチンコファンは一体、何を業界に求めているのか。それは当然ながら、パチンコの機械自体の動向に行き当たる。その点については、「今の機械が10~15年後、果たしてファンにどのように思われるのか。当然、機械自体の進化は必要でしょう。しかしその進化の過程で、サルがヒトになるべきものが、イヌになってしまった。つまり、まったく別の生き物になっている。業界にいるとき、本当にパチンコの好きな人を見ていると淋しかった。面白い台がなくなって、どんどん負けが増えていった。その思いが『友の会』や『えびす会館』に結びついたのだと思う」とこれまでの経緯を説明してくれた。

写真キャプション=「オールスターⅡ」、1988年[昭和63]年、三共、賞球=7&13、ラウンド数=8R ●バスケットボールをモチーフにした玉の動きがとても楽しい羽根物です。羽根に拾われた玉は、上段のステージではゆっくりと転がっているのに、下段ステージに落ちた瞬間傾斜に当たり、勢い良く奥にバウンドします。その様子が、あたかもバスケットボールでシュートを放っているように見えて楽しいです。役物の中での玉の動きが非常に楽しめる、釘師yukitiイチオシの台です。是非一度、打ってみて下さい。

 この会館には平成初頭までの台があることを考えると、このファン離れは1996年(平成8年)のいわゆる「社会的不適合機」の撤去と、それにともなう遊技機規則の改正が大きな契機になっているようだ。「面白い台がなくなって、どんどん負けが増えていった」人たちの気持ちは痛いほどよく分かる。そして、その人たちの多くは何も言わずに、ホールから去っていったのだろう。その悲しい後姿が目に浮かぶようだ。では、それらに人たちが具体的にパチンコに何を求めているのか。それは、次回に踏み込んでみることにしよう。乞う、ご期待と言っておきたい。いよいよ深層に入り込んでいく。(佐渡屋太郎)


┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
banner_22.gifにほんブログ村 パチンコブログへ 人気ホームページランキング
ブログランキング★まじめな話題 ブログランキング★パチンコ ブログランキング★パチスロblogramランキング参加中!
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘

| 佐渡屋太郎の徒然日誌 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。